本記事は筆者である私が未経験・ゼロスキルから700件以上のNFT取引を経験してきた実績をもとに執筆しています。
NFTは批判されてるけど問題ないの?
NFTってうさんくさい!ネズミ講じゃない?
いまNFTを始めるメリットってあるの?
こんな悩みを解決できる記事を用意しました。
この記事で紹介するNFTの活用事例と将来性を読んでいただければ、これからNFTを始めたい人も安心して開始できます。
順番に最後まで読んでいただければNFTの批判している時間がもったいない!今すぐ始めないと!となる内容になっています。
前半ではNFTに対して出てきた批判内容を、記事後半ではNFTの始め方や注意点を解説しているので参考にしてみてください。
NFT取引を始めてみたい方はこちらの記事を参照にスタートしてみてください。
NFT批判が起こる原因
そもそもNFTへの批判が起こる原因を見ていきましょう。
- 高額取引事例を聞かなくなった
- NFT技術を理解していない
- 購入までのハードルが高い
- NFTの盗難リスクが高い
- 需供バランスが崩れている
- NFT価格が常に変動する
- 著作権を無視した作品がある
- NFTは将来性がないとみられている
- 要人の発言が批判的
それぞれ解説していきます。
高額取引事例を聞かなくなった
NFT取引における高額取引事例を聞かなくなったことも批判を浴びるひとつの要因になっています。
2023年9月現在ではさまざまな要因からNFTアート分野は冬相場と言われており、取引自体が鈍化しています。
NFTアートブームとなる2021年には日本の小学生が描いた作品が約380万で売れたなど見出しが目を引くもので溢れていましたが、現在では1ETHを超えるNFTアート取引は国内ではしばらく出ていません。
景気がいい話を聞かなくなった=NFTはオワコンといった考えからNFTはやめとけといった批判へとつながっています。
NFT技術を理解していない
批判する人の中にはNFT技術を全く理解していない場合もあります。
使ったことはもちろん、売買したこともないのに憶測やメディアの風潮に流されて批判しているケースがあります。
そもそも免許を持っていないのに「車を運転するのに自動車は危険だし人を傷つけるからやめとけ」と言っているようなもの。
NFT技術に触れてもいないのに表面だけの批判を真に受けて発信しているケースがあります。
購入までのハードルが高い
NFT購入までのハードルが高いのもNFTの批判要因になっています。
NFTを買うまでに準備が必要なものは以下の3点。
上記3点が準備完了していないとNFT購入まで辿り着けません。
日常で使う機会のないものばかりで、導入には一定のITリテラシーが求められることからNFTの批判につながっています。
NFTの盗難リスクが高い
NFT・仮想通貨の盗難リスクが高いのもNFTの批判要因となっています。
NFTの盗難にあう事例としては以下のケースがあります。
一定の知識・ITリテラシーがないと一瞬にして仮想通貨やNFTが盗まれてしまいます。
守ってくれる機関や企業もないため、危険だからNFTはやめとけといった批判につながっています。
需要と供給のバランスが崩れている
NFTアート分野での需要と供給のバランスが崩壊しているのもNFTの批判につながっている原因のひとつです。
根拠として、国内NFT取引人口と2023年6月のNFT発行数を見てみると一目瞭然。
NFT取引人口が推定で1.7万人に対し、たった1ヶ月で発売されたNFT発行数が86,362点です。
NFTアートのブームとなった2022年には加速度的にプロジェクトが増え、NFT発行数も比例して増加していきました。
もちろん一人1点ではなく複数保有できますが、取引人口が増えていない状況でNFTだけが新規発行されている供給過多な状況から価値の低下にも繋がっています。
NFT価格が常に変動する
NFT価格は24時間365日変動リスクを伴っています。
なぜなら中央と呼ばれる『銀行』や『国』といった制御する存在がないため、いつでも取引できるから。
そのため世界経済の動きや社会情勢のわずかな変化が大きなうねりとなってNFT市況もすぐ反応してしまいます。
今朝起きたらNFT価格が暴落していたといったケースもよくあるため、『NFTはゴミだ』といった批判にもなっています。
著作権を無視した作品がある
特にNFTアートのジャンルでは、著作権を無視した作品が出品されている場合があります。
NFTのプラットフォーム「OpenSea」を中心に上記の違法作品を目にする機会もあります。
著作権侵害しているにもかかわらず、法規制が及びにくいことからNFT批判につながっています。
NFTは将来性がないとみられている
NFTアートをはじめ、NFTは将来性がないから無価値だという意見もあります。
特にNFTアートはSNSアイコン以外の使い道がないと思われています。
転売またはSNSアイコンとしてしかNFTアートは価値がないと思われていることから将来性はないとも。
NFTアートの使い道がないから将来性はない=無価値だと言う見方があります。
要人の発言が批判的
マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏はNFTに対して批判していることを受け、便乗批判している節もあります。
ビル・ゲイツ氏は、NFTはおろか仮想通貨にも触れていないと発言しており「100%大ばか理論に基づいている」とも。
要人発言を真に受け、同調してNFT批判につながっています。
そもそもNFT技術を理解してますか?
