本記事は筆者である私が未経験・ゼロスキルから700件以上のNFT取引を経験してきた実績をもとに執筆しています。
NFTの二次流通って何?
二次流通って誰でもできるの?
二次流通の手数料っていくらかかる?
NFT取引に出てくる上記の悩みを解決できる記事を用意しました。
この記事を順番に読み進めていけばNFTを始めたばかりの方でもNFTの仕組みや二次流通・ロイヤリティについての理解ができます。
実際に700件以上のNFT取引を未経験から身をもって学習した内容を丁寧に解説しています。
記事前半でNFTや二次流通・ロイヤリティの仕組みについて、後半ではNFTコレクションの作成や売り方について解説するので、少しずつ読み進めてみてください。
目次
NFTを簡単に解説
二次流通を解説する前に、NFTについて簡単にチェックしておきましょう。
NFTとはデジタルデータに「本物・一点もの」という証明書を紐付けた技術のこと。
ブロックチェーンという「台帳」でNFTは動き、台帳はみんなで同じデータを持ち合う「分散型」という特性があります。
ブロックチェーンの分散型という特性により、偽造やコピーするにはみんなが保有しているデータをまとめて改ざんする必要があるため事実上困難。
つまりNFT・ブロックチェーンは
という技術を表しています。
NFTの二次流通(二次販売)とは:仕組みを解説
NFTの二次販売(二次流通)とは、簡単に言えば転売のことです。
初期販売(一次流通)でユーザーの手に渡ったNFTが、売りに出されることを二次流通(転売)と言います。
また一度でもひとの手に渡ったNFTであれば回数問わず二次流通と呼ばれます。
下記で二次流通のメリットデメリットを解説していきます。
NFTの二次流通(二次販売):メリット
NFTの二次流通におけるメリットは主に3点あります。
それぞれのメリットを詳しくみていきましょう。
安値で買えるタイミングがある
二次流通のタイミングが良ければ安くNFTが購入できます。
具体的には下記のタイミングは狙い目です。
注目度が高いタイミングは価格の変動も激しくなるため、不人気だと購入よりもリスト(値段をつけて販売棚に並べる)売り圧力が勝り値段が落ちていくことも。
逆にNFTを売りたいなら流動性が高い(売買が活発なタイミング)発売直後が比較的売りやすいですよ。
作者に売上が渡る
NFTは「ロイヤリティ」設定により、作者に売上が渡る仕組みを構築できます。
ロイヤリティ?
ロイヤリティとは作品が転売されるたびに作者(クリエイター)に売上の一部が渡る仕組みのこと。
既存作品では初期販売(一時販売)のタイミングだけがクリエイターの収益源でしたが、ロイヤリティ収益はNFTが売買されるごとに収益が上がっていく仕組み。
ロイヤリティによりクリエイターのマネタイズポイントが増え、継続的な活動支援にも繋がります。
転売で利益を得られる
二次流通でNFTを売ることで、NFT転売での利益も大きく狙えるメリットがあります。
なぜならNFTの発行数(供給量)が限られているため、欲しい人・人気が高まれば(需要)価格が上がるから。
商品販売の原則となる需要(人気)と供給(発行数)により価格変動が常に起きており、NFT界では当たり前となっています。
購入者が不要になった場合もNFTを転売することで原価回収しやすく、リスク軽減にもつながります。
NFTアートで稼ぐ出品・転売全9戦略|これから始める失敗回避方法に失敗を防ぐやり方をまとめていますのでぜひ参照してみてください。
二次流通のデメリット
一方で二次流通におけるデメリットはこちらの2点。
以下で解説していきます。
ロイヤリティの負担増
NFT転売時には手放す側(NFTの売り手)がロイヤリティを負担しています。
え?買う側じゃないんだ!
わかりやすく日本円取引、ロイヤリティー10%かつマーケットプレイスの手数料を0%と仮定すると以下のとおり。
BさんがNFTを2,000円で手放した(転売した)とすると、Bさんの手元には1,800円が入り、ロイヤリティの200円がクリエイターの元に渡ります。
直接的にロイヤリティは支払わずNFTの転売時に自動徴収されるため実質の負担は感じにくい一方、転売利益を考える上ではロイヤリティが大きければ大きいほど負担増になります。
売り方に人間性を見られてしまう
NFT転売では、売買履歴が誰でもいつでもチェックできるため、売り方を見られてしまいます。
例えばあるコレクションでフロア価格(最安値)が0.5ETHだったとします。
早く売りたいからといって0.4ETHでリスト(値段をつけて陳列する)とどうなるでしょう?
