クリック戦争に勝てない
セキュリティ対策で防御力を上げたい
一目でトークンやNFTが確認したい
MetaMaskでは実現できなかった上記の悩みが解決するかもしれない、Rabbyの導入方法を用意しました。 MetaMaskを普段使い慣れている方なら、Rabbyは10分あれば乗り換えできます。
前半ではRabbyの特徴を、中盤ではRabbyのインストールとMetaMaskからの乗り換え方法、後半ではRabby機能を解説するのでぜひ参考にしてください。
Rabbyのメリットは大きく6つ
Rabbyは大きく6つの特徴がある仮想通貨ウォレットです。
- RabbyでNFT・仮想通貨やトークンも全て確認できる
- Rabbyはネットワーク切り替え不要
- Rabbyはガス代がシンプルででわかりやすい
- セキュリティがMetaMaskに比較して高い
- リボークやイーサスキャンが使いやすい
- MetaMaskよりクリック戦争に勝ちやすい
ひとつずつ解説していきますね
RabbyでNFT・仮想通貨やトークンも全て確認できる
トークン(仮想通貨)も(チェーンが異なっていても一目で確認できます)
DeFiも
もちろんNFTも(一部リビール前の表示になるものもあります)
全てRabbyウォレットであれば確認できます。これ、非常に便利じゃないですか?
Rabbyはネットワークの切り替え不要
いざ購入画面までいったらポリゴンチェーンだったから、メタマスク側でするとはいえ、ネットワーク切り替えしなきゃ・・・こんな経験ありませんか?
MetaMaskでは、ネットワーク切り替えを購入するNFTごとに切り替えなければなりません。ポリゴンを買った後、イーサリアムチェーンのNFTを買おうとすると、またチェーン変更・・・
けっこうわずらわしくなりませんか?
Rabbyでは、こうしたネットワーク切り替え不要!ほぼ全てのネットワークに自動対応してくれるので、ユーザー側で何かチェーン変更する必要がありません!
ネットワークを気にせずに売買できるのがRabbyの特徴です。
Rabbyはガス代がシンプルでわかりやすい
MetaMaskを使っていて不満な点として、ガス代が不明確なところがありませんか?
いや、一体いくらかかるんだい?
また、クリック戦争でのガス代の調整も、どれくらい上げればいいのか?上げたガス代をいつ・どこまで下げればいいのか?分かりづらくないですか?
Rabbyのガス代は、シンプルな表記で一目でわかりやすいのが特徴。こちらはミント時のガス代です。
こちらは待機時の表示。その時のガス代が表示されているので高い/安いも見やすいですね。(ひとつの目安として12〜15Gweiが標準的です)
セキュリティがMetaMaskに比較して高い
MetaMaskで問題となっているのが、署名を求められてそのまま承認してしまう日本人の英語毛嫌いによる詐欺。特に怖いのが「Set Approval For All」に署名してしまうことです。
私のウォレットの中から全て取り出していいよ!という署名です
詐欺サイトなどで、このSet Approval For All」に署名をしてしまうことで、NFTや仮想通貨を抜き取られるハメになるのですが、Rabbyではそうしたセキュリティ対策をしています。
とあるNFTを販売した際のRabby画面ですが、「Pre-sign check」という署名前にアラートが出てくる仕組みです。ここでアラートが出ていれば「危険」と見極められます。
MetaMaskだと、気づかずにサインに署名してしまうところを、Rabbyでは直前にチェックしてくれるのでセキュリティ高く運用するには必須のウォレットですね。
Revokeやイーサスキャンが使いやすい
セキュリティ高いRabbyですが、それでも取引に不安になる場面やスキャムに引っ掛かってしまう場合もゼロではありません。
万が一、スキャムに引っ掛かった場合は即Revokeして仮想通貨とNFTの移動許可を取り消す必要がありますが、MetaMask利用の場合は、Revoke公式サイトにアクセスする必要があります。
ええとRvokeの公式サイトは・・・
イーサスキャンも、MetaMaskからアクセスできますが①縦三本線をクリック②イーサスキャンをクリックと急ぎで対応したいのにも関わらず2ステップ必要です。
そんなことしている間にも、NFTや仮想通貨が盗まれていってしまいます・・・
一方で、Rabbyは常にボタン配置してあるため、Revokeやイーサスキャンどちらにもワンクリックでアクセスできるメリットがあります。
1分1秒を争うタイミングでは、タッチ数の少なさが重要です。Rabbyはその点でMetaMaskより優れているといえるでしょう。
MetaMaskよりクリック戦争に勝ちやすい
Rabbyは、クリック戦争に勝ちやすいとの報告があります。早押しでの購入は、MetaMaskでのガス代を上げてもRabbyには敵わなかったとのこと。
早押し争奪戦の場合は、人気も高く販売数も限られていることからトランザクションが早く通ると噂のRabbyを使う方が勝率は上がりそうです。
Rabbyのスマホアプリは危険?
