NFTの活用事例を知りたい
NFTはアートだけじゃないの?
日本のNFT活用例って何がある?
こんな悩みを解決する記事を用意しました!
本記事では、日本におけるNFTの活用事例を紹介します。
NFT=アートだと思っていませんか?
NFTに触れたことがない人にもわかりやすく解説していますので、こんな実例があるんだ!と言った知識習得にぜひ役立ててください!
国内のNFT活用事例
国内でのNFT活用事例を見ていきましょう。
- 不動産関係に活用したケース
- エンタメ(チケット)に活用したケース
- エンタメ(ゲームやアニメ)に活用したケース
- アート分野に活用したケース
- スポーツに活用したケース
- ファッションに活用したケース
- 地方や産業創生に活用したケース
- 証明書として活用したケース
- 関係性構築(マーケティング)に活用したケース
- ファングッズとして活用したケース
ここでは無数に活用事例がある中から大きく9ジャンル51選ピックアップしてお伝えしていきます。
ほんの一例ですよ!
不動産関連にNFTを使った事例
NFTを絡めた不動産関係は3つ紹介します。
それぞれNFTを絡めて面白い使い方をしていますよ。
ホテル宿泊権×NFT
NOT A HOTELは2022年「会員権(メンバーシップ)NFT」を発売し3億円相当が完売しました。
購入時点では旅の日程と場所は未定。
毎年旅する日がランダムに付与され、宿泊の3ヶ月前にAirdropにて『THE KEY』が届くことで宿泊するNOT A HOTELが決まります。
メンバーシップは建物の耐久年数と同じく47年間有効で、価格は125万円から475万円。
会員権NFTは二次流通で販売も受け取る「THE KEY」のみ売却したりプレゼントすることも可能です。
NFT×不動産が発売
Ouchi FinanceはNFT不動産の新しい取り組みとして、トグルホールディングス株式会社から都内の区分マンションをNFT化して販売しています。
Ouchi FinanceはNFT化された不動産あるいはメタバース上の不動産を提供することを目指すサービスを提供しており、エジプトのニューカイロの物件をNFT化して販売した経験がある企業です。
今回はオーベル練馬区分一室がNFT不動産として実際に販売されています。
NFT不動産はOUCHIトークンでのみ購入可能で、不動産投資のハードルを下げることにより市場の活性化が期待されています。
NFT×チェックインシステム
「Centrum」は、コミュニティスペースへの出入りにNFTチェックインシステムを導入すると発表しています。
パブリックチェーンのNFTを活用したチェックイン体験を提供し、以下の項目を実現しています。
要はNFTが入室の鍵になっているんだね
世界各国で活躍しているグローバルベースの起業家やプロジェクトを積極的に誘致し、最先端の情報が集まる仕組みを提供していくとを目指しています。
エンタメ-チケット
エンタメの世界では大きくNFTを絡めた動きが出てきていますよ。
主にチケット利用となるNFTの使い方を見ていきましょう。
大阪・関西万博×NFT
2025年に開催される、日本国際博覧会(大阪・関西万博)にNFTが使われることが決定しています。
キャッシュレス決済と共に、各種企業サービスやNFTを絡めて実装するとのこと。
ブロックチェーンであれば操作に必須となる「ガス代」と呼ばれる手数料も独自チェーンのため不要。
誰でも簡単に利用可能な上、日本のみならず世界中から注目されるイベントのため認知や需要が爆発的に広がることが期待されています。
舞台来場特典×NFT配布
株式会社イルカは舞台『爆剣〜東京転生死合・再戦〜』の入場者特典として、公演期間中に劇場内QRコードを読み込むことでLINE NFTがもらえるイベントを開催しました。
配布していたのは出演者10名のNFTブロマイド全30種類のうちランダムで3枚が付与されます。
もらえたNFTはLINE NFT内での転売や交換も可能です。
ライブチケット×NFT
HIDEのライブツアー「HYDE LIVE 2023」の9月9日(土)と9月10日(日)に幕張イベントホールにて開催されるNFT付チケットが発売されました。