と人間心理が働き、既存のリスト価格もフロア金額に合わせる行動に動いてしまいます。
売り方ひとつでコレクション価格を毀損しかねないため、「自分さえ良ければいい」といった安易な売り方は悪い意味で注目を集めてしまうので注意が必要です。
NFTの二次流通で発生するロイヤリティとは
続いてNFTが二次流通(転売)される時に発生するロイヤリティについて解説していきます。
以下で順番に解説してきますね。
ロイヤリティとは
上記で解説した通り、ロイヤリティとはNFTが売れた時の一部がクリエイターに入る仕組みのこと。
代表的なNFTプラットフォーム「OpenSea」ではロイヤリティを0〜10%まで設定できます。
今後移行が進むと思われるRaribleではロイヤリティが0〜50%まで設定でき、それぞれのプラットフォームによって設定範囲に差があります。
クリエイターから見ればNFTの売上が転売ごとに入ってくる画期的な存在、それがロイヤリティです。
ロイヤリティの相場はいくら?
国内のNFTプロジェクトはおおむね10%に設定されています。
海外のNFTプロジェクトではトレーダーもガンガン呼び込む方針のようで〜5%程度に設定されています。
国内NFTはトレーダーよりも長期保有を求めるNFTプロジェクトが多いため、高めに設定されています。
ちなみにRaribleでは最大50%までロイヤリティ設定できます。
ロイヤリティ設定方法
ロイヤリティはコレクション作成時に作成者が決定します。
OpenSeaではコレクション作成時に「Creator fees」欄で0〜10%までの範囲内で設定できます。
OpenSeaは現在コレクション作成してもクリエイターフィー欄がなくなっており、新規設定できなくなっています。
今後ロイヤリティーをNFT売却者の任意選択方式に変えるための処置だと思われます。
Raribleでも同様にクリエイターフィーを設定できますが、Raribleでは最大50%まで設定可能です。
二次流通に必要なガス代(手数料)一覧
NFTを購入するとき・二次流通(転売)する時に発生するガス代(手数料)を見ていきましょう。
NFTを買う時・売る時に分けてそれぞれのガス代発生条件をまとめています。
OpenSeaをベースにしていますが、基本的にどこのプラットフォームを使っても同じようにガス代が発生します。
GASNOWであれば数値が上がり赤色が濃くなっていけば高騰している目印なので、参考にしながら安いタイミングで取引しましょう。
NFTを購入する時に必要となる手数料
NFTを購入する時に必要となるガス代(手数料)は以下の通り。
NFT購入時にかかるガス代の発生タイミング
ガス代は都度発生するので、同一コレクションの場合はまとめて購入すると1回のガス代ですみますよ。
NFTを転売する時に必要となる手数料
NFTを転売(売る)時に発生するガス代は以下のタイミングです。
転売時にかかるガス代発生タイミング
AというコレクションのNFTを初めてリストする時にガス代が発生し、同じAコレクションであれば2回目以降はガス代が発生しません。
ただしBという別のコレクションをリストする場合は初回リストとなるため、再度ガス代が発生します。
ガス代は日々変動しているので、GASNOWを見ながら安いタイミングを見計らって取引しましょう。
NFTの二次流通に関する変化
二次流通を起点として発生する「ロイヤリティ」問題ですが、今後大きく変わっていくかもしれません。
理由としては世界最大級のNFTマーケットプレイス「OpenSea」が方針転換したから。
どんな出来事があったのか?そして今後どうなっていくのか?
順番に解説していきます。
OpenSea VS Blur
ロイヤリティ問題がNFT業界で大きな話題になった出来事がOpenSea VS Blurのプラットフォーム覇権争い。
世界最大のNFTプラットフォームOpenSeaに対抗する形で誕生したBlurは、
OpenSeaの手数料2.5%?高い!うちは0%だよ!
うちで売買してくれたらBlurトークンあげちゃうよ!
さらにうちだけでリストしてくれたらBlurトークン上乗せしちゃう!
といったキャンペーンを実施。
手数料安いならBlurがよくない?
