日本人が手がけるNFTを知りたい
どんな作品NFTが人気なのか知りたい
こんな悩みを解決する記事を用意しました。
本記事では筆者が実際にNFT取引を700件以上行なった体験に、各所の最新情報を加えて執筆しています。
NFTアーティストが判明しているNFT作品は、X(旧Twitterリンク)も載せています。
記事の前半ではジェネラティブと1点ものNFTとの違いについて、後半では著名な作品や著名人のNFTを紹介していきますのでじっくりと読み進めてみてください。
1点ものとジェネラティブとは
NFTには単品作品の「1点もの」と呼ばれるアート作品と、「ジェネラティブ」と呼ばれるアート作品に分類できます。
ジェネラティブアートは、あらかじめ数パターン生成しておいたパーツや背景などをプログラミングによって組み合わせ、1枚の絵を作りあげた作品。
例えるなら1点もの=丼、ジェネラティブ=日替わり定食ですね
これにより何万通りある組み合わせから、1点モノのNFTアートが何千・何万という単位で生成できるようになります。
基本的にNFTアートは単品作品の1点モノとして価値(価格)が高い傾向にあります。
対してジェネラティブは大衆向けという位置付け・価値や価格となるものが多くあります。
ジェネラティブNFTとは?知っておくべき7つの特徴と作り方まとめにてジェネラティブNFTの作成方法をまとめていますので参考にどうぞ。
日本の1点モノNFTアート作品
はじめに国内における1点モノのNFTアートを5作品紹介します。
日本の有名NFTアーティストを紹介していきますね
CryptoNinja
日本の有名な作品として、CryptoNinjaが最初に挙げられます。
企画・運営者はTwitterフォロワー34万人以上を誇るイケハヤ氏。
忍者をテーマにした作品のクリエイターはRii2氏。
CryptoNinjaはWeb3時代のIPをめざすとして、最低限のルールを守れば誰でも許可なく二次利用・商業利用可能としています。
CryptoNinjaは東京ジョイポリスで貸切イベントを開いてます。
TheMafiaAnimals(TMA)
TheMafiaAnimalsは先述のRii2氏が自ら手掛けるNFTアート作品。
動物を擬人化し、マフィア組織を表現した作品となっています。
マフィアを構成する組員として、後述する「TMAs」というジェネラティブコレクションもリリースしています。
CoolGirlNFT
CoolGirlNFTはイラストレーターの栓氏と原案とマーケティング担当のイモト氏との共同コレクション。
「わが道を行く」がコンセプトのクールな日本女子が描かれているNFTアート作品です。
株式会社Skyland Venturesの木下氏や先述のCryptoNinjaのファウンダーであるイケハヤ氏などから高い評価と出資を受けて活動しています。
CITY BOY &CITY GIRL
CITY BOY &CITY GIRLはイラストレーターのmilk氏が2021年10月に始めたNFTアート作品。
コンセプトは「個性的な若者たち」
軽いタッチでシンプルに表現されている若者たちのNFTアート作品となっています。
次の作品オーナーはコミュニティーの投票により決定していく選挙制を基本スタイルとしています。
そのため、決して最高額入札でなくてもコミュニティーへの貢献度次第ではホルダーになれるチャンスもあります。
onigiriman’s cute girl Collection
onigiriman's cute girl Collectionはonigiriman氏による1点ものの作品集。
すべてハンドペイントで描かれた1点ものの可愛い女の子です。
onigiriman氏は、日本のNFTが立ち上がり始めたばかりの2021年9月にコレクションを作成し販売。
2022年4月には総取引高が270ETH(約1億1千万円)を突破。
別コレクションでは1晩で4,000万売りあげるなど日本初期のNFT業界を牽引した方です。
日本のジェネラティブアート
ここからは、国内のジェネラティブアートNFTを紹介していきます。
日本人によるNFTアーティストの作品はこちら。
- CNP
- CNPJ
- APP
- LLAC
- SKB
- XANA :GENESIS
- ASAGI
- VLCNP
- CNPR
- CNC
- Pixel Heroes X
- LAG
- NSM
- NTP
- TAG
- kamiyo