オリジナルのHYDE撮り下ろしNFT付きとなるチケットです。
上記の全4種類が発売。
公演日ごとに図柄の異なるHYDE本人の画像を使用した撮り下ろしNFTと、公演日付入りのライブ参加記念NFTが含まれています。
NFTの図柄はランダムのため重複する場合があり、Rakuten NFTのマーケットプレイスにて売買可能です。
解散ライブ観覧チケット×NFT
BiSHの東京ドーム解散ライブにNFTチケットが活用され、オークションにて発売されました。
NFTチケットは最前列の座席/観覧できる権利だけでなく、以下の特典も付与されたのが特徴です。
NFTならではの付加価値を上手につけて発売し限定6点、0.6ETHからのオークション発売ながら合計60ETHの売り上げを達成。
また、解散後に閲覧可能となるNFTタイムカプセルも発売しています。
エンタメ-ゲーム・アニメ
エンタメ分野でもゲームやアニメへのNFT活用例を見ていきましょう。
NFTを絡めたさまざまな施策が展開されています。
ゲームキャラ×NFTアート
CAPCOM Taiwanと株式会社gumiの協業による最新作ゲーム「ロックマンX DiVE オフライン」が登場しました。
今回発売されるNFTはロックマンX DiVE オフラインとは関係のない「アート」としてのNFT。
購入者限定のチャンネルが付与されるとのことです。
アニメキャラ×NFTアート
永井豪氏が手掛けるアニメ「キューティーハニー」が公式NFTとして登場。
今回はキューティーハニーがNFTプロジェクト「IROIRO」とコラボする形でNFTとして登場します。
IROIROのコラボレーション式神NFTをミント(購入)し、特設サイトでバーン(焼却)することで様々なコラボNFTとのNFTと交換する形が取れるとのこと。
今回のキューティーハニーも同様にバーンすることでIROIRO Cutie Honey REMIXとして入手できるようになります。
NFTコレクション×漫画×山梨県
「NeoTokyoPunks(NTP)」と山梨県がコラボし、ジェネラティブNFTコレクションをマンガ化するプロジェクトが発表されました。
今回リリースされるマンガは山梨県が持つ水素技術をテーマとしており、「未来」「先進性」をイメージしたもの。
NTPの世界観・キャラクターを活用しストーリーが展開されます。
マンガ制作はストーリー制作がNTP、作画は重松成美氏が担当されるとのこと。
公式サイトにて詳細・SneakPeakが公開されています。
連載漫画×NFT
本作品にてデビューとなる新人作家の浅村壮平氏がヤングマガジン新連載漫画『ゾミア』を、「Kollektion」にてNFT化し販売すると発表されています。
プラットフォーム「Kollektion」にて『code:ノストラ』をNFT販売し、最大81ページのNFTを購入したユーザーや、和数によっては1時間で完売するなど多くの注目を集めています。
この結果を踏まえトップコレクター上位20人のユーザーネームを『code:ノストラ』に掲載するなど、ファンとクリエイターの方の結びつきを強める様々な取り組み実施しています。
ゾミアも『code:ノストラ』同様の施策を展開していくとのことです。
楽曲×NFT販売
故坂本龍一氏は生前に全595個からなる音のコレクタブルNFTを発売しています。
故坂本龍一氏を代表する作品の1つである「Merry Christmas Mr. Lawrence」の音源の右手のメロディー595音を1音ずつデジタル上分割し、NFT化。
それぞれの音が位置する小節の楽譜画像も紐づけられています。
このプロジェクトのために故坂本龍一氏は「Merry Christmas Mr. Lawrence」26小節目までの直筆楽譜を作成したとのこと。
NFTの初回購入者限定の特典として以下の2点がありました。
1音1万円で発売開始したところ特に海外からのアクセスが集中し、サーバーがダウンする熱狂ぶり。
1曲で5000万の売り上げとなり業界に激震が走った事案で、現在ではニ次流通でNFTのみが購入できます。