ここで改めてNFTの技術について確認しておきましょう。
NFTを一言で説明すると、デジタルデータに偽造できない『本物・一点もの』という証明書を紐付ける技術です。
証明書(NFT)はブロックチェーンというやりとりが可視化された『台帳』で管理され、ブロックチェーンはみんなで同じデータを保有し合う『分散型』という特徴があります。
この二つによって偽造できない本物・1点ものとしてデジタルデータが証明されたことで希少性が誕生。
結果としてデジタルデータを保有する価値がついたことで大流行したのが『NFTアート』ジャンルです。
NFTアート取引が生んだ革命『ロイヤリティ』
NFTがデジタルデータに希少性をもたらしたことに加え、『ロイヤリティ』という革命も生み出しました。
ロイヤリティとは二次流通(転売)であっても、作者(クリエイター)に売上の一部が渡る仕組み。
ロイヤリティはブロックチェーンで可視化された台帳により、いつ誰がいくらで誰から購入したかが分かるため実現した革命的仕組み。
従来の品物では初期セールス(一時販売)でしか作者(クリエイター)はマネタイズポイントはありませんでしたが、NFTであればマネタイズポイントが増加するメリットがあります。
NFT批判はあるけどメリットはない?
NFT批判は無数にありますが、一方でメリットも多数あります。
それぞれ解説していきます。
データの改ざんができない
NFTが紐づいたデジタルデータは、改ざんができないメリットがあります。
なぜならブロックチェーンという「台帳」はみんなで同じデータを保有しているから。
改ざんするためにはみんなの台帳を一度に書き換える必要があり、事実上困難。
NFTであればデジタルデータの不正防止に役立つ特徴があります。
デジタルデータに価値がつく
上記でも解説したとおりNFTはデジタルデータに希少性をもたらしたことでデジタルデータを保有するという価値をもたらしました。
従来のデジタルデータはネットにアップされたら最後、無数にコピーや改ざんされてしまいます。
本物・1点ものの証明ができない
所有権を主張できない
上記の原因からデジタルデータはほぼ無価値そのものでしたが、NFT技術を使えばそれらは一気に解決。
NFTアートのように、デジタルデータの売買が活発に行われるようになっています。
さまざまな活用方法がある
NFTはあらゆるジャンルで幅広い活用方法が期待されています。
NFTは先述したとおりデジタルデータに紐づく技術のため、さまざまなアイテムに活用可能。
などに活用されています。
NFT=アートと思われがちですが、さまざまなアイテム・ジャンルに使われていますよ。
偽造防止とコスト削減が実現できる
NFTであれば偽造防止とコスト削減が可能になります。
具体的には、NFTは偽造できない技術のため管理にかかる人件費や時間が削減できます。
例えばチケットにNFTが活用されれば、チケット管理や販売コスト・偽造による損失を大幅にカットできます。
従来の技術では実現が難しかった偽造防止とコスト削減の両立を、NFTであればいっぺんに解決できます。
破損や紛失のリスクがない
デジタルデータであるNFTには、破損や紛失のリスクがありません。
従来のデジタルデータは、データが保管してあるサーバーがクラッシュしたら保管データも破損して使えなくなります。
しかしNFTであればブロックチェーン上で分散保有しているため、サーバークラッシュで破損することもありません。
NFTであれば破損や紛失のリスクを抑えられるメリットがあります。
誰でも使える
NFTは誰でも使える技術です。
え?誰でも使えるの?