- NounishCNP
- TMAs
- Wafuku GEN
- NEOSTACKEY
- MEGAMI
以降で順番に解説しますね
CNP/CryptoNinja Partners
CNPは国内向けのジェネラティブとして人気・知名度・売上高トップとなるNFTコレクションです。
先述のCryptoNinjaは1点モノで高額なため、購入できない人が多数いるがそれでも活動自体を応援したい。
そんなことから、CryptoNinjaの「Web3時代のIPを作る」仲間(パートナー)として誕生しました。
メインクリエイターはコメスケ氏。
動物をモチーフにしたデザインは、22,222体いる個体全てが異なります。
独自のシステム「バー忍」により絵柄を変更するシステムも生み出すなど日本のNFT業界を常にリードし続けています。
CNPは単なるNFTではない理由|買い方や稼げる保有メリット解説にて情報をまとめていますので参考にしてみてください。
CNPJ(CNP Jobs)CNPJ
CNPJ(CryptoNinja Partners Jobs)は、先述のCNPの二次創作により生まれたNFTプロジェクト。
作者はうじゅうな氏。
CNPのキャラクターを「職業」に扮して忍務に就かせるという世界観。
実在する職業が多くあり、SNSアイコンで自己表現しやすく非常に人気になったコレクションです。
こちらも「バー忍」システムを導入しており、職業だけ変更する「転職」とキャラクターごと変更する「超転職」の2種類が行われています。
APP(Aopanda Party)
APPは、「あーちゃん」「おーちゃん」というパンダのキャラクターのNFTコレクションです。
作者はプロアニメーターのAo氏で元々「あーちゃん」「おーちゃん」はTikTokでフォロワー数100万人を抱える人気キャラクター。
UFOキャッチャーの景品にもなっている実在するコンテンツです。
日本のNFT史上初となる既存大型IPによる参入として大いに盛り上がりました。
専用のdiscordはどのコミュニティよりも親切に触れ合えますよ。
LLAC(Live Like A Cat)
LLACは「猫のように生きる」をテーマにしたNFTプロジェクト。
「生き方のアップデート」を掲げ、しゅうへい氏が運営する「フリーランスの学校」と結びついています。
リアルグッズやセミナーの展開に加え、展示会も行うなど精力的に活動中です。
SKB(ShikibuWorld)
SKBは、「しきぶちゃん」の個性を全面にし出したユニークNFTコレクション。
100年後も愛されるキャラクターを目標にNFT保有者に「キャラクター利用・商用利用・二次創作」権利提供しています。
BUSON氏が制作性たキャrカウター「しきぶちゃん」は「じゃがりこ」ともコラボした経歴も。
独特の個性あふれる作品は過去にポップアップストアを開設するなどグッズ展開もしていますよ。
XANA:GENESIS
XANA:GENESISはメタバースを開発するプロジェクトXANAが発売したNFTアート。
世界初となるAI技術を搭載したNFTで、所有するNFTと実際にチャットができます。
日本のアニメからインスピレーションを受けて制作されたキャラクター。
今後実装されていくXANAメタバース内でも活用できるように設計されています。
クリエイターは未発表、運営者となるファウンダーはRio氏で日本人が手掛けるNFTプロジェクトです。
ASAGI – WAKA
ASAGIは、クリエイターWAKA氏によるペンギンやクマなど動物たちが戦士になったNFTアート作品。
WAKA氏はクリエイターとして別コレクションも展開しています。
作品の細かな線まで描かれているクオリティは圧巻のひとこと。
国内のプロジェクトともコラボする形で作品にも用いられています。
VLCNP(VeryLong CNP)
VLCNPは、先述のCNPキャラクターを縦に伸ばしちゃったNFTアートコレクション。
VeryLongAnimalsという作品とCNPがコラボする形で誕生したNFTです。
クリエイターはクラミン氏。
アイコンにするとクスッと笑えるような遊び心が入っているのが作品の特徴。
「バー忍」に相当する機能も盛り込まれているなどベリーロングに楽しめるコレクションです。
CNPR (CNP Rookies)
CNPRは「初心者応援」プロジェクトとして誕生したジェネラティブNFTコレクションです。
まだNFTを持ったこと・買ったことがない方を中心に販売しているのが最大の特徴。