楽曲×NFT×リアルグッズ
日本の音楽シーンを牽引した小室哲哉氏は楽曲をNFT化して販売し、その売上額は1,000万を超えています。
収録デモ各曲のフルサイズ音源に加え、同氏の手書きTrack Sheet(実物)が実際に自宅に届く特典も。
ファンなら是非とも欲しい一品となっていることから、高額での取引につながっているようです。
ファンクラブ限定でしか公開されていなかった曲に加えて、未収録デモ曲も含まれています。
書籍×NFT
是枝裕和映画『怪物』のノベライズ本が発売されています。
通常盤のほか特装版は、小説に加えてNFTデジタル特典付き。
NFTデジタル特典は是枝監督の画コンテと、映画の世界観をイメージした風景写真で構成されています。
3種のセットのうち、1種がランダムで封入された特別ミニ写真集のセットです。
『そして父になる』『三度目の殺人』『万引き家族』の是枝シリーズは累計110万部を超える話題作として流通していますよ。
NFTアート活用事例
NFTアートの活用事例はこちら。
市況が非常に良くないため、アートをそのままNFTとして使われるケースは少ない状況です。
旅行×NFT
旅行会社であるHISは、NFTコミュニティ「WAFUKU GEN」と共同プロジェクト『Traveler’s Canvas』(通称:トラキャン)を販売しています。
各シーズナリティに分けてNFTを限定販売し、第一弾として夏の北海道をテーマとしたNFTが発売されました。
同時に道内のイベントにてWAFUKU氏のサイン入りのアート(風景画など)ソウルバウンドトークン(SBT)を配布し、現地訪問のユーティリティにしています。
今後は沖縄など地方プロモーション活動に合わせて各シーズンNFTを発売していくそうです。
別府温泉×NFT
日本最古の天然地獄である、別府にある血の池地獄がNFTプロジェクト「EDO-1 PROJECT」とコラボしてNFTを発売しています。
血の池地獄をテーマに、地獄のエンマ大王や鬼たちをモチーフとしたNFTアート「Hell-min」を発売。
NFTホルダーは血の池地獄への入園料が無料になるユーティリティ付きです。
OpenSeaリンクはこちらです
スポーツにNFTを活用した事例
スポーツジャンルでは少しずつ活用事例が増えてきています。
ここでは代表的な3点をピックアップします、
プロ野球×NFT
阪神タイガースは公式サイト上で阪神タイガース初となるNFT写真の発売を開始しています。
球団公式カメラマンによる撮影された名場面を中心に、デジタルアイテムとしてコレクションしていく阪神タイガース公式サービス。
デジタルアイテムは数量限定で発売され、ブロックチェーンに刻まれます。
現在は阪神タイガース公式サイト上のみとなる初期販売だけですが、今後二次流通できるように検討していくとのことです。
プロ野球×NFT2
ジャイアンツは「DAZN」が運営するマーケットプレイスで「YOMIURI GIANTS 2022 SEASON」を発売しています。
と4つのレアリティからなり、2022年シーズンを静止画のNFTで再現しているもの。
LEGENDは89,000円での発売で、二次流通はできないデジタルファングッズとしての立ち位置になっています。
サッカー×NFT
湘南ベルマーレはJリーグへ加盟し30周年を迎え「ワクワクする方角へ一歩踏み出す」30周年記念事業を開始しています。
今回は支援特典として「クラブ初のNFT」を試験的に発行。
「ベルマーレサポーター」を主役にしたデザインを採用し、一つずつ絵柄や表情が異なり、一点もののデザインになっていることが特徴です。
NFTの配布は11月下旬頃を予定。
どんなデザインが手元にくるかは「届いてからのお楽しみ」となっています。
ファッション
ファッションへのNFT活用事例はここでピックアップしました。
ファッションに限らずリアルとの融合をどうクリアしていくのかが課題ですが、事例ごとにさまざまな形でチャレンジしています。
リアルグッズ×NFT
Control Bear誕生15周年を祝し、IGUNFTとControl Bearのコラボ作品がNFTとして誕生しています。