もちろん最低限の知識は必要ですが、高度な専門知識やハイスペックなパソコンは不要で誰でも使えます。
2021年には日本の小学生がNFTコレクションを発売した事例もありますよ。
NFTは誰でも使え専門知識も不要な技術で導入しやすい特徴があります。
いつでも取引できる
NFTであればネット環境下であればいつでも取引可能です。
銀行や企業を介した取引ではなくブロックチェーン上での取引のため、24時間365日取引が可能。
企業サービスでありがちなメンテナンスで使えないといった心配も不要です。
NFT取引では、いつでも取引できる安心がメリットのひとつです。
付加価値を加えられる
NFTであれば従来ではできない付加価値の追加ができるのがメリットです。
NFTであればいつ誰が所有しているのか分かるため、購入者や所持者に対して後からでも追加特典が付与できます。
例えば以下のようなものが考えられます。
従来のデジタルデータでは購入者までしか調査できませんが、NFTであれば『今』保有しているかがパッとわかってしまいます。
NFTでは付加価値の追加提供ができますよ。
NFT批判できない実際の活用事例
ここでは実際にNFTが活用されている事例を見ていきましょう。
それぞれ解説いたします。
ゲーム×NFT
ゲームにNFTが活用されることで遊び方が大きく変化します。
例えばスクエア・エニクスが開発した「資産性ミリオンアーサー」というNFTゲーム。
ゲームを通じて得られたNFTはLINEマーケットプレイスで売買が可能。
逆に購入したアイテムをゲーム内に持ち込んで使用することもでき、遊び方に幅が広がっています。
実際に私は無課金でゲームスタートし、ゲーム内で得られたアイテムを売却して現金をGETしていますよ。
資産性ミリオンアーサーのリンク→https://shisansei.million-arthurs.com/
招待コード入力で有利にスタートできますのでよければどうぞ:j04pTqeG0s
ふるさと納税×NFT
NFTはふるさと納税の返礼品としてアートに用いられています。
ふるさと納税の返礼品にNFTが使われるメリットは大きく、徐々に導入地域が拡大しています。
導入メリット
事実2022年度発売されたふるさとCNPでは、222体のふるさと納税枠が5分持たずして完売しています。
学位証明書×NFT
NFTは学位証明書としての活用もされています。
千葉工業大学では令和4年度卒業生に対し、学位証明書をNFTで発行して付与しています。
学位証明書がNFTとして発行されることで
など多数のメリットがあります。
チケット×NFT
HIDEのライブツアー「HYDE LIVE 2023」の9月9日(土)と9月10日(日)に幕張イベントホールにて開催され、NFT付きチケットにて発売されました。
チケットはオリジナルのHYDE撮り下ろしNFT付きとなる全4種類が発売されました。
公演日ごとに図柄の異なるHYDE本人の画像を使用した撮り下ろしNFTと、公演日付入りのライブ参加記念NFTが含まれています。
NFTの図柄はランダムのため重複する場合があり、Rakuten NFTのマーケットプレイスにて売買可能です。
今すぐNFTを始めるべき4つの理由
NFT批判の話をしてきましたが、NFTの将来性を見れば今すぐにでもNFT取引に慣れておく必要性が理解できます。
ひとつずつ見ていきましょう。
日本の国家戦略になっている
自民党ではWeb3を国家戦略として進めています。
Web3とはNFTや仮想通貨のジャンルの総称を指し、連日のように会議が行われています。
NFTは国が旗振りして進めている事業であり、身元も不明確なイチ個人や企業レベルの話ではありません。
NFT批判=国の施策批判となりますが、批判するくらいなら代替え案を提示してから是非どうぞ・・・
NFTの市場規模が拡大
世界のNFT市場規模は2022年〜2027年までの間に年平均成長率ベースで35.0%成長すると見られています。
2022年の30億ドルから2027年までに136億ドルまで拡大し、日本円換算で約1兆9,720億円まで拡大する見込み。
に加え、南北アメリカの需要拡大が予想されています。
便利で優れた最新技術のNFTは、世界ベースでさまざまなジャンルにて活用と需要が拡大し、日本でもあっという間に波及していきますよ!
