こんな悩みを解決する記事を用意しました。
この記事では、NFTマーケットプレイスであるMagicEden(マジックエデン)のはじめ方や特徴がわかるようになっています。
実際に700件以上のNFT売買を通じて体験してきた現場の内容に加え、各所の最新データをもとに記事作成しました。
記事前半ではマジックエデンとはどんなマーケットプレイスなのか、後半ではマジックエデンの使い方を解説するのでじっくり読み進めてみてください!
MagicEden(マジックエデン)とは
プラットフォーム名 | MagicEden(マジックエデン) |
---|---|
対応ブロックチェーン | Solana(ソラナ)、Bitcoin(ビットコイン)、Ethereum(イーサリアム)、Polygon(ポリゴン)、Base(ベース) |
二次取引量 | 19億ドル |
一日のウォレット接続数 | 10万以上 |
月間訪問者数 | 2,200万人以上 |
コレクション数 | 8,000種類以上 |
対応ウォレット | MagicEdenウォレット・メタマスク・Phantom、Solflare、Sollet、Torus、Ledgerなど |
公式サイト | https://magiceden.io/ |
公式X(Twitter) | https://twitter.com/MagicEden |
マジックエデンとは、Solanaチェーンを主戦場として成長してきたNFTマーケットプレイスです。
一時期歩いて稼げると流行したStepn(ステップン)などのSolanaチェーン取引において、世界トップのシェアを誇っています。
ビットコインNFTとも呼ばれるOrdinals(オーディナルズ)や、Ethereum(イーサリアム)には対応していませんでしたが、相次ぎ対応。
今や世界第一位となる取引量を記録するなど、いま世界でもっとも勢いのあるNFTマーケットプレイスです。
マジックエデンの特徴7つ
マジックエデンの特徴は、大きく以下の7つ。
- ロイヤリティ保護を打ち出している
- Solana(ソラナ)チェーンでトップ
- ビットコインNFT(Ordinals)にも対応
- OpenSeaと比較してガス代(手数料)が安い
- 売上高で世界2位
- マジックエデンに特化ウォレットがある
- トークンがもらえる(可能性大)
それぞれ解説していきます。
ロイヤリティ保護を打ち出している
マジックエデン最大の特徴として、ロイヤリティ保護が挙げられます。
ロイヤリティとは、NFT売買が成立した際に作品のクリエイターや運営者に売り上げの一部が譲渡される仕組みのこと。
このシステムこそが、NFTを大きく発展させた画期的な仕組みのひとつであり、他の株式やFX、仮想通貨取引と大きく異なる点です。
OpenSeaでは今までロイヤリティを保護してきましたが、2024年2月からはロイヤリティを取らないことにしたため、マジックエデンは2024年4月現在ロイヤリティ保護している最大手の取引所となっています。
Solana(ソラナ)チェーンでトップ
マジックエデンは、Solana(ソラナ)チェーンにおけるNFT取引額が世界トップの取引所です。
TIEXOによると、Solana取引のなんと71%のシェアを誇る圧倒的支持を集めています。
他のチェーンでもマジックエデンでは上位につけており、今後より大きく発展していく有望なマーケットプレイスのひとつです。
もちろん、マジックエデンは無料で利用できますよ!