「IGUNFT」は宇宙からやってきた未知のキャラクターで、「コントロールベア」を生み出したグラフィックデザイナーの上原長剛氏が取り組んでいるNFTプロジェクト。
全8種類のデザインを、Tシャツ、トートバッグ、そしてマグカップの合計24アイテム展開しています。
リアルグッズ×NFT×メタバース
XXXX™(フォックス)は日本初のデジタルファッションブランドで、「AI-SCREAM(アイ・スクリーム)」というNFTを発売しています。
「AI-SCREAM(アイ・スクリーム)」はAIに対するクリエイターの悲鳴をテーマに描かれた作品。
AIと人間が帽子のテキスタイルデザインを制作しています。
一次販売での購入時に「あたり」が出るとスニーカーNFTがプレゼントされる仕掛けもありました。
リアル×メタバース×AR
日本初のデジタルファッションレーベル「1Block(ワンブロック)」の運営を手がける1SEC(ワンセック)が、アプリ「METADRIP(メタドリップ)」をリリースしています。
このアプリはスマホカメラを通じて実際の人にNFT購入したファッションアイテムを着せられるというもの。
NFTを単なるファッション画像にとどめておかず着こなせるようにしています。
リアル×アバター
Pocket RDは豊島株式会社と協業し「GET BOTHプロジェクト」をスタートしています。
Pocket RDはワンステップで簡単にオリジナルアバターを作成でき、カスタマイズもできるアバタープラットフォーム「AVATARIUM(アバタリウム)」を展開。
アバタリウムで作成したアバター用のバーチャルファッション服と、実際の洋服同時購入をメタバースやゲーム内で楽しめるサービスを提供しています。
NFTキャラコスチューム×リアル
ジェネラティブNFTコレクション「Shibuya Scramble Punks(SSP)」からフィジカルグッズとしてTシャツが発売されています。
グッズは白と黒の2色展開でSSPのロゴが入ったシンプルなもの。流行りのオーバーサイズで製作を実施。
NFTのキャラクターが実際に着用しているデザインが実物のフィジカルグッズとして誕生してきた点で既存フィジカルグッズとまた違う展開です。
リアルグッズ×NFT
NFTプロジェクト「OP Sumo Club」は新NFTコレクション「OP Sumo Legendary Drops」のリリースを記念としてオリジナルデザインTシャツとNFTを一体化した新商品「NFT-shirt」を販売しました。
「NFT-shirt」は日本円で購入でき、仮想通貨を持たない方でも手軽にNFTを介した新たなデジタル体験を楽しむことが可能。
保有者特典
さらに「NFT-shirt」の交流証明NFT(Proof-of-Meet)を5個集めると、OP Sumo Clubのコミュニティ内トークン200$CHANCOがもらえるといったリアルとNFT交流をうまく掛け合わせているのが特徴です。
地方・産業創生
地方創生や産業創生といった形でのNFT活用事例はこちら。
偽造されない記録がずっと残っていくので相性の良い使い方のひとつです。
ふるさと納税×NFT
ふるさと納税の返礼品としてNFTコレクションCNPが使われています。
CNPは『CryptoNinja Partners』という日本トップのNFTコレクション。
過去11回の寄付枠222点がすべて完売する盛況ぶり。
本家のイーサリアムチェーンのCNPのホルダーも、ふるさと納税のCNPと同じ返礼メリットを享受できるのが最大の特徴です。
ウイスキー×NFT
蒸留酒の樽管理サービス「UniCask」は、2021年からウイスキー樽をNFT化し販売しています。
ウイスキーは熟成させるほど価値が上がる特徴があるものの、樽の所有や管理手続きが複雑なため一般人は参加困難。
しかし熟成中の樽を小口分割してNFT販売することで、一般人も参加可能になり熟成が終わってボトリングするときにNFTを実際のウイスキーと交換することで入手も可能になりました。
ボトリングを待つ間「CASK NFT」購入者は、サンプル進呈などの特典が受け取れるトランプゲームに参加できる遊びも設計されています。