買い方から注意事項までをコミュニティで学びながら、最後に購入する流れです。
誰もが買えず、事前審査に合格した人のみが活動し続けることで初期の安値で購入できるようになります。
クリエイターはANISU氏。
CNPの二次創作として学園をテーマに暴走族風にキャラクターをアレンジしています。
CNC(CryptoNinja Children)
CNCは先述の「CryptoNinja」に出てくるキャラクターの幼少期を描いたNFTアートコレクション。
GIF画像によって走っているように見えるのが作品の特徴。
売り上げは子供のメタバース上のフリースクール事業【Ninja寺子屋】運営費として使われます。
クリエイターはミカミ氏。
寺子屋はメタバース上で話をしてくれる先生を募集しているので気になる方はぜひチェックしてみてください。
Pixel Heroes X
Pixel Heroes Xは、日本で初めて誕生したジェネラティブNFT。
昔懐かしいドット絵によるゲーム風のNFT。
クリエイターはKei氏。
CryptoNinjaとコラボしたPixel Crypto Ninja(通称ピク忍)やゲーム(BATTLE HEROES)も展開しています。
LAG(Love Addicted Girls)
LAGはSNSのプロフィールに使える可愛い女の子NFTコレクション。
同コレクションはSoudan NFTコミュニティ発となるジェネラティブNFT。
現在はAsterPrinceというかっこいい男子のNFTも展開しています。
第三弾となる「すとっぴ」も発売されました。
NSM(Neo Samurai Monkeys)
NSMはBig Hat Monkey氏によるNFTプロジェクト第三弾。
NFT第一弾は「Big Hat Monkeys」、第二弾は「Samurai Monkeys」と猿をモチーフにしているコレクション展開しています。
「人間の成長」を大きなテーマとして表現をしたいという思いから猿が進化するストーリーを閃いたそうです。
それぞれのNFTコレクションを保有しているとSALトークンがもらえます。
SALトークンを一定ポイント消費で絵柄変更となる「フュージョン」が可能になるなどの工夫もされています。
NTP(Neo Tokyo Punks)
NTPは日本人イラストレーター・NIKO24氏が手掛ける横顔イラストが特徴的なNFTコレクション。
「メタバースが広がった2050年の東京」を描いた作品は、近未来感漂う世界観のもと、さまざまなガジェットを装着したキャラクターの姿が描かれています。
日本のNFT界では黎明期と呼ばれる非常に早い段階(2022年3月)に参入。
直近ではRoarsというNFTのセカンドコレクションをリリースしています。
TAG(Tokyo Alternative Girls)
TAGは「NFTでエンタメ業界に革命を起こす」をテーマに掲げたNFTプロジェクト。
メタバース上のライブハウスを作り、新しい形の音楽体験ができるように進めているそうです。
ライブハウスと提携したライブ配信やメタバース活用するなど、リアルとメタバースの融合を図っています。
クリエイターはナナタク氏です。
Kamiyo-神代-
Kamiyoは日本神話を世界に発信する「古事記プロジェクト」によるジェネラティブNFT。
三貴神(アマテラス、ツクヨミ、スサノオ)のコスプレ姿を描いた作品です。
NFTアートを制作したのは「古事記プロジェクト くりぷと!」チーム。
作品は二次創作して商業利用可能としています。
NounishCNP
NounishCNPは、NounsとCNPを掛け合わせたプロジェクト。
Nounsは赤いメガネが特徴的なドット絵のNFTアートです。
CNPのキャラクターをドット絵で表現し、動くように設計されています。
クリエイターはmiorobo氏です。
TMAs(TheMafiaAnimalsSoldiers)
TMAsは先述したTMAの構成員という位置付けのジェネラティブアートNFTです。
PFP(Profile Picture)としての使い道以外にも、ステーキング(預け入れ)によるゲーム要素が盛り込まれています。
貯まったポイントに応じてパーツ追加や変更といったカスタムが可能になります。
Wafuku GEN(わふくジェネ)
わふくジェネは「和服」を着飾ったかわいい女の子が描かれたNFTアート。
クリエイターはWAFUKU氏。