結論を先に言うと、スマホアプリ版のRabbyはリリースされていません。時々検索するとヒットする場合もありますが、100%詐欺アプリです。(2022年12月現在)
利用者が資金を抜かれたという報告が上がっていますので、絶対にインストールしないようにしてください。
AppストアやGoogle playから出ているアプリが詐欺でしたので、公式リリース発表があるまでは絶対に飛びついて使わないようにしましょう。
Rabbyのインストール方法とセットアップ手順
ここからは、Rabbyの実際にインストール方法とセットアップ手順を紹介していきますね。MetaMaskをインストールした経験があれば、10分もかからずインストール・セットアップまで可能です。
Rabbyが対応しているパソコンのブラウザは、
- Google Chrome
- Brave
です。そのほかのFirefox・Edgeには現在のところ(2022年12月時点)対応していません。
今10分を確保してこの後使い倒していくか、先延ばしにして早押しミントで負けてからRabbyをインストールするかは自由です。笑
Rabby公式サイトからRabbyを入手しよう
Rabbyの公式サイトにアクセスしましょう。Rabby公式サイトはこちら
アクセス後、「Download for Google」をクリックしましょう。
GoogleのChrome拡張機能にページが変わります。「Chromeに追加」をクリックしましょう。
「Rabby」を追加しますか?と確認が出ますので、「拡張機能を追加」を押します。
無事にChromeにインストール・追加できました。
Rabbyのセットアップをしよう
続いて、Rabbyのセットアップを進めましょう。セットアップしないと使えませんのでインストールしたらそのままセットアップまで完了させましょう。「Next」をクリックします。
「自己管理」秘密鍵はローカルに保管し、お客様だけがアクセス可能にしてくださいという内容です。「Get Started」をクリックします。
Rabbyウォレットを作成しよう
Rabbyウォレットを作成しましょう。新規Rabbyウォレットを作成後にメタマスクとインポート・置き換えも可能です。「Create New Address」をクリックします。
パスワードを求められます。2回同じパスワードを入力してください。ここのパスワードはMetaMaskと同じでRabbyのロック解除時のパスワードです。8字以上の文字列で自由に決めて「Next」に進みましょう。
以下の内容が書かれていますので要確認を!
ご使用の前に、以下のセキュリティ項目をお読みください。
- シードフレーズを紛失した場合、私の資産は永遠に失われます。
- 私のシードフレーズを他の人と共有すると、私の資産は盗まれます。
- シードフレーズは私のコンピュータにのみ保存され、Rabbyはそれにアクセスすることはできません。
- シードフレーズをバックアップせずにRabbyをアンインストールすると、Rabbyはシードフレーズを取得できません。
確認後に、「Show Seed Phrase」を押してください。
シードフレーズが表示されますので必ず物理メモしてください。
写メ保存やスクショはハッキングでの漏えいリスクがあるので危険ですよ!
メモし終えたら「I've Saved the Phrase」を押しましょう。
これでRabbyのセットアップ完了です!