2024年世界的イベントにNFT?
2024年フランスで開催されるパリオリンピックでは、NFTを使ったチケットが導入されます。
今までの発券システムは以下の面から多大なコストがかかっています。
上記の問題がNFT技術を使うことでコストを抑え非常にスムーズに解決できることから導入を進めています。
世界中が注目するオリンピックにNFTが使われても「NFTは意味ない」のでしょうか?
日本では2025年にNFTブームか?
2025年に開催される日本国際博覧会(大阪・関西万博)にNFTが使われることが決定しています。
キャッシュレス決済と共に各種企業サービスやNFTを絡めて実装するとのこと。
ブロックチェーンであれば必須の「ガス代」と呼ばれる手数料も独自チェーンのため不要。
誰でも簡単に利用可能な上、日本のみならず世界中から注目されるイベントのため一気に認知や需要が拡大するでしょう。
世界的イベントが日本で実施され、NFTが活用されていてもなお「NFTはオワコン」ですか?
ほかの事例もNFTの将来性知ってますか?NFTが今後使われる5大イベント紹介にて解説していますので合わせてチェックしてみてください。
NFTを買うために必要な3つの準備
NFT取引をはじめるには、3種の神器を揃える必要があります。
世界中の人と同じ環境下で取引するために必要な3種の神器について解説していきます。
仮想通貨取引所
金融庁の認可を得ている国内仮想通貨取引所であれば基本的にどこで仮想通貨(ETH:イーサ)を購入してもOK。
おすすめの取引所はコインチェックとbitbank、GMOコインですが、中でも初めてのNFT取引におすすめなのがコインチェックです。
Coincheck
コインチェックは4年連続国内仮想通貨アプリダウンロード数No1の実績を持つ国内最大級の取引所。
他の取引所と比較してやや高い手数料設定ですが、その分初心者でも分かりやすいサイト設計とサポート体制が充実。
また、NFT取引で活用される頻度が高くガス代が安い仮想通貨Polygon(MATIC)も直接購入できるのは大手取引所の中でもコインチェックだけです。
初めての仮想通貨でも迷わず購入できる優しい設計となっているのでコインチェックは初めて仮想通貨に触れる方へおすすめです。
bitbank
ビットバンクはこんな人におすすめ:仮想通貨取引もガッツリやってみたい人
ビットバンクは、1円未満の単位で仮想通貨取引ができるのが最大の特徴。
取引板形式での取引ができるので、相場の需要と供給が見やすい設計です。
パソコン・スマホアプリ両方に対応しており、60種のテクニカル分析ができるので多様な相場局面にあわせた取引が可能です。
日本初のゲーム特化ブロックチェーン「oasys」トークンも、国内取引所ではビットバンクのみ取り扱っています。
GMOコイン
GMOコインはこんな人におすすめ:とにかく手数料をカットしたい人
GMOコインはとにかく手数料が安いためメイン取引所として重宝します。
NFT取引に必須のETHをウォレットに送金する際の手数料がかかりません。
24時間いつでも最速10分で審査が完了して取引開始できる早さや、定額積立も500円から可能という手軽さも特徴です。
仮想通貨:ETH(イーサ)
口座を開設したら、NFT取引に用いる仮想通貨を購入します。
必要な仮想通貨は、基本的にETH(イーサ)のみ。
XRP(リップル)やLTC(ライトコイン)といった他の仮想通貨はNFT取引できません。
ETH(イーサ)は、1ETH未満から購入できるので安心してください。
デジタルウォレット:メタマスク
仮想通貨ETH(イーサ)を入手したら、個人管理のウォレットを導入しましょう。
代表的なものがMetaMask(メタマスク)で、これさえあればほぼすべての対応が可能。
Google Chromeの拡張機能から、無料で導入できるのも魅力です。
注意点は2点。
検索結果の偽サイトに注意!正規リンク→https://metamask.io/