ご朱印×NFT
三浦半島の寺院を中心とした文化観光が推進するBUSHIDO文化協会は、ご朱印NFTを授与しています。
授与いただいたご朱印をSNS等に写真投稿する行為が近年盛んに行われ、結果としてだれでもダウンロードできる「画像」になってしまっていることに危機感があったようです。
NFTを使うことで、デジタル御朱印に誰のものであるのかという証明が可能になり神様とのつながりを享受できるとしています。
遠方でお参りできなくとも、NFTなら本尊への敬意を込めてつながりを授与していただけます。
花火×NFT
全国で花火イベントを手掛けるFIREWORKS株式会社は、国内の人気NFTアーティスト3名による三陸花火大会に関するNFT作品を販売しました。
花火師やNFTアーティストや様々な業界と共同で「花火」をテーマにNFTアート作品。
全国の花火大会会場や商業施設や協賛企業が所有するサイネージなどで公開され、オークションにて販売されました。
売り上げは全額花火の打ち上げ費用に充てられ、補助金に頼らず地域への負担が少ない形での運営を進めています。
地方創生×NFT
新潟県長岡市にある山古志地域(旧山古志村)は、村発祥の「錦鯉」をシンボルにしたNFTアート「Colored Carp」の発行・発売しました。
NFTアート「Colored Carp」は、同地域の「電子住民票」としても成立し、世界各国から『デジタル村民』が移住(購入)しています。
NFTの販売益を元に独自財源とガバナンスを構築することを目標にしています。
Discordコミュニティでは、山古志地域を存続させるためのアイデアや事業プランについて議論が交わされています。
伝統文化×NFT
青森で開催されたねぶた祭の文化継承・発展および地方の活性化貢献を目指してねぶたNFTを無料配布しました。
無料配布されたねぶたNFTは「釈迦降誕」アートで10,000点限定。
NTT東日本青森支店「HAnet Station」などで掲出・配布しているポスターやチラシに印字されている二次元バーコードを読み取り専用ページからアクセスする方法で入手できました。
文化芸術のデジタル化とその活用を通じ、「文化芸術の保護」や「新たな鑑賞方法」を用いて世界と地方を繋げていく狙いがあります。
本気で世界と繋げていくならグローバルに取引されるイーサリアムチェーンでやって欲しいですね
伝統グッズ×NFT
NFTを活用したコミュニティを形成し、盆栽の魅力を海外に届けるプロジェクト「BONSAI NFT PROJECT」があります。
盆栽業界の課題として以下のものがあります。
Discordでは盆栽歴15年以上の講師から盆栽育成について学べるコミュニティになっており、いつでも聞ける環境が整っています。
NFT購入者の自宅に実物の盆栽が届き、コミュニティで育成について学びながら実際に育てていける両軸が整っています。
証明書
各種証明書として使われているNFTの事例はこちら。
偽造できない記録や履歴が分かるので相性が良いジャンルです。
テスト結果×NFT
英語能力テストTOEICでは、公開テスト結果をデジタル公式認定証で配布していくと発表しました。
DX化の流れもあり従来の紙媒体となる公認認定証からデジタル化を模索していたとのこと。
そんな中ブロックチェーンの偽造防止技術を用いることでテスト結果を改ざんできない形でデジタル化が可能。
2023年11月開催の公開テストより紙媒体における公式認定証は廃止予定としており、公式認定証に必要な紙資源や、印刷・郵送に伴う排出ガスが削減できるとしています。
旅行証明×NFT
JR九州では、独自のNFT販売サイトを運営しNFTを活用したプロジェクトを開始しています。
JR九州では NFT を売買コンテンツだけではなく、各種交通関連に加え商業・宿泊施設等の利用でもNFTを配布。
「記念」や「証明」としてNFTを楽しめるものとしていくそうです。
さらに保有NFTの種類や数に応じて、新たなNFTのプレゼントやサービスが受けられるといった付加価値も検討しているとのことです。
卒業証書×NFT
千葉工業大学では、令和4年の卒業の希望者に対し、NFT学位証明書を発行しています。