ビットコインNFT(Ordinals)にも対応
ビットコインNFTと呼ばれる、Ordinals(オーディナルズ)にもマジックエデンは対応しています。
海外大手取引所であるOpenSea、BlurはOrdinalsに対応しておらず、マジックエデンのOrdinals(ビットコインNFT)取引は世界トップ。
さらにビットコイン版NFTのOrdinals取引量は、イーサリアムチェーンを抜いてトップの取引量となる時もあります。
つまり、世界最大のNFT=Ordinalsの取引量が最も多い取引所、それがマジックエデンです。
OpenSeaと比較してガス代(手数料)が安い
マジックエデンでは、OpenSeaよりも安いガス代で取引できるのが特徴です。
LIMIT BREAK社と共同開発したプロトコルにおいて、通常より最低でも6%、最大40%削減できるからです。
ガス代はNFT取引に必ず発生する手数料のため、安いに越したことはありません。
マジックエデンでは何かと取引で使うガス代が軽減でき、他の取引所にはない非常に大きなメリットになっていますね。
売上高で世界2位
MagicEden(マジックエデン)の1日あたりの取引高は、Blurに次ぐ世界第二位になっており、OpenSeaを上回っています。
TIEXOによると、2024年4月末時点におけるイーサリアムチェーンのNFT取引量は、NFTトレーダー向けプラットフォームBlurに次ぐ第二位となる633.6ETH。
取引量やユーザー数、取引回数はOpenSeaにまだ及ばないものの、2024年2月末にオープンしてからかなりのスピードで成長中です。
ちなみにBitcoin版NFTとなるOrdinals(オーディナルズ)では、70%を超える圧倒的なシェアを誇っているため、今後も大きく発展していくものと見られています。
専用ウォレットがある
マジックエデンは、専用となる特化ウォレットがあることが大きな特徴です。
通常チェーンが異なれば対応するウォレットが必要なため、ビットコインやイーサリアムに対応したウォレットを管理する必要があります。
しかしマジックエデンウォレットを使えば1つで済むうえ、ウォレット内からのNFT出品やダイヤモンドと呼ばれるリワードもより多くもらえるというお得な話も!
マジックエデンでは、マーケットプレイスが用意したウォレットを使うことで、全てのチェーンがひとつのウォレットで管理できますよ。
トークンがもらえる(可能性大)
マジックエデンで取引することで、近い将来トークンが貰えるとの噂です。
「$NFT」というトークンが利用者のダイヤモンド量に応じて配られるとされており、これが利用者増にもつながっていると見られています。
2023年にはBlurが同様の動きをしてOpenSeaから多数の顧客を奪ったように、マジックエデンもBlurやOpenSeaから更に顧客を奪うのではと噂です。
トークン自体がいつ配布されるか?などの詳細は不明ですが、トークンを売却することで利益が得られることから大きな注目を集めていますよ。
マジックエデンのデメリット
マジックエデンは勢いのあるNFTマーケットプレイスですが、まだまだ至らない部分もあるのが正直なところ。
オークション機能がない
マジックエデンでのNFT売買方法は、現在までのところ2つしかありません。
- 値段をつけて販売/購入する:リスト
- 欲しいNFTに対して金額提示する:オファー
OpenSeaではオークション販売が可能ですが、マジックエデンには現時点でオークション販売に対応していません。
ある程度の認知や人気がないとオークション販売は盛り上がりませんが、販売の選択肢は多い方が良いですよね。
売買履歴が見づらい
筆者が感じている部分であり、体験ベースになってしまいますが、OpenSeaに比べて売買履歴が見づらいのが気になるポイントです。
OpenSeaでは、誰から誰へいくらでいつ渡ったのかが分かりやすいですが、マジックエデンは圧縮表示のせいか見づらい状況。
さらにOpenSeaでは、金額ベースの折れ線チャート表示もされており、値動きも追いやすい特徴があります。
マジックエデンはOpenSeaに比べて、売買履歴が見づらい点がデメリットです。
オファーの受け入れ選択ができない
マジックエデンでは、複数のオファーに対して選択できないという欠点(バグ?)があるのがデメリットです。
例えば、AのNFTに対してXさんが1ETHでオファーを最初に出し、後からYさんが同じ1ETHでオファーをかけると、OpenSeaでは早いオファーをかけたXさんを選択できますが、マジックエデンだとYさんしか選べません。
また、AのNFTに対してXさんが2ETH、Yさんが1ETHでオファーしているとき、出品者都合にて、オファー金額が安いYさんにいくら譲りたくてもオファー金額が高いXさんにしかアクセプト(販売許可)できません。
もちろん、これらは一種のバグや機能の不備の可能性が高く、今後改善していくかもしれない現段階での問題点です。
マジックエデン(MagicEden)の始め方
マジックエデン(MAgicEden)でNFT取引をはじめるなら、4つの準備が必要です。
マジックエデン以外でもNFT取引に必要となるため、あらかじめ準備しておきましょう。
取引所開設
はじめに、NFTの売買には暗号資産(仮想通貨)が必要なため、暗号資産を売買できる暗号資産取引所の口座を開設しましょう。
ぶっちゃけ金融庁の認可を得ている国内の大手取引所であれば、どこの暗号資産取引所でもOK。
口座開設や維持にお金は一切発生しませんので安心してください
数ある取引所のなかから、筆者が実際に使ってみておすすめとなる取引所を、特徴とともに紹介しますね。
コインチェック
コインチェックは、4年連続アプリDL数No.1を誇る国内最大手の暗号資産取引所です。
国内最大級の利用者を誇り、使いやすいシンプルな設計が人気を集めています。
またポリゴン(MATIC)という、NFT取引でも使われる暗号資産が売買できるのは、国内大手取引所ではコインチェックだけです。
※bitbankやビットフライヤーのポリゴンは、異なるチェーンでNFT取引に一切使えませんよ!