加えてもらったBlurトークンを売ればさらに大きく稼げるとあってBlurでの取引量は一気に拡大。
Blurはロイヤリティを0.5%しか徴収しない(0%にもできる)ため、OpenSeaでロイヤリティ10%に設定していても0〜0.5%しかロイヤリティが入ってきません。
安い手数料はトレーダーにはありがたいですが、ロイヤリティを排除した取引ならNFTじゃなくて仮想通貨でいいのでは?
OpenSeaの方針転換
2023年8月に発表したOpenSeaの内容によると、2024年3月からはロイヤリティ強制徴収をやめて売却時の任意設定にすると発表しました。
今まではOpenSeaが設定されたロイヤリティを強制徴収していましたが、NFT売却者にロイヤリティを設定する方針に切り替えていくとのこと。
ほとんどの人が自ら割高となるロイヤリティを払わなくなると見込まれるため、事実上のロイヤリティ排除。
国内外のNFTプロジェクトは猛反発してOpenSeaを今後使わないようにするなどの対策を進めています。
脱OpenSeaとなる未来?
あくまで私の予想です。
国内のNFTプロジェクトはOpenSeaを脱却・ブロックしてRaribleに主軸が移っていくと思われます。
なぜならRaribleは「ロイヤリティ」については必ず守っていくと明言しているから。
NFTをお金獲得ツールとして捉える人はOpenSeaやBlurを、NFTをそれ以外の材料として捉える人はRaribleなどのマーケットプレイスに分かれていくと感じます。
あなたはどちらのマーケットプレイスをメインに使っていきたいですか?
NFT取引の始め方
NFT取引を始めるには何を準備するの?
ここではNFT取引に必要な準備を順番に解説していきます。
NFT取引を始めるには以下を準備していきましょう。
二次流通方法を知りたい方はこちらからショートカットできます。
順番に解説していきます。
NFTアート取引のはじめかた
購入をはじめるやり方を解説していきます。
NFT購入までには事前に5つのステップが必要です。
やり方を間違えないようにひとつずつ確認しながら進めていきましょう。
仮想通貨取引所で口座開設する
Coincheck
コインチェックはこんな人におすすめ:仮想通貨取引が初めての方
コインチェックは520万DLを突破し、4年連続国内仮想通貨アプリダウンロード数No1を誇る国内最大手の取引所です。
電気・ガスの契約/支払い金額に応じて、ビットコインがもらえるのも同社ならでは。
更にビットフライヤーやbitbankで扱っていない、手数料が安いポリゴンチェーンのMATICを直接買える取引所です。
国内屈指の会員数をサポートする体制に加え、初心者でも迷わず仮想通貨を買えるわかりやすいシンプル設計がウリです。
\スマホでもサクッとできる!無料開設まで簡単3Step/
bitbank
ビットバンクはこんな人におすすめ:仮想通貨取引もガッツリやってみたい人
ビットバンクは、1円未満の単位で仮想通貨取引ができるのが最大の特徴。
取引板形式を見ながら取引できるため、相場の需要と供給が見やすいと仮想通貨トレーダーにも高評価の取引所です。
60種のテクニカル分析がパソコン・スマホともにできるため、変動が激しい仮想通貨取引もしっかり分析して対応できます。
国内取引所ではビットバンクのみ日本初となるゲーム特化ブロックチェーン「oasys」というトークンを扱っているため、NFTゲームを視野に入れている方は必須の取引所ですね!
GMOコイン
GMOコインはこんな人におすすめ:とにかく手数料を抑えたい人
GMOコインは送金手数料が無料となる国内唯一の取引所。
NFT取引に必須となるETHだけでなく、仮想通貨を移動するのに必要な手数料が一切かかりません。
24時間いつでも最速10分で審査完了する迅速な対応や、仮想通貨の定額積立も500円から可能という手軽さも魅力な取引所です。
ETH(イーサ)を購入する
開設した口座で、仮想通貨ETH(イーサ)を購入しましょう。
ETHは1ETH未満から購入・利用ができるので予算に合わせて準備しましょう。
メタマスクを導入する
仮想通貨ETH(イーサ)を入手したら、個人管理のウォレットを導入します。
代表的なものがMetaMask(メタマスク)で、これさえあればほとんど困りません。
仮想通貨だけでなく、NFTもここに収められます。
Google Chromeの拡張機能から、無料で導入できるのも魅力です。
こちらの記事に詳しい導入方法や注意点をまとめています。
メタマスクにETHを送金する
国内取引所にて購入したETH(イーサ)を、導入したメタマスクに送金しておきましょう。
手順は以下の3ステップ。
- メタマスクを開いてウォレットアドレスをコピー
- 取引所のETH送金先にメタマスクのウォレットアドレスをペーストして登録
- 登録したアドレス宛にETHを送金
ウォレットアドレスやチェーン登録が間違っていると二度と戻ってこない点に注意が必要です。
NFTマーケットプレイスにアクセスする
NFTマーケットプレイスにアクセスしましょう。ここではOpenSeaで紹介します。
OpenSeaに初めてアクセスすると下記が表示されるので「Accept and sign」をクリックします。
メタマスクが起動するので署名すると使用可能になります。
あとはお好きな個体を探していくだけですね!