衣替えという名前で絵柄変更のイベントも開催されていて、長期保有しても飽きないように工夫されています。
またアート作品としてでなく音楽も付いているので楽しみ方は2倍以上。
CryptoNinjaとコラボしたCN Wafukuもリリースしています。
NEOSTACKEY
NEOSTACKEYはWeb3の世界に新たな未来を切り拓くことを使命とした猿型宇宙生命体。
「STARTJPN Ticket」を消費することで、パーツ追加や絵柄変更などの進化させるギミックがあります。
クリエイターは不明。
運営者(ファウンダー)はフィリピンで複数の会社を経営されているKOUSEI氏。
ボクシング界のレジェンド「マニーパッキャオ」がNEOSTACKEYを保有しています。
日本人の大量保有者にサイン入りグローブがプレゼントされたこともありました。
MEGAMI
MEGAMIは、日本のクリエイターを応援するNFTプロジェクト。
可愛らしい日本の女の子を描いたNFTアートです。
ポケモンシリーズのイラストを手掛けるさいとうなおき氏がイラストを担当しています。
作品は誰でも二次創作で商業利用が認められているので、自由に作品作りやグッズ販売してもOKとされているのも特徴です。
NFTアートと一線を画す作品
ここからはちょっと変わった日本のNFTを紹介します。
4点解説します
TOL Pass
TOL Passは投資系インフルエンサーである「投資OL社長ちゃん」さんが運営するパスポート型NFT。
パスポート型?
このTOL Passを所持している人のみが参加できる限定コミュニティが最大の特徴。
限定コミュニティのみでのやり取りに加え、これから発売されるNFTの優先購入権(AL)の抽選などが行われています。
クリエイターはyun.eth氏。
MMP
MMP(Mad Member Pass)は、むなかた氏が発行するパスポート型NFT。
このNFTを購入することでさまざまな分析ツールが使えるようになります。
作品のクリエイターはあけじー氏。
NFT保有者だけが参加できる限定サーバーや、ウェビナーの割引なども追加されるそうです。
XANA:PENPENZ
PENPENZは、先述のXANAによるペンギンモチーフのジェネラティブNFT。
CryptoNinjaとコラボし、忍者観をうまく組み込み、3D風にアレンジしています。
今後XANAのメタバース上で実際のペットとして実装するとのこと。
2Dで表現されていますがすぐに3D化できるように作り込んでいるとのこと。
またGENESISで得たAIの知見を元に話す機能(もしくは鳴き声)も実装される可能性もあるそうです。
XANA×Breaking Down
Breaking Downは、YouTuber兼格闘家である朝倉未来が代表を務める日本最大の格闘技エンターテイメント。
このBreaking Downに出場する選手をモチーフとした、3Dアバター型のNFTとなっています。
2種類用意されており、LINEブロックチェーンのXANA×Breaking Downは絵柄のみとなっています。
XANAのメタバース上にブレイキングダウンのアリーナが実装されています。
イーサリアム上のXANA×Breaking Downはアバターを使って遊べるようになるそうです。
芸能関係者によるNFTアート作品
ここでは、日本の芸能関係者によるNFT作品についてまとめています。
芸能関係者もNFT出しているんだね
marimo
インフルエンサーけんすう氏が手掛けるNFTコレクション。
国内NFTがPFPブームとなっている中、さっそうと話題をかっさらっていった「marimo」
SNSアイコンにするNFTとは違い、「水やり」してNFTを育てる遊びのエッセンスを加えました。
NFTの新たな使い方・可能性を広げた作品です。
HAG(HARD ANIMAL GENERATIVE)
お笑い芸人のレイザーラモンHG氏が展開する初のNFTコレクションHARD ANIMAL GENERATIVE(HAG)。
NFTアートは自らが手掛けるほどの熱のいれよう。
保有者のみがdiscordコミュニティに参加できる仕組みとなっています。
第2弾を企画しているとの話もあります。
SHINZO
キングコング西野氏が間接的に運営しているチムニータウンDAOによるNFTコレクション。
映画「えんとつ町のプペル」で出てくるプペルの心臓をモチーフにしたNFTアート作品がSHINZOです。
1点0.01ETHでチムニータウンDAOの入り口から購入可能です。