スマホアプリから簡単に取引できる分かりやすい設計と、ポリゴン(MATIC)が売買できる取引所としておすすめです。
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GMOコイン
GMOコインは、暗号資産の出金時に必ず発生する手数料を徴収しない、懐にとても優しい取引所としておすすめです。
ブロックチェーンを利用する際に、ガス代と呼ばれる手数料が必要になるところ、GMOコインはなんと無料。
購入した分をまるまるNFT購入などに充てられるため、計算しやすく損しません。
500円からできる暗号資産積立や、最短10分で取引開始できる手軽さも大きなメリットの取引所です。
bitbank
bitbankは、1円未満の単位から暗号資産取引できる国内大手の取引所です。
取引板をみながら暗号資産の売買ができるため、トレードしやすいと暗号資産トレーダーからも高評価をもらっています。
30種類にも及ぶテクニカル分析が可能で、パソコンおよびスマホアプリから取引できるため、変化の激しい暗号資産取引も素早く対応できます。
日本初のゲーム特化チェーンであるoasysトークンも、bitbankのみ取引できることから、NFTゲームを視野に入れている方は必須の取引所ですよ!
ちなみに暗号資産取引所は口座開設や維持費は一切かからないので、複数使ってみて自分に合う取引所を選んでみるのがおすすめです。
わたしは6社開設して使い分けています
ウォレット作成
次に取引所にある口座から、NFT取引にて使う自分専用の「ウォレット」を作成しましょう。
ウォレットとは、名前の通り自分専用の「お財布」であり、デジタル上で暗号資産とNFTを管理する場所です。
スマホで使えたり暗号資産に対応している幅の差があり、どれを選べばいいか分からないものですよね。
メタマスク(MetaMask)が代表例として挙げられ、マジックエデンだけであればマジックエデンウォレットがおすすめですよ。
暗号資産の準備
上記の取引所開設とウォレットを作成したら、暗号資産を購入しましょう。
NFT取引に使える暗号資産は、主に4種類です。
- Bitcoin(Ordinals)
- Ethereum(ETH)
- Solana(Sol)
- Polygon(MATIC)
上記の取引量は以下のとおりになっており、規模が大きく異なります。
2024年4月1ヶ月間のチェーン別取引量はビットコイン(オーディナルズ)が最多であり、海外市場を中心にかなり取引されていますが、国内ではニッチな分野。
ビットコインの価格が高いうえに、ロイヤリティが入らないことからNFT取引には向いていません。
さらにSolana(ソラナ)は、NFTアート系の取引があるものの国内ではさほど注目されておらず、取引もゲーム関係が多い印象です。
そのため、国内でNFT取引を始めるなら、NFT取引で最もメジャーなEthereum(イーサリアム)か、ガス代と呼ばれる手数料が安いPolygon(マティック)がおすすめですよ。
イーサリアムなどは1ETH未満で十分!0.05ETH〜あれば最初はOKです
ウォレットへ送金
暗号資産が購入できたら、暗号資産をウォレット(メタマスクやマジックエデンウォレット)に送金しましょう。
取引所に暗号資産がある状態では、NFT購入や売却ができないからです。
注意点は2つ。
- ウォレットアドレスは必ずコピー&ペーストする
- 送金元と送金先のチェーンが同じことを必ずチェックする
どちらも間違えてしまうと、行方不明となり資産を失うので慎重に!