シードフレーズは何があっても絶対人に教えない
手順を踏んでいくだけなので5分もあれば導入できます。
詳しい導入方法や注意点はNFT取引に必須のウォレットMetaMask導入方法まとめにまとめています。
NFTアート取引のはじめかた
購入をはじめるやり方を解説していきます。
NFT購入までには事前に5つのステップが必要です。
やり方を間違えないようにひとつずつ確認しながら進めていきましょう。
仮想通貨取引所で口座開設する
Coincheck
コインチェックはこんな人におすすめ:仮想通貨取引が初めての方
コインチェックは520万DLを突破し、仮想通貨アプリダウンロード数No1を4年連続達成した国内最大手の取引所です。
同社が供給している電気/ガスを契約すると、支払い金額に応じてビットコインが付与されるサービスも展開しています。
またビットフライヤーやbitbankで売買できない、手数料が安いポリゴンチェーンのMATICを直接買える取引所でもあります。
国内屈指の会員数をサポートする体制に加えて、初心者でも迷わず仮想通貨を買えるシンプルで分かりやすい設計がおすすめの取引所です。
\スマホでもサクッとできる!無料開設まで簡単3Step/
GMOコイン
GMOコインはこんな人におすすめ:とにかく手数料を抑制したい人
GMOコインは手数料をとにかく抑えて取引したい人に最もおすすめとなる取引所です。
なぜならNFT取引に必須となるETH(イーサリアム)だけでなく、どの銘柄であっても送金(出金)手数料が無料だから。
そのため購入したETHをそのまま丸々取引に使えるため、必要な分だけ買い足して送金しても無駄になることがありません。
24時間いつでも最速10分で審査が完了する迅速な対応と、定額積立が500円から手軽にできるのも魅力的な取引所ですよ!
bitbank
ビットバンクはこんな人におすすめ:仮想通貨取引もガッツリやってみたい人
ビットバンクは、1円未満の単位で仮想通貨取引ができるのが最大の特徴。
相場の需要と供給が見やすい取引板形式での取引ができるため、暗号資産トレーダーでも愛用者の多い取引所です。
60種のテクニカル分析がスマホアプリ・パソコン両方からできるため、値動きの激しい仮想通貨でも多様な相場局面にあわせて取引が可能です。
国内取引所ではビットバンクのみ日本初のゲーム特化ブロックチェーン「oasys」トークンを扱っているため、将来的にNFTゲームを始めたい人には必須となる取引所ですね!
ETH(イーサ)を購入する
開設した口座で、仮想通貨ETH(イーサ)を購入しましょう。
ETHは1ETH未満から購入・利用ができるので予算に合わせて準備しましょう。
メタマスクを導入する
仮想通貨ETH(イーサ)を入手したら、個人管理のウォレットを導入します。
代表的なものがMetaMask(メタマスク)で、これさえあればほとんど困りません。
仮想通貨だけでなく、NFTもウォレットに収められます。
Google Chromeの拡張機能から、無料で導入できるのも魅力です。
こちらの記事に詳しい導入方法や注意点をまとめています。
メタマスクにETHを送金する
国内取引所にて購入したETH(イーサ)を、導入したメタマスクに送金しておきましょう。
手順は以下の3ステップ。
- メタマスクを開いてウォレットアドレスをコピー
- 取引所のETH送金先にメタマスクのウォレットアドレスをペーストして登録
- 登録したアドレス宛にETHを送金
ウォレットアドレスやチェーン登録が間違っていると二度と戻ってこない点に注意が必要です。
NFTマーケットプレイスにアクセスする
NFTマーケットプレイスにアクセスしましょう。ここではOpenSeaで紹介します。
OpenSeaに初めてアクセスすると下記が表示されるので「Accept and sign」をクリックします。
メタマスクが起動するので署名すると使用可能になります。
あとはお好きな個体を探していくだけですね!