Halloween Poupelle
このHalloween PoupelleはSHINZO同様キングコング西野氏が間接的に運営しているチムニータウンDAOから発売されました。
2022年の10月、ハロウィンに合わせて10,000点発売。
リリース時は1人1点しか購入できないように設計されており、5,900人を超えるホルダーに分散している(執筆時)のが特徴です。
BLUBEA
BLUBEAはちまもち@ちまきandもちいちろうがデザインしたクマのキャラクター。
TikTokフォロワー数85万人以上をもつインフルエンサーキャラクターです。
運営会社は株式会社N3。
アンバサダーとして、ロックバンド「BLUE ENCOUNT」が就任。
公式スペシャルアンバサダーとして、俳優の反町隆史氏が就任しています。
¥u-Gi-¥n/遊戯苑
大手広告代理店の博報堂が出資している株式会社スパイスボックスは、NFTプロジェクト「¥u-Gi-¥n/遊戯苑」を運営しています。
デジタル経済規模が現実経済規模を凌駕した2056年を描いたNFT。
遊戯苑のNFTはAPESというマスクを装着しているのが大きな特徴です。
Flower Lolita
FLOWER LOLITAは、あのプロサッカー選手の本田圭佑氏が参加しています。
日本の現代アートのエッセンスを加えつつ、ロリータ文化×花×大きな目を組み合わせた絵柄が特徴。
NFT所有者に対して3Dアートの作成等も進んでいます。
SUPER SAPIENSS
フィナンシェはSUPER SAPIENSSのNFTを展開しています。
NFT発行運営以外には、IEO(Initial Exchange Offering:トークンによる資金調達)支援事業を手掛けています。
FiNANCiE(フィナンシェ)というトークン発行型のクラウドファンディング「FiNANCiE」運営・展開しつつ、自らもNFTを発行して運営しています。
鷹の爪団NFT
鷹の爪団NFTは、有名アニメの鷹の爪団が公式リリースしたジェネラティブNFTです。
鷹の爪団NFTを所持していれば団員として自由に商業利用可能な点が特徴。
メタバースでの進出(侵略)も計画しているそうです。
今後は知名度が高い作品とのコラボ展開も進めていくとのこと。
Hello Kitty
ハローキティーもNFTの業界に参入しており、すでにNFTが発売されています。
パートナーシップ契約を結んだアメリカのリカー(RECUR)社がライセンスを借りる形でNFTを発行。
キャラクターはハローキティー以外にも
などが登場していましたがサービス終了となりました。
NFTアート作品を買う方法
NFTアート作品は5ステップで購入できます。
ひとつずつ解説していきます
仮想通貨取引所の口座開設
金融庁の認可を得ている国内仮想通貨取引所であれば、基本的にどこで仮想通貨(ETH:イーサ)を購入してもOKです。
その中でも筆者が使ってみておすすめな取引所はコインチェック・GMOコイン・ビットバンクの3社。
簡単に3社の特徴を解説します。
Coincheck
コインチェックはこんな人におすすめ:仮想通貨取引が初めての方
コインチェックは520万DLを突破している、4年連続国内仮想通貨アプリダウンロード数No1を誇る国内最大手の取引所です。
bitbankやビットフライヤーといった国内大手取引所で扱っていない、ポリゴンチェーンのMATICを直接買える取引所でもあります。
ポリゴン(MATIC)を使うことで、NFT作成費用がイーサリアムチェーンの1/100以下で抑えられるほか、記念NFTなどはポリゴンで製作されるためガス代支払いで使うため必須の仮想通貨。
国内屈指の会員数をサポートする親切な体制に加え、初心者でも迷わず仮想通貨が購入できるシンプルなアプリがおすすめの取引所です。
\スマホでもサクッとできる!無料開設まで簡単3Step/
GMOコイン
GMOコインはこんな人におすすめ:とにかく手数料をカットしたい人
GMOコインは仮想通貨出金(送金)に必須の手数料がかからない国内唯一の取引所。
NFT取引に必須のETHを含めて仮想通貨や送金問わず、送金手数料が一切かからないのが秀逸な取引所です。
そのためNFT購入にその都度仮想通貨を購入してメタマスクに送金しても、購入分まるまる着金するので計算しやすいメリットもあります。
定額積立も500円から可能なうえ、24時間いつでも最速10分で審査完了して取引開始できる手軽さも魅力ですよ!