初回送金/着金には20分〜1時間くらいかかります
マジックエデンの使い方
ここからマジックエデンの使い方を解説していきます。
はじめにマジックエデンへアクセスしてウォレットを接続しましょう。
ウォレット接続=利用開始となるサインするだけで費用は発生しませんので安心してください
マジックエデンにアクセスしたら、画面右上にある「Connect Wallet」をクリックしましょう。
上記の表示が出てくるので、Ethereumから接続するウォレット(マジックエデンかメタマスク)を選びます。
ここではメタマスク接続で解説していきますね
メタマスクの場合は、メタマスクが起動するのでパスワード入力してロックを解除しましょう。
続いて接続確認に切り替わるので、接続を押して完了させます。
Connect Walletの表示が変われば接続完了です。
NFTの買い方
マジックエデンでNFTを買う方法を解説していきます。
買い方は大きく2種類です。
まずは一般的な購入方法である、リストから購入する方法を解説していきますね!
リストから購入する方法
オファー購入を先に知りたい方はこちらからどうぞ
リスト(値段をつけて販売中となっているもの)から購入する場合、以下の手順で購入できます。
順番に解説していきますね。
欲しいNFTコレクションを見つける
最初に、購入したいNFTコレクションを見つけましょう。
コレクションの見つけ方はいくつか方法がありますが、ここではマジックエデンで検索するやり方を解説していきますね。
マジックエデンのトップページ最上段の中央あたりに、検索窓があるので欲しいNFTコレクション名を入れて検索してみましょう。
- 直接欲しいNFTコレクション名を入力
- チェーンを選択
- 欲しいNFTコレクションを見つける
上記の手順で検索できます。
欲しいNFTコレクション名がわからないよー!という方は、日本のNFTランキングから見つけるのもありです。
NFT RANKING JPや、NFT Marketcapから日本のNFTコレクションランキングが探せるかもしれませんね!
買いたいNFTを見つける
欲しいNFTコレクションが見つかったら、コレクションのなかからお気に入りの1点を見つけましょう。
画面左にある「Traits」から、背景やアイテムなどで絞り込みが可能です。
欲しいNFTをクリックすると、絵柄にチェックマークがつき画面右下に表示が現れます。
複数まとめて購入する場合は、このまま画像をクリックしていき、最後に右下の表示をクリックしてお会計画面に進みましょう。
1点だけなら、「Buy Now」を押してお会計画面に進んでもOKです。
代金とガス代を支払い購入する
「Buy Now」または右下の「Buy ○〜」をクリックすると、ウォレットが起動するので代金とガス代を支払いましょう。
見積もりには本体代金にガス代が自動計算されていますよ。
「確認」を押すと、以下の画像アラートが表示されて5秒〜1分程度で支払いとNFT購入が完了します。
支払いが完了したら、基本的にすぐウォレット内に到着していますよ!
オファーでNFTを購入する方法
マジックエデンでNFTをオファー購入する場合、以下のステップが必要です。
順番に見ていきましょう!
通常の値段がついている(リスト)NFTを買う方法をチェックする
ETHをWETHにスワップする
スワップとは、同じチェーン上にあるトークン同士を交換する作業です。
オークション入札には「WETH」が必要となりますが、メタマスクを使えばガス代のみでスワップ(両替)できます。
まずはメタマスクのロックを解除してください。
続いて表示される項目に、「スワップ」があるので、クリックしましょう。
スワップを選択すると以下の画面になります。
ETHからWETHにスワップするので、スワップ先に「WETH」を設定します
次にガス代が見積もりされるので、問題なければスワップを押します。
スワップを押したらしばらく待ちましょう。
スワップが完了するまで数分かかりますが、そのまま待っていれば完了しますよ!
欲しい個体を選ぶ
マジックエデン内で、欲しいコレクションから欲しい個体を選びましょう。
今回は画像真ん中にある個体をピックアップし、クリックしました。
クリックすると画面が切り替わるので、「オファー」表記をクリックします。
欲しい個体にオファーを入れる
欲しい個体にオファーしましょう。
- Offer Amount:オファー金額(購入金額:デフォルトはWETH)
- Expires in:オファー期限(デフォルトは1ヶ月)
2箇所の設定が必要です。
入力や設定を終えたら、次はMake Offerをクリックします。
Make Offerをクリックすると、ウォレット(ここではメタマスク)が起動します。
WETHの使用上限リクエストが届くので、このまま「次へ」で問題ありませんよ。
ウォレット残高を超えて使用するのは不可能ですが、念の為持っているWETH分を上限に設定しています。
「次へ」で進みます。
次にガス代の請求が届くので承認したいところですが、急いで支払う必要はないため、ガス代を下げています。
ガス代を気にしなければ、そのまま承認をクリックして進んでください。
ガス代を編集画面から、低速をクリックして変更します。
市場価格からかけ離れてしまうと、詰まる原因となり逆にガス代が必要となるのであまり下げすぎないように!