探し方は以下で解説していきます
OpenSeaでNFTを買う方法
オープンシーでNFTの買い方(購入方法)について解説してきます。
それぞれ手順を詳しく解説してきますね。
Step1:OpenSeaにウォレット接続する
メタマスクにETHが入金されている状態で話を進めています。
OpenSeaにアクセスします。
初めてアクセスするとOpenSeaから署名を求められます。
「Accept and sign」を押し、使っているウォレット(メタマスク)を選択するとメタマスクが起動するので署名しましょう。
何度かアクセスしていてウォレットが接続できていない場合は、右上にある財布マークをクリックすると接続できます。
Step2:欲しいNFTコレクションを見つける
OpenSeaで欲しいNFTコレクションを見つけましょう。
見つけ方はOpenSea内外どちらでもOK。
- 今売買が活発な「トレンド」ランキングから見つける
- 24時間のランキングから探す
- 検索から好きなコレクションを見つける
- discordや公式Twitterリンクからアクセスする
注意点としては偽物コレクションもOpenSea内に出回っているので安易に飛びつかないように。
おすすめはdiscordや公式Twitterからのアクセスです
Step3:欲しい個別のNFTを選ぶ
コレクションを選択後、欲しい個別のNFTを見つけましょう。
OpenSeaのソート機能「Price low to high」にすると金額の安い順に表示されます。
お気に入りの1点を見つけましょう。
Step4:イーサ(ETH)を支払い購入する
欲しいNFTを見つけたら、アイテムを「Buy now」にてカートに入れて購入画面に進みます。
ガス代と呼ばれる手数料と、購入したいNFTの価格を合わせて支払うと購入完了。
ガス代は自動見積もりされます
購入したNFTはMetaMask(メタマスク)の中に自動的に送られます。
失敗しないNFTアートの見極め方
NFTアートで失敗しない選び方を紹介します。
NFTの中でもNFTアートは価格変動しやすいため、間違った選び方をしてしまうと大きな損失につながる可能性があり、見極めは重要。
中には売れないNFTもあるので慎重に選ぶ必要があります。
ひとつずつ順番に解説していきますね。
コミュニティが活発
NFTアートでは活発なコミュニティを選ぶのが失敗しないコツです。
NFTアートを中心としたコミュニティが紐づいていますが、活発なコミュニティは会話も活発。
コミュニティが活発=ファンや応援者が多数存在している証であり、NFTアートも応援しているため大きな値崩れ等発生しにくくなります。
NFTアート購入で失敗しないためには、紐づいているコミュニティが活発かどうか注視しておきましょう。
NFT取引が活発にある
NFTアートでは、最終的に手放すことも想定しながら購入を検討しましょう。
中でも取引が活発=流動性があるNFTアートは、手放す時に早く売れます。
逆に取引が低調=流動性がないNFTアートは、リスト(値段をつけて販売)しても一向に売れません。
流動性・売買履歴はマーケットプレイス機能で誰でもチェックできるので、気になったNFTがあれば購入前にチェックしておきましょう。
誰がやっているプロジェクトなのか把握する
重要な要素としてNFTプロジェクトは誰が運営(企画)しているのかを把握しておきましょう。
会社でいう社長の役割をNFTプロジェクトでは『ファウンダー』と呼び、通常なら誰が社長なのか?一発で分かりますよね。
一方NFTプロジェクトでは起業と同様に見られる割に、デジタル上で完結することから誰が動いているのか?分かりづらくなっています。
代表例
Aopanda Party(APP) | Ao Umino氏 | TikTokフォロワー数90万人超 |
Shikibu World(SKB) | BUSON氏 | SNS総フォロワー100万人超 |
Live Like A Cat(LLAC) | しゅうへい氏 | フリーランスの学校母体 |
URIBO | ないとー氏 | YouTuber:おるたなChannel登録者数265万人 |
以前『ラグプル』と呼ばれるNFT詐欺はデジタルの分かりづらい状況を悪用しNFTを売り捌いた後プロジェクトを放棄して夜逃げしています。
責任の所在地を明らかにすることでそうした詐欺行為の予防にもなる上、NFTプロジェクトへの本気度も見えてきますよ。
目的にあったNFTアートを購入する
NFTアートで失敗しないためには、目的にあったNFTアートを購入しましょう。
NFTアートには主に4つの使い道があります。
それぞれのNFTアートが持つ目的と買う目的がズレていると失敗してしまう要因になります。
目的にあうNFTアートを購入することで、あなたの中でNFTアートが無価値となるリスクを回避できますよ。
NFTを買って特典が得られるか
国内のNFTには基本的に何らかの特典(ユーティリティ)が付帯しています。
このユーティリティが無いと買っただけで終わってしまいかねません。
ユーティリティ例
NFTアートには4種類の使い道があるため使い方に応じたユーティリティがないと最終的に転売しか道が残されていません。
買って終わりなら単なるデジタルファングッズとなり失敗してしまう要因となるので避けましょう。
NFTを始めるには何を買えばいい?