今回のNFT学位証明書は、オンチェーン情報で一般公開されるNFTと、学生側で公開/非公開の設定が可能なVC(Verifiable Credentials)を掛け合わせたもの。
学生側による公開設定が可能でプライバシーを守りながらも卒業生としての証明ができる特徴があります。
証明書は学生3名によりデザインされています。
実践スクール卒業証書×NFT
プロの現場による実践スクール事業を手がける株式会社バンタンは、国内初事例となるポリゴンチェーンでのNFT卒業証書を発行しました。
NFT化された卒業証書を発行し、各卒業生が保有するデジタルウォレットに配布。
これから社会へ旅立つ卒業生へ向けて、NFT化された卒業証書が数億円もの価値として評価されるようなクリエイターへと大きく飛躍してほしいという願いが込められています。
ATM×NFT×募金
全国に設置されている26,000台以上のセブン銀行ATMにて、一般財団法人セブン‐イレブン記念財団へ募金するとNFTがもらえる募金キャンペーンが開催されました。
AIアーティスト窪田望氏の環境貢献活動をコンセプトとしたNFTが4種類の位置からランダムで1点が配布されます。
今回のNFTは譲渡不可能なSBT(Soul Bound Token)での発行となり、寄付した証として半永久的にウォレットに残り続けます。
募金だけでなくNFTの受け取り口としての機能を果たしているATMの機能認知度アップも図っています。
関係性構築-企業マーケティング
主に企業マーケティングとしてNFTを活用している事例はこちら。
自らNFT発行するだけでなく、マーケットプレイスまで作成する企業もあります。
スキー場×NFT
東急不動産は運営するスノーリゾート施設と連携した、NFT保有者向けの現実世界における特典付与企画を実施しました。
協力したのはSoudan NFTが手掛けるプロジェクト「すとっぴ」
特典内容
NFT保有者を現地リゾート施設へと足を運んでもらう施策として実施されています。
鉄道×NFT
東急電鉄はデジタル顧客接点の獲得を目的としてNFTを無料配布しました。
無料で配布されたNFTは東急新横浜線開業記念限定デザインの鉄道車両やヘッドマークなど4種類。
NFT自体は転売・譲渡不可のSBTです。
今回の配布結果等を分析し、リアル拠点に加えてデジタル空間上でも楽しめる新たな体験価値創出を目指すとしています。
映画×NFT
東映ビデオは映画公開記念にNFTのフリーミント(無料配布)を実施していました。
それぞれ複数種類のNFTがあり、すべての種類を組み合わせることで映画公開記念限定NFTが発行される仕組み。
LINEブロックチェーンを活用しているため、ウォレットがなくてもすぐにもらえる施策となっていました。
お菓子×NFT
カルビーは農業体験ゲーム「Astar Farm」にて条件達成したうちの10,000名に無料NFTを配布するキャンペーンを開催しました。
さらにゲーム内でじゃがいもを収穫した方から抽選で50名様に『ポテトデラックス』(10袋)も当たるキャンペーンも並行して実施。
バーチャルとリアルを融合させた価値創造による新たなファンコミュニケーションとしてNFTを活用。
カルビーはこのほかにもNFT付きポテトチップスを販売しています。
ラジオ×NFT
J-WAVEでは、専用アプリを経由してラジオ視聴してくれたファンにNFTを無料配布するキャンペーンを開催しています。
radiko/J-WAVEアプリかJ-WAVEサイト経由で毎月50時間以上J-WAVE視聴すると、ロイヤルリスナー証明書としてデジタルステッカーNFTが配布されます。
さらに自動抽選でリアルグッズのプレゼントを計画しているほか、デジタルステッカーNFTの数に応じて、J-WAVEならではの様々な特別体験も提供していくとのこと。
NFTの知識や経験が不要な「unWallet(アンウォレット)」を利用しています。
航空×NFT
ANAは航空業界初となる「ANA GranWhale NFT MarketPlace」をオープンし、NFT商品の販売を開始しています。