ガス代を下げたあと、承認をクリックします。
承認後、使用リクエストのトランザクション
(注文データ)が通ります。
低速にすると30秒〜10分程度時間がかかるのでゆっくり待ちましょう。
署名のリクエストに切り替わっていますね、もう少し待ちます・・・
トランザクション(注文データ)が通ると、無事に自分がオファーを入れた表記に変わっています。
あとはオファー先がオファーを受け入れる(アクセプトする)と、オファーしたWETHが支払われ、手元にNFTが自動で届きます。
なお、オファー期限が切れると自動的にキャンセルとなり、オファー入札したWETHが戻ってきます。
ウォレットのアイテムを確認しよう
購入したNFTがちゃんとウォレットに届いているか、チェックしてみましょう。
画面右上にある自分のアイコンをクリックすると、選択肢が表示されるので「My items」をクリックします。
自動展開で画面に保有NFTが表示されるので、そのなかにあるかどうかか確認しておきましょう。
チェックできないときは、チェーンが異なるかもしれません。
その場合は下の画像のように、ネットワークを切り替えてあげる必要がありますので試してみてください。
NFTを出品する
マジックエデンで初めてNFTを出品する(売る)場合、以下の4ステップで販売可能です。
手順を順番に解説していきますね。
出品したいNFTを選ぶ
所有しているNFTを、マジックエデンでリスト(値段をつけて陳列)してみましょう。
今回は上記画像の、一番左のアイテムを出品してみたいと思います。
リストしたいNFTをクリックすると、チェックマークが付くのでわかりやすいですね!
チェックマークが付くと同時に、画面右下に「List 1 item」が赤く表示されるので、そこをクリックします。
新たな表示が出ますので、販売条件を設定していきましょう!
販売条件を設定しよう
上にある3つのボタンはそれぞれ以下の意味です。
Floor:コレクションの最も安い販売金額がセットされます
Top Trait:売りたいNFTと似た特徴の最安値がセットされます
Ladder:希望小売価格?(正直よく分かってません)
これらを飛ばして「Custom Global price」や、アイコンの右側の欄に直接販売したい金額を入力しましょう。
「Custom Global price」に入力すると、自動反映されます。
桁間違いに注意してくださいね!
間違いないことを確認後、Submit Listhingsをクリックしましょう。
送付許可を与えよう
ウォレット(ここではメタマスクです)が開き、アプルーブ許可とガス代を請求されます。
はじめて出品するNFTコレクションのとき、マジックエデンに対して送付許可(アプルーブ)を与える必要があるからです。
送付許可に必要なガス代が表示されているので、チェック後に確認をクリックします。
アラートメッセージが表示されるので、内容をチェックして承認をクリックしましょう。
Approvingという画面が表示されますのでそのまま待ちます。
ポップアップが表示されればOKです。
1、2分で完了しますよ!
出品署名して完了
送付許可(アプルーブ)が完了すると、再度ウォレット(ここではメタマスクです)が起動し、署名リクエストを求められます。
メッセージを最後まで確認し、署名ボタンをクリックしましょう。
署名が完了すると、リスト(値段をつけて並べる行為)は完了です。
自分の設定した価格がついていることを確認しておきましょう!
出品価格を変更する場合
出品したNFTの価格を変更する場合は、価格変更したい画像を自分のウォレット内からクリックします。
出品しているNFTにカーソルを持っていくと、「Edit Listing」が表示されるのでクリックしましょう。
リストしたときの画面が出てきますので、金額を変更しましょう。
ちなみに値下げはガス代不要ですが、値上げは一旦リストを解除して再度申請し直す必要があり、ガス代が発生するので慎重に!