NFT初心者におすすめのジャンルは上記の選び方を踏まえた上でNFTアートからがおすすめ。
多数あるコレクションからイチオシの作品を理由とともに紹介します。
APP(Aopanda Party)
APPは、「あーちゃん」「おーちゃん」というパンダのキャラクターのNFTコレクションです。
作者はプロアニメーターのAo氏で、元々「あーちゃん」「おーちゃん」はTikTokでフォロワー数100万人(2023年10月時点)を抱える人気キャラクター。
UFOキャッチャーの景品にもなっている実在するキャラクターコンテンツです。
日本のNFT史上初となる既存大型IPによる参入として大いに盛り上がりました。
専用のdiscordはどのコミュニティよりもメンバーが親切で優しく交流できると評判ですよ。
SHINZO
『SHINZO』NFTはキングコング西野氏が関わる『CHIMNEY TOWN』が発行するNFTアート。
CHIMNEY TOWN DAOコミュニティへ参加するためのパスポートNFTとなっており、購入者しかコミュニティに参加できません。
CHIMNEY TOWN DAOでは無料でAIアートが楽しめたり、キングコング西野氏のコメントが掲載されていたりと参加メリットがあります。
常にCHIMNEY TOWN DAO入り口にて販売されていることでいつでも買える親切な設計となっているのもおすすめポイントですよ。
CNPR(CryptoNinja Partners Rookies)
CNPRは「初心者応援」プロジェクトとして誕生したジェネラティブNFTコレクションです。
まだNFTを持ったこと・買ったことがない方を中心に販売しているのが最大の特徴。
NFTの買い方や注意事項など幅広い知識をコミュニティで学びながら、最後にCNPRを購入する流れ。
誰もが初期価格でNFT購入できず、事前審査に合格した人のみが活動し続けることで初期の安値で購入できるようになります。
CNPRの活動を通じてNFTやSNS運用について学んでいき、自然に同期仲間ができるのがほかにはない大きな魅力です。
LLAC(Live Like A Cat)
LLACは「猫のように生きる」をテーマにしたNFTプロジェクト。
作者はうむ子氏、ファウンダー(代表)はしゅうへい氏。
「生き方のアップデート」を掲げ、しゅうへい氏が運営する「フリーランスの学校」と結びついています。
リアルグッズやセミナーの展開に加え、展示会も行うなど精力的に活動中です。
CNP/CryptoNinja Partners
CNP/CryptoNinja Partnersは日本NFTにおいて最も有名なNFTコレクションです。
ともに日本トップのNFT。
2022年5月15日にリリースされたNFTコレクションですが
といった展開がゴリゴリ進んでいる日本トップのNFTプロジェクトです。
CNPは単なるNFTではない理由|買い方や稼げる保有メリット解説にてまとめていますので参考にしてみてください。
そのほか日本のNFTアートについては日本人が携わるNFTアート作品40選【人気クリエイターも紹介】にてまとめていますので参考にしてみてください。
NFT購入に対する注意点
NFT購入時に注意しておくべき項目はこちらです。
NFTは投資の面も含んでいるのでリスクを伴います。
注意すべき点を先にチェックしておき、リスク回避に努めてくださいね。
詐欺(scam)に注意
NFT取引においてもっとも注意すべき点は詐欺(scam)です。
なぜならscamに引っ掛かるとNFTはおろか仮想通貨もすべて一瞬で盗まれてしまうから。
2022年度は毎日のようにX(旧Twitter)に被害報告がアップされていました。