bitbank
ビットバンクはこんな人におすすめ:仮想通貨取引もガッツリやってみたい人
ビットバンクは、1円未満の単位で仮想通貨取引ができるのが最大の特徴。
取引板形式を見ながら仮想通貨取引ができるため、相場の需要と供給が見やすいと評判の取引所となっています。
PCだけでなくスマホアプリからでも60種のテクニカル分析ができるとあって、急激な相場変動にも慌てずに分析しながら取引できます。
oasysトークンという日本初のゲーム特化ブロックチェーンも、ビットバンクのみ取り扱っているため、NFTゲームを視野に入れている方は必須の取引所ですね!
仮想通貨:ETH(イーサ)を準備
口座を開設したら、NFT取引に用いる仮想通貨を購入しましょう。
必要な仮想通貨は原則ETH(イーサ)のみでOK!
XRP:リップルやLTC:ライトコインといった他の仮想通貨はNFT取引できません。
ETH(イーサ)は、1ETH未満から購入できるので安心してください。
デジタルウォレットを導入する
仮想通貨ETH(イーサ)を入手したら、個人管理のウォレットをインストールしましょう。
代表的なものがMetaMask(メタマスク)で、これさえあれば9割以上のNFT売買に対応できます。
仮想通貨だけでなく、NFTもデジタルウォレットに収められ、Google Chromeの拡張機能から無料で導入できるのも魅力です。
NFT取引に必須のウォレットMetaMask導入方法まとめにて整理していますので参考にしてみてください。
デジタルウォレットに送金する
仮想通貨取引所でETHを購入したら、自分専用のデジタルウォレット:メタマスクに送金しましょう。
送金で注意すべきことは以下の2点。
チェーンを間違えない
ウォレットアドレスを間違えない
この2点を必ずチェックしてください。
万が一間違えていると、送金の取り消しができず2度と戻ってきませんよ!
コインチェックアプリからメタマスクに仮想通貨を送金する方法で送金方法をまとめていますので不安な方はチェックしてみてください。
OpenSeaに接続する
最後にNFT取引所であるOpenSeaにウォレット接続します。
OpenSeaはこちら
ウォレット接続は、OpenSeaの「Connect wallet」をクリックします。
「Connect your wallet」からウォレット選択画面が出るのでメタマスクを選択しましょう。
メタマスクが自動で起動し「署名の要求」が表示されるので「署名」すると接続は完了。
OpenSeaの利用規約に基づいてくださいね〜という署名であり、費用は一切かかりませんので安心してください
日本人による有名なNFTアート作品
日本人が手がけた有名なNTアート作品は主に3点。
それぞれチェックしていきましょう。
4,000万円以上を売り上げた小学生
当時12歳になる日本の小学生が「Zombie Zoo Keeper」と名づけた夏休みの宿題をNFTデジタルアートコレクションとしてリリース。
発売直後の1週間くらいは全く売れなかったそうですが海外のインフルエンサーが購入してツイートしたことから知られることになり、爆発的な売り上げを達成。
結果125ETH(約4,000万)の総取引量を達成。
日本橋三越伊勢丹本店で個展を開いたり、ピコ太郎氏とコラボして「Zombie Zooの歌」も発表するなど、さまざまな記録を打ち立てました。
約600万円でイラストが落札
「ポケモン」シリーズや『ポケモンカードゲーム』の公式イラストレーターさいとうなおき氏。
出品したNFTアート作品が13.69 ETH(約600万円)で落札されました。
NFTアート作品の売買益による収入源の増加によって、
クリエイターが不当な条件で契約にサインをせざるを得ない状況
低賃金での過酷な労働
から脱却できる可能性を秘めているとの考えからNFTアート作品を出品して見事販売に繋げました。
約1,300万円でVR作品が落札
元YouTuberで現在はVRアーティストとして活動しているせきぐちあいみ氏。
販売したNFT動画「Alternate dimension 幻想絢爛」が69.697ETH(当時レート換算で約1,300万)で落札されました。
せきぐちあいみ氏は2016年からVRアーティストとして、国内外での活動を進めて認知獲得に励んでいました。
処女作という限定性に加えてNFT元年というタイミングも追い風となったようです。
NFTアート購入における注意点
NFTアート作品を買う場合、以下の注意点をチェックしておきましょう。
それぞれ解説していきます
偽物を買わない・アクセスしない
大事なこととして、NFT取引には偽物リスクが常にあることを頭に入れておきましょう。
NFTは誰でも使える技術であるため、画像や文章をコピーしてすぐ本物そっくりの偽物コレクションを展開する場合があるから。
見分け方としては画像や価格ではなく、Total Volume(総売上)やオーナー数などコピーできない実数をチェックしましょう。
偽物NFTは常にあるため、安易に価格だけ見て飛びついて買ったりしないように!