OpenSeaでNFTを買う方法
オープンシーでNFTの買い方(購入方法)について解説してきます。
それぞれ手順を詳しく解説してきますね。
Spte1:OpenSeaにウォレット接続する
メタマスクにETHが入金されている状態で話を進めています。
OpenSeaにアクセスします。
初めてアクセスするとOpenSeaから署名を求められます。
「Accept and sign」を押し、使っているウォレット(メタマスク)を選択するとメタマスクが起動するので署名しましょう。
何度かアクセスしていてウォレットが接続できていない場合は、右上にある財布マークをクリックすると接続できます。
Spte2:欲しいNFTコレクションを見つける
OpenSeaで欲しいNFTコレクションを見つけましょう。
見つけ方はOpenSea内外どちらでもOK。
- 今売買が活発な「トレンド」ランキングから見つける
- 24時間のランキングから探す
- 検索から好きなコレクションを見つける
- discordや公式Twitterリンクからアクセスする
注意点としては偽物コレクションもOpenSea内に出回っているので安易に飛びつかないように。
おすすめはdiscordや公式Twitterからのアクセスです
Spte3:欲しい個別のNFTを選ぶ
コレクションを選択後、欲しい個別のNFTを見つけましょう。
OpenSeaのソート機能「Price low to high」にすると金額の安い順に表示されます。
お気に入りの1点を見つけましょう。
Spte4:イーサ(ETH)を支払い購入する
欲しいNFTを見つけたら、アイテムを「Buy now」にてカートに入れて購入画面に進みます。
ガス代と呼ばれる手数料と、購入したいNFTの価格を合わせて支払うと購入完了。
ガス代は自動見積もりされます
購入したNFTはMetaMask(メタマスク)の中に自動的に送られます。
購入したNFTの使い方【4パターン】
NFTアートには大きく4つの使い方があります。
NFTアートを買ってどうする?と購入した後で後悔しないように、まずはNFTアートの使い方について見ていきましょう。
NFT転売で利益を稼ぐ
最初にパッとひらめく使い方のひとつとして、NFTアートの転売によって利益を稼ぐ方法が挙げられます。
購入金額よりも高い値段でNFTアートを転売することで、差額が利益となる方法。
そんなに簡単に値上がりしないでしょ?
2022年に発売されたNFTのうち、現在でも発売価格よりも上昇しているものは1割程度。
私も実際に黒字(含み益含む)転換しているNFTはもちろん、赤字になっているNFTアートも多数所有しています。
こちらの記事に実際にトレードしてきた分析をまとめていますので、NFT購入の際参考にしてみてください。
NFTアートを買って遊ぶ
次にNFTアートを買って遊ぶ方法としてコレクションして楽しむ方法があります。
高額なNFTを所有していれば、自慢する(ドヤる)こともできます。
もちろんコレクションなので自分の好きなキャラクターや作品で集めてもOK。
デジタルなので場所を取る心配もありませんね
購入したらコレクション欲が収まらなくなるかも・・・
NFTアートを買って仲間やコミュニティを集める
NFTアートを買って仲間やコミュニティーを形成する方法もあります。
特定NFTアートを所有していることで、限定コミュニティに参加できるようになります。
- CNP→Ninja DAOのoffice-ジェネラティ部
- NMO→裏メインチャンネル
- LLAC→discord
- TOL Pass→discord
- VLCNP→discord
などが代表的なもの。
同じNFTコレクションホルダーのみが参加できる限定性から、同じ思考性が強くコミュニケーションも取りやすいのがメリットです。
NFTアートを買って使う
最後にNFTアートを買って使う方法について見ていきましょう。
NFTアートが最も多く使われている箇所は、SNSアイコンとしての活用方法です。
PFP(ProFile Picture)としてSNSアイコンに使えるように作られたNFTが「NFTアート」の大半を占めています。
そのためTwitter(X)のアイコンとして活用されているNFTアートが非常に多く見られます。
保有しているNFTアートであれば、個人SNSアイコン利用は問題ないので購入したら是非活用してみては?