値段変更後にUpdate Listingsをクリックすると、ウォレット(ここではメタマスク)が起動して署名を求められます。
メッセージを読み、署名をクリックしましょう。
署名後、自動で値段が変更されていますよ。
出品をキャンセルする方法
出品をキャンセルする場合、自分のウォレット内から出品をキャンセルする画像を見つけてください。
リストしているNFTの上にカーソルを運ぶと表示される、Edit Listingをクリックしましょう。
右下にある縦ドット三本線をクリックすると、新しく表示される「Delist」をクリックします。
Delistをクリックすると、ウォレット(ここではメタマスク)が起動し、署名するとリストの取り下げが完了しますよ。
出品取り消しにガス代はかかりません
よくある質問
最後にマジックエデンに関する、よくある質問をまとめました。
無料で利用できますか?
マジックエデンをはじめ、OpenSeaやBlurなどは年会費や登録料は一切不要にて利用可能です。
ただしそれぞれのマーケットプレイスで、購入や販売時のマーケットプレイス手数料が異なります。
NFT出品で失敗しない!NFTマーケットプレイスを選ぶ7つのコツにて、まとめていますので参考にしてみてください。
日本語に対応していますか?
マジックエデンは日本語対応していません。
執筆時時点では、ごくわずかな単語のみ日本語表記が出るだけにとどまっています。
最初はGoogle翻訳やDeepLなどを駆使して、NFT取引やサイトに慣れる必要があるかもしれません。
使い慣れていけば、さほど困りませんよ
スマホでできますか?
結論を先に言うと、マジックエデンはスマホに対応しておらず操作できません。
もともとスマホはセキュリティがパソコンに比べて高くないため、NFT取引に不向きです。
高いセキュリティが求められるNFT取引では、ハッキングなどの詐欺が毎日発生している状態のため、お勧めできません。
一時期マジックエデンの偽アプリも出回まったくらい、詐欺などが横行しているのでご注意ください。
ちなみにマジックエデンのアプリはありません
Ordinalsって何ですか?
Ordinalsとは、一言で表せばビットコイン版NFTです。
Ordinalsの生みの親である「Casy」は、NFTという言葉が嫌いだったため、新たな言葉「Ordinals」を提唱。
細かな技術はさておき、この言葉が広まってビットコインのNFT=Ordinalsと呼ばれています。
Ordinalsが気になる方は「Ordinals何買えば良い?おすすめOrdinalsコレクションを9点紹介」にまとめていますので、あわせてチェックしてみてください。
ロイヤリティってなんで必要なの?
ロイヤリティが必要な意味は、大きく2点挙げられます。
- 作者や運営者へ永続的に入る大事な収入源となる
- トークンや従来の物販とは異なるNFTの特徴
【超基本】NFTの二次流通・ロイヤリティの仕組みを10分で解説!にて、詳しくまとめていますので参考にどうぞ!
NFTを出品してみたい
マジックエデンでオリジナルNFTを出品するためには、ややハードルが高く難しいのが現状です。
なぜならコレクションを作成したあと、マジックエデンに登録申請し認可されてようやくマジックエデンのコレクションに加わるから。
マジックエデンでコレクションを作りたいなら、「独コン作るくん」か「Thirdweb」などを使ってコレクションを作成する必要があり、手数料もかかるうえ初心者は難しいところ。
初心者がNFTを出品するなら、完全無料でオリジナルNFTを出品できるRaribleで慣れていくのがおすすめですよ。
マジックエデンの使い方をマスターしよう
本記事の要点をまとめます。
- マジックエデンはいま最も勢いのあるNFTマーケットプレイス
- 世界2位の取引量を誇り、現在も勢力拡大中
- マジックエデンはロイヤリティ保護を打ち出している
- 専用ウォレットひとつあればすべてのチェーンが使えて管理も楽
- ダイヤモンド取得でのちにトークン配布条件につながるとの噂
- マジックエデンではNFTの購入・販売(転売)ができる
- 日本語にはほとんど対応していない
マジックエデンは海外NFTマーケットプレイスのため、日本語非対応やオークション販売ができないという欠点もありますが、世界で最も勢いのある取引所です。
日本のNFTプロジェクトも続々OpenSeaからマジックエデンへと移行しており、今後もさまざまなチェーンやNFTが売買されて成長していくことが確実でしょう。
マジックエデンの使い方をマスターして、NFT取引にぜひ慣れてみてはいかがでしょうか。