セキュリティ意識を高く持つ
仮想通貨やNFT取引を始めると、怖いのが詐欺被害。
詐欺は至るところから近づいてきます。
SNSやdiscordでのDMから偽サイトへ誘導
フリーWifiからハッキング
メンション機能を利用した偽サイトへ誘導
取引所外取引を持ちかけた詐欺
目に見えない箇所だけに、操作ひとつ間違うと気がついたら既に無くなっていたといったことも。
特に見極めが難しい初期段階はうかつになんでもすぐ飛び付かず、信頼できる人やコミュニティに相談してから触るようにしましょう。
ガス代高騰を避けよう
NFT購入や移動(トランスファー)には手数料となるガス代が必ず発生します。
ガス代は刻々と変化しており、混み合う高騰し空いていると安くなります。
ガス代はどこで見られるの?
GASNOWというサイトが分かりやすいと思います。
赤色が濃くなればなるほど混み合っており高いとわかりやすいかと思います。
体感値ベースですが日本時間の早朝や午前中は空いている時間がある印象です。
NFTアートによくあるQ&A
NFTアートにおけるよくある質問をまとめました。
- 知識ないとNFTはできない?
- NFTアートの作り方は?
- NFTはぶっちゃけ儲かる?
- 他のNFTはどうやって探す?
- 買ったNFTが転売できたら?
- 自分でもNFT販売ってできる?
- スマホでNFT取引はできる?
- アート以外のNFTは?
- NFTゲームはいくら稼げますか?
それぞれチェックしておきましょう
NFTはスキルや専門知識ないと難しい?
結論を先に言えば、難しくありません。
オリジナルNFT発行と販売は、OpenSeaを使えば誰でも無料(要ガス代)で発行できます。
RaribeというNFTマーケットプレイスでは、ガス代すら使わずに完全無料でNFT作成・発行・販売可能!
NFTの出品手数料無料で行うたった1つの方法|結論Raribleを参考にしてみてください。
NFTアートの作り方は?
NFTアートを始めるには以下のステップが必要となります。
- 仮想通貨取引所の開設
- 仮想通貨を購入
- メタマスクをインストール
- メタマスクに仮想通貨を送金
- デジタルアートを準備
- OpenSeaにメタマスクを接続する
- OpenSeaにてデジタルアートをNFT化する
文字で表現すると大変・複雑そうに感じますが、ひとつずつ順番にこなしていくことで知識なくても誰でもNFTアートは作れますよ!
NFTアートの始め方5ステップ|誰でもリスクゼロでNFT出品するにて詳しくまとめていますので参考にしてみてください。
NFTは投資?ぶっちゃけ儲かるの?
結論を言えばきちんと理解しておけば、儲かると思います。
会社の新規株式上場と同様、NFTプロジェクトの目的や理念を理解して将来性を加味した上で投資しましょう。
NFT=投資として短期間で見てトレードすると、ガス代など手数料もかかるため稼ぎにくいのが現状。
半年など短期間でこまめに投資するよりも、1年以上長期で構えて儲けをじっくり育てていきましょう。
日本のNFTはどうやって探す?