二次流通でNFTを購入する際の注意点
どのNFTジャンルを購入する場合でも二次流通でNFTを買う際に注意すべき箇所は以下の6項目。
大事な資産を失うことないように危険箇所をチェックしておきましょう。
必ず値上がりするわけではない
NFTは買ったらほったらかしで値段が上がる魔法のアイテムではありません。
特にNFTアートで言えば欲しいと思ってくれる人がいなければ無価値そのもの。
また仮想通貨やアメリカを軸とした市況にも大きく影響を受けるため、常にNFT価格は変動します。
常にどちらに動くことも想定されるので、リスクを織り込んでおくなど対策が必要です。
シードフレーズは絶対に口外しない
ウォレットのシードフレーズ(秘密鍵)は絶対に口外しないでください。
シードーフレーズがあれば、どこからでもあなたのウォレットが復元されてしまい中身を盗まれてしまうから。
シードフレーズはあなただけのマスターキー。
シードフレーズを聞き出そうとするのは100%詐欺のため、普段から気をつけておきましょう。
X上で詐欺があるので注意
X(旧Twitter)にはNFTや仮想通貨の詐欺が非常に多く出回っているので注意が必要です。
X(旧Twitter)で多くみられる詐欺(詐欺リンクへの誘導)
フリーミント(タダ)が期間限定でできます
◯◯が当たる抽選はこちらから
これをみた人だけ格安でNFTが買えます
キャンペーン参加はこちらです
上記のような投稿が流れてくることがありますが、詐欺URLへアクセスしてもらうためにあの手この手で誘導してきます。
どうしても気になる場合は公式サイトやdiscord、またはNinja DAOの質問・相談・要望チャンネルで誰かに聞いてみてください。
詐欺手口や予防は実例から学ぶNFT詐欺手口9選と対策|詐欺手口を学べば99%防げるにまとめていますので一読していただきぜひ予防に努めてください。
海外を中心に最初はDMを排除する
X(旧Twitter)やdiscordのDMは絶対に開かないにしましょう。
なぜならAL(優先購入)権やNFT Giveaway(プレゼント)当選を装った詐欺メールがほとんどだから。
詐欺メールには
偽サイトへのURLがついていて「アクセスしてウォレット署名するとNFTが送られてくるよ」といったもの
ウィルスが仕込まれていて開くと感染し、自動的にウォレットの中身を転送されてしまうもの
など非常に危険。
海外NFT情報は取得するのが難しいため、まずは国内NFTプロジェクトに絞っておくのがおすすめです。
偽物が出ているので飛びつかない
購入前に必ず正規のものかチェックして購入する癖をつけましょう。
OpenSeaを中心に偽物NFTが出ているので騙されないようにするためです。
上記作品のように本物をコピーした偽物作品が出回り、偽物を間違って買ってしまうリスクがあるからです。
見極めるポイントとして偽造・コピーできない数値面(総売上高・コレクション点数・オーナー数など)をチェックするなどして購入しましょう。
公式サイトのチェックを忘れない
NFTを購入する場合は購入前に最新情報を入手しておきましょう。
なぜなら大きなイベント等を計画している時は、購入タイミングをずらした方がいい場合があるからです。
具体的には以下のタイミングが想定されます。
上記のタイミングでは購入をずらすなどした方が恩恵を得られますが、最新情報を取得するにはプロジェクト運営にいくのが最速でベスト。
日本NFT情報局であれば国内プロジェクト情報を幅広く取得できるので、複数のプロジェクトを追うなら効率よく情報収集できるのでおすすめです。
NFTの二次流通(転売)する方法
続いてOpenSeaで購入したNFTの売り方(転売方法)について解説しますね。
NFTを売る方法は以下の3ステップです。
各手順について解説していきます。
売りたいNFTを選択する
最初に手持ちの中から売りたいNFTを選択します。
ウォレット隣のアイコンをクリックすると、自分のウォレット内にあるNFT一覧が表示されます。
売りに出す(リストする)NFTをクリックしましょう。
リストする(売りたい)NFTをクリックし、画面右上に表示されている「List for sale」をクリックします。
売りたいNFTの販売方法を決める
次に、売りたいNFTの販売方法を決めましょう。
販売方法は2種類。