NFT商品としてデジタル写真うや誰も見たことのないANAの「幻の飛行機」が3Dモデルとして発売。
購入時は日本円・クレジットカード決済に対応していて、ANAを含め計4社からのNFT商品の販売を実施。
今後更なるラインナップを拡大していくとのこと。
ビール×NFT
飲料メーカーのアサヒは「アサヒスーパードライ」ブランド誕生36周年を記念して36点のNFTコレクションを発売しています。
36種類のNFTはすべての柄が異なる1点もの。
1点だけスーパードライミュージアムでの特別ツアーに参加できる特典が付いています。
OpenSeaページはこちらです
関係性構築-ファングッズ
最後にファングッズとしてのNFT活用を見ていきましょう。
ファンとの関係性構築の印としてNFTなどの技術も使いやすいですね。
アイドル×アバター×NFT
アイドルグループ欅坂46からメンバー19人のオリジナルアバターが発売されました。
購入特典
購入したアバターは専用メタバースで利用可能。
二次流通は後日実装されるとのことです。
シンガーソングライター×NFT
赤西仁氏レーベル設立10周年を記念し、イラストNFTがLINE NFTにて発売されました。
また発売記念としてJIN TENMEMORIAL NFTを応募者全員にプレゼント。
さらに両方を入手した方は、シークレットNFTがもらえる仕様でした。
どのNFTもプロフィールNFTとして活用できるようになっています。
タレント×NFT
手越祐也はNFTマーケットプレイス「Fanpla Owner」にて全国ツアー記念NFTを発売しました。
2種類がそれぞれ発売されています。
本人の海外志向の意思を汲み、ポリゴンチェーンを採用しているのが特徴。
二次流通によるロイヤリティも10%が設定されています。
アーティスト×ファンクラブ×NFT
アーティスト倖田來未が17年半運用していたオフィシャルモバイルファンクラブ「playroom」をアプリに切り替えました。
playroom最後のサービスとして会員全員にくじを実施。
くじはハズレなし。全7種類ある『永久会員証(NFT付き)』からランダムで1種が必ず当たります。
さらに大当たりが出ると、直筆(プリント)の感謝状や当選者の名前を倖田が直筆で書いた感謝状など、ファン思いな倖田ならではの豪華景品も混ぜられており、ファンにはたまらないものとなっていました。
女優×NFT
アサヒ飲料は対象商品購入から応募で新垣結衣NFTが当たるキャンペーンを開催中です。
対象商品の二次元コードからキャンペーンサイトへアクセスし、キャンペーンサイトでシールを貯めて応募する形。
抽選で100名に新垣結衣のデジタルブロマイドNFTが当たるキャンペーンです。
2023年9月29日まで開催していましたよ。
リアルアイドル×メタバース×NFT
最終未来少女(SMS)はリアルとバーチャルワールドを連動させるプロジェクト。
NFTを使って
などをこなして最終未来少女をWeb3の形で応援していくプロジェクトになっています。
YouTuber×NFT
チャンネル登録者数400万人を超える大人気YouTuberグループ「レベゼンフォックス」がNFTを無料配布しました。
会場にて配布されたビラについているQRコードを読み込み、NFTがもらえる仕様。
NFTはAdam by GMOを使っているのでメールアドレスとパスワードを打ち込むだけでもらえます。
NFT活用事例はどんどん増えてきている
本記事のまとめです。
国内のNFT活用事例をピックアップしてきましたが、NFT先進国のアメリカは大手企業が中心に活用しています。
NFT技術を中心としたWeb3と呼ばれるジャンルは日本の国家戦略として開発等を進めている段階。
来年開催される2024年パリオリンピックではNFTチケットが使われるとのニュースもあります。
世界的に活用が進むNFT。
活用例を知れた今から始めればまだ国内のトップ集団仲間入りになれます。
NFT今から始めてみませんか?
NFT取引の始め方入門【購入・転売・出品方法と8つの注意点】にNFTの始め方をまとめています。
知識や経験ゼロから始められるように丁寧に解説していますので参考にしてみてください。