既に発売された日本NFTコレクションを探す場合、NFTMarketCapが最もおすすめ。
売上高もコレクションもまとまっているので探しやすいと思います。
OpenSeaのリンクもあるので、ワンクリックで販売ページまで直通なのも非常に便利です。
これから発売される日本のNFTコレクションは日本NFT情報局が最もおすすめ。
国内プロジェクトの発売時期・発売金額・数量などすべてがここ一箇所で見られるので便利です。
買ったNFTが売れたら?
購入したNFTが転売できたら課税対象となり税金がかかります。
国税庁のサイトに「NFT売却益は所得税となる」と記載されています。
今のところ個人作品の場合は雑所得として20万円まで申告不要となっていますが、法整備によって今後変わる可能性もあります。
確定申告や年末調整などのタイミングではご自身でも情報を追いつつ税理士に相談するなど、対策を忘れずに行ってください。
知識や経験なくてもNFTはできる?
結論を言えば誰でもNFTはできます。
NFTは「技術」のため誰でも無料で使えます。
もちろん、Raribleであれば誰でも完全無料でNFT作成できますよ!
【完全無料】RaribleでNFT作成して販売する方法3ステップにまとめていますので参考にしてみてください。
スマホでNFTはできる?
スマホでもNFT取引はできますがおすすめできません。
スマホでNFTがおすすめできない理由は、セキュリティが弱いからです。
フリーWiFiなどセキュリティレベルの低い公共WiFiに接続してしまい、NFTや仮想通貨が盗まれてしまうケースが後を断ちません。
またセキュリティソフトの導入率も低いことから、偽サイトへのアクセスやハッキングにあう確率がパソコンに比べて高いのも問題のひとつ。
正直おすすめはしませんが「パソコン不要!スマホだけでNFT売買をOpenSeaで始める3ステップ」にて詳細をまとめていますので参考にしてみてください。
アート以外にNFTはなにがある?
デジタルデータであれば、基本的になんでもNFTにして販売されています。
などなどデジタルデータであればなんでもNFT化して販売可能。
NFTアートを足がかりに、次の展開を構想するのもいいかもしれませんね。
NFTゲームはいくら稼げますか?
結論を先に言うと、NFTゲームでは2024年1月現在のところほとんど稼げません。
なぜならNFTゲームとしてローンチされ実際に収益を上げているゲームがまだないから。
さらにAppleはNFTに対して否定的な態度をとっており、NFTが絡むアプリはリリースすらできない状況。
そのためNFTゲームに投資するのは非常にハイリスクなため、今の段階では慎重に見極めるべきでしょう。
なぜAppleが否定的だとNFTゲームで稼げないのか?は以下で補足しますね
NFTゲームが稼げない理由
AppleがNFTを認めていないことで、稼げるゲームが出てきていません。
世界のゲーム市場はパソコンでもPS5などのハード機でもなく、モバイルゲームが50%のシェアをとっているから。
今後はより一層モバイルゲームが台頭していくとみられ、モバイルゲームがさらに普及するためにもアプリでのリリースが必須。
しかし現状ではAppleがNFTを認めておらずリリースすらできないため、NFTゲームで稼ぐのは時期尚早と見られています。
日本のNFTアート作品は買いやすい
本記事の要点まとめです。
- NFTには1点ものとジェネラティブが存在する
- 1点もののNFTは価値(価格)が高く、ジェネラティブは書いやすい
- 個人はもちろん企業や芸能関係者もNFTアート作品を販売している
- NFTアート購入には5ステップ必要
- 日本のNFTアートは海外アートに比べて身近に感じやすい
結論として日本のNFTアート作品は「買いやすい」のが特徴です。
なぜならクリエイターや運営者との距離が近く、アート作品のテイストも日本人の好みを抑えているからです。
海外発のNFTアートは英語主体でコミュニケーションとっている上、文化や価値観が異なるので距離を感じやすいでしょう。
日本人が手掛けるNFTアートはコミュニケーションも取りやすく、作風も好み似合いやすいものが多いことから身近に感じやすいでしょう。
ぜひ気になる作品を見つけて購入してみてください!