- Fixed price:固定価格リスト
- Sell to highest bidder:オークション販売
NFTの販売は、9割近くが固定価格リストと呼ばれる手法で出品されています。
特別な事情がない限り固定価格リストで販売がオススメ。
ここでは固定価格リストで解説しています
販売金額と販売期間を決める
固定価格リストの場合、販売金額を設定しましょう。
Floorと表示されている金額がそのタイミングでリストされている最安値、Top traitは出品しようとする絵柄と同じアイテム保有の最も高い価格です。
参考にしながらStarting price欄に販売金額を入力しましょう。
続いてDurationでリスト期間を設定しましょう。
1時間〜最長6ヶ月までのリスト期間が設定できます。
More optionsでは、設定すると特定ウォレットだけが買えるプライベートセールができます。
NFTコレクションから初めてリストする場合は、ガス代が発生します。
同じコレクションから2回目以降の出品時にはガス代が発生しません。
リスト期限が切れると、販売金額の表示が消えて購入されなくなりますよ。
NFTを二次流通させる際の注意点
NFTを二次流通させるときの注意点は以下の4項目。
思わぬ想定外に陥る場合もあるので事前に目を通しておきましょう。
出品できないマーケットプレイスがある
NFTコレクションによって、他のマーケットプレイスに出品できないように設定されている場合があります。
例えばCNP/CryptoNinja Partnersは、Blurでの売買ができないようにプログラムが組み込まれています。
どこかで分かりやすく記載してあればいいのですが、残念ながらプログラム上の話のため各プロジェクトの運営に確認するほかありません。
NFTアートによっては売買できるマーケットプレイスが制限されているので注意しましょう。
マーケットプレイスで得意不得意がある
基本的にNFTはチェーン対応していればどこでも販売できますが、マーケットプレイスによって得手不得手があります。
例えばOpenSeaとRaribleで比較するとETHチェーンであればOpenSeaが圧倒的な売買高を誇っていますが、Solanaというチェーンで見ると逆転し、Raribleが上位にいます。
この勢力図も今後のロイヤリティ問題等で大きく変化していくものと見られますが、現状ではETHチェーンで売買するならOpenSeaがやはり有利にはたらくでしょう。
NFTを手放したら画像は消す
NFTアートでトラブルになりそうな点として画像の使い回し問題が挙げられます。
国内のNFTアートプロジェクトは保有しているNFTであればSNSアイコンに使うのは問題ありません。
しかし二次流通させた場合、所有権がないため保存してある画像を使うと所有権侵害となってしまいます。
手放す予定がある画像は使わない・保存しないなどの工夫が必要です。
画像の加工や改ざんは著作権侵害に該当するので絶対にやめましょう。
マーケットプレイスによってロイヤリティが変わる
ロイヤリティはマーケットプレイスの方針によって大きく変動するため、マーケットプレイスを変更して転売すると設定通りのロイヤリティが入りません。
現状のOpenSeaは設定したロイヤリティを強制徴収してくれますが、Blurのようにロイヤリティを0.5%しか徴収しないマーケットプレイスも存在します。
そのためOpenSeaでロイヤリティを10%に設定してあってもBlurで転売された場合、10%もらえるはずのロイヤリティが0.5%しか入らないため大きな収入源につながってしまいます。
もちろんどこで転売しようがNFT保有者の自由で強制力はありませんが、クリエイターの継続的な応援になるようにどこで転売するかを意識しておく必要はあります。
NFTの二次流通に関するQ&A
最後に二次流通に関するよくある質問をまとめました。
- OpenSeaの2次販売の手数料はいくら?
- OpenSeaのガス代はいくらですか?
- NFTの2次流通の手数料はいくら?
- NFTの二次販売とは?
- OpenSeaで日本円は使えますか?
- OpenSeaの出品料はいくら?
- NFTロイヤリティの仕組みは?
- OpenSeaの2次販売の手数料はいくら?
- OpenSeaで稼ぐ方法はありますか?