「Done」を押した後、Rabbyのウォレットが完成です。
RabbyにMetaMaskをインポートして情報を連動させる
ここからは、RabbyにMetaMaskの情報をインポート(入力)して連動するようにする手順を解説します。もちろん上記の新規Rabbyウォレットアドレス取得後でもインポート可能ですよ。
RAbbyの初期画面の右上にあるマークをクリックします。
「Aдd αn Address」の画面に切り替わります。表示されている「import My MetaMask Account」をクリックします・
RabbyにMetaMaskアカウントをインポートするための3ステップが表示されます。
- メタマスクからシードフレーズや秘密鍵をエクスポートする。
- Rabbyのシードフレーズまたは秘密鍵をインポートします。
- インポートが完了し、すべてのアセットが自動的に表示されます。
MetaMask作成時にメモしたシードフレーズか、秘密鍵を入力する必要があります。
「Import Seed Phrase」をクリックすると、MetaMaskのシードフレーズを入力する項目が出てきます。手元に控えがあれば順番を間違えないように注意しながら入力して「Comfirm」をクリックします。
「Import Private Key」をクリックした場合はこちら。空欄にMetaMaskの秘密鍵を入力して「Confirm」をクリックしてください。
間違いなく入力されたら、自分のMetaMaskアドレスが表示されます。そのまま「Next」を押してください。
これでRabbyにMetaMaskの情報をインポートし連動することができました。
「Done」を押すと、MetaMaskの情報が反映されます。
RabbyとMetaMaskの優先順序を決めよう
上記まででRabbyにMetaMaskの情報をインポートして連動できていると思います。ここでは、RabbyとMetaMaskの優先順序を決める方法をまとめています。
RabbyにMetaMaskをインポートして連動させると、アイコンが表示されるようになっています。ここの「Flip」をクリックしてRabbyとMetaMaskの優先順位を切り替えます。
Flipを押すと、「Flip to use Rabby」と表示が出ます。Rabbyを優先して使う?とことですのでRabbyを優先する場合は「Confirm」を押してください。
これでRabbyが優先して使われるように設定できました。MetaMaskを優先して使いたい場合は、もう一度「Flip」を押してください。
同様に、「Flip to use MetaMask」と表示が出ます。メタマスクを優先して使いたい場合は、「Comfirm」を押してください。
これでメタマスクが優先状態になりました。
Rabbyの優先順位はいつでも2クリックで切り替え可能です。
- オレンジ⇨メタマスクが優先して起動・使われる状態
- ブルー⇨Rabbyが優先して起動・使われる状態
Rabbyウォレット名変更方法
Rabbyのウォレット名の変更の仕方です。赤枠の部分をクリックしてください。
Edit address noteで名前をいつでも変更できます。入力終えたらComfirmを押しましょう。
これで名前変更されました。
Rabbyのアイコンと機能解説
ロック解除後の画面です。アイコンで何となく分かるものもありますが、それぞれ解説していきますね。
- Swap:両替。MetaMaskでもあったさまざまなトークンにウォレット内で両替可能です。
- Send:仮想通貨(トークン)を特定のウォレットに送付できる機能です。
- Receive:仮想通貨(トークン)の受け入れQRコードを作成します。アドレスコピーも可能。
- Gαs Top Up:他のトークンをガス代にチャージできる機能です。
- Transactions:直近の履歴がここから追えます。
- Connected:接続したサイト履歴がここから追えます。
- Approvals:承認状況を確認できます。
- Addresses:Rabbyのアドレスを追加や変更がここからできます。
- Settings:アカウントのリセットやRabbyのTwitterやdiscordリンクがあります。
- DeBank:ワンクリックでDeBankに飛びます。
- Etherscan:ワンクリックでイーサスキャンに飛びます。イーサスキャンの使い方はこちら
- アドレス:現在のアドレス表記。複数アドレスを所有していた場合はここから変更できます。
- ウォレットコピー:クリックで今表示されてるアドレスをコピーできます。
- Add αn Address:ウォレット追加などはここから。
Rabbyのアンインストール方法
使ってみてやっぱりMetaMaskがいい!となった方は、Rabbyのアンインストールをしましょう。アンインストール方法をこちらでまとめています。
自分のアドレスをクリックします。
Current Addressからdeleteしたいアドレスを選択します。
Address Detail欄の一番したに移動して、「Delete Address」をクリックします。
Delete addressのチェックを入れ、パスワード(Rabbyのロック解除パスワード)を打ち込み、Confirmをクリックすると削除になります。
以下の内容が書かれています。
削除する前に、以下の点に注意して、あなたの資産を保護する方法を理解してください。
私は、このアドレスを削除すると、このアドレスに対応する秘密鍵とシードフレーズが削除され、rabbyがそれを回復することができなくなることを理解しています。
私は、秘密鍵またはシードフレーズをバックアップしていることを確認し、今すぐ削除する準備ができています。
アドレスが削除できました。
Web3・NFT関連用語を調べたいなら
こちらにNFT用語集をまとめています。NFTやWeb3に使う用語は日々新しい用語が出てきて分からないものばかり。
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