- NFTのロイヤリティの手数料はいくら?
事前に確認して疑問点を解消しておいてください。
OpenSeaの2次販売の手数料はいくらですか?
OpenSeaがとる手数料は2.5%です。
この2.5%はマーケットプレイスの利用料であり、キャンペーン等がない限り一律です。
OpenSeaは2.5%、Blurは0%、MagicEdenは2%、Raribleは売買に1%、Foundationは15%となっています。
国内海外NFTマーケットプレイスの選び方と出品方法を解説にて詳しくまとめていますので参考にしてみてください。
OpenSeaのガス代はいくらですか?
誤解を先に解いておくと、OpenSeaがガス代を徴収している訳ではありません。
ガス代はブロックチェーンを操作する際に発生するブロックチェーンの利用料。
そしてガス代は利用者の混雑具合によって刻々と変動しているため一律ではありません。
GASNOWであれば、数値が高くなり赤色が濃くなるとガス代高騰サインとなりわかりやすいのでチェックしながら安いタイミングで進めましょう。
NFTの2次流通手数料はいくらですか?
二次流通で関係のある手数料はいくつかあるので整理しましょう。
基本的に購入したマーケットプレイスで転売するのが望ましいので、コントロールできる手数料はガス代となります。
NFTの二次販売とは?
簡単に説明すると、NFTの二次販売は転売のことを指します。
一次販売がクリエイターや運営から販売される初期セールスを指します。
二次販売が一旦人の手に渡ったNFTが転売される二次流通を指します。
回数問わず二回目以降のNFT売買を総称して二次販売と言われています。
OpenSeaで日本円は使えますか?
結論を先に言うと日本円はOpenSeaで使えません。
海外のNFTマーケットプレイスでは仮想通貨のみが決済手段です。
国内の一部NFTマーケットプレイスであれば日本円決済となる銀行振込やクレカ決済ができるところも。
国内海外NFTマーケットプレイスの選び方と出品方法を解説にて詳しく解説していますので参考にしてみてください。
OpenSeaの出品料はいくらですか?
OpenSeaのNFT出品料は無料ですが、オリジナルNFTを作る場合はガス代がかかります。
審査等も不要で、誰でも無料で出品できるので初心者でも出品しやすいのが特徴。
5ステップでOpenSeaに無料でNFT出品する始め方を解説にてOpenSeaに出品する方法をまとめていますので参考にしてみてください。
Rarible7つの特徴|NFTの購入・転売・作成や出品方法解説でも同様に無料でNFT出品できるので合わせて参考にしてみてください。
NFTロイヤリティの仕組みは?
先述した通り、二次流通が発生する際に売上の一部がクリエイターに渡る報酬の仕組みを指します。
コレクションの定めているロイヤリティ分は、NFT売却時にプラットフォームから徴収されてます。
ロイヤリティはNFTコレクションごとに設定がバラバラで一律ではありません。
プラットフォームによってもロイヤリティに対するスタンスは
とバラバラ。
ロイヤリティは一次販売との報酬タイミングや金額に差はありますが、クリエイターに渡る正当な報酬の一部です。
OpenSeaで稼ぐ方法はありますか?
OpenSeaで稼ぐ方法は2点考えられます。
2023年9月は2021年〜22年にあったNFT売買の勢いはないため、どちらもイージーモードからハードルが一気に上がっています。
ただどちらも小さなリスクで始められるので、できるところからぜひチャレンジしてみてください。
NFTのロイヤリティの手数料はいくらですか?
結論を先に言うとNFTコレクションによりバラバラです。
それぞれ異なるため、一律ではありません。
一般的にNFTトレーダーが多い海外NFTはロイヤリティが低く、国内NFTプロジェクトはロイヤリティが高く(〜10%)に設定されていることが多くあります。
二次流通のロイヤリティは払う?払わない?
本記事の要点をまとめます。
二次流通におけるロイヤリティはクリエイターの大事な収入源となるため継続的な活動を支える上でも画期的な仕組みです。
しかしロイヤリティはNFTトレーダーから見れば単なる負担となるため、少ない方が好まれます。
NFTプラットフォームもロイヤリティを強制徴収する/しないに分かれていき、どこでどうやってNFT売買するかの選択肢が増えていくでしょう。
二次流通は保有者の権利のためいつどこでどうやってもOK。
まずはNFT購入から始めてみませんか?