始める前に実例から学ぶNFT詐欺手口9選と対策|詐欺手口を学べば99%防げるから被害手口を学んで是非予防に役立ててください。
必ずしも価格が上がるものではない
NFTは希少性をもたらしたことで結果として投資価値もついています。
次々と生まれるプロジェクトの影で、ひっそりとサービスや運用終了していたり、想定よりも売れずに価格が発売時よりも大きく下がり購入者がいない状況になるコレクションも多数存在します。
そのため、購入したNFTの価格が下がり買い手が付かずに無価値同然になることも。
余剰資金で購入するなど投資の基本を心がけてください、
NFTは自由に使っていいものではない
よくあるトラブルとして、購入したNFTを意図せずに改ざんして使うことで著作権を侵害してしまう場合があります。
NFTはあくまで「本物・オリジナルの1点もの」が所有証明されているだけで、元画像データの著作権は作者に存在しています。
日本のプロジェクトでいえばCryptoNinjaというNFTコレクションは、誰でも自由に商業利用していいというガイドラインになっています。(ただし、エロ・グロは除く)
一方Live Like A Catという日本のNFTコレクションは、仮に所有しているNFT画像であっても商業利用はもちろん加工して利用することも禁止されています。
このように、各プロジェクトによってNFTの活用していいレベルが異なります。
著作権侵害してしまう前に、事前に運営者やコミュニティに確認してください。
税金計算が面倒
正直に言ってNFTは税金計算が非常に面倒です。
ある程度のガイドラインが出ているものの、計算方法が複雑で処理が非常に難解です。
などなど仮想通貨との為替変動も計算しなければならないため、10件以上取引するなら何らかの計算ツールを導入しないと正確に導き出せません。
税理士に相談するなど(NFTが分かる税理士がほとんどいませんが)時期が来る時にはしっかり対応できるように頭に入れておきましょう。
NFT批判に関するよくある質問
最後にNFT批判によくある質問をまとめています。
NFTを始めてみる前にチェックしておき、不安を解消しておきましょう。
NFTとは何なのか?
上記で解説したとおり、デジタルデータに『本物・1点もの』という証明書を紐付けた技術です。
『NFT』自体に価値はなく、NFTが紐づいたことで希少性が担保され結果として価値が生まれました。
要するに
と覚えておきましょう。
NFTはなんで儲かる?
誤解を先に解いておくとNFT自体に価値はなく、あくまで価値があるのは紐づいた先にある「アート」なり「ゲームアイテム」です。
NFTアートで解説すると、
2022年の国内NFTはまさに上記の流れが続いていましたが、2023年からは市況変化によりNFTアート転売で儲けるのは一気にハードルが上がってしまいました。
NFTがダメな理由は何ですか?
先に誤解を解くとNFTがダメではなく、使っている側の人間がダメなだけです。
繰り返しになりますがNFTは技術でありデジタルデータであれば何にでも使える道具。
NFTは車や包丁と同様、使い方次第で便利にも傷つける行為にも使えてしまいます。
NFTが悪いのではなく、使う側のモラルによってどうにでも変化しますよ。
NFTの欠点は何ですか?
NFTの欠点はいくつか挙げられます。
購入までのハードルが高い
詐欺がある
取引人口が少ない
ガス代が必ず発生する
国規制や法整備が遅れている
NFTの将来価格が不明
NFTの活用例やメリットが増えていき、NFTに対して注目がいまよりもっと集まれば取引人口も増え、法整備も一気に進んでいくでしょう。
まだ使われ始めたばかりの技術のため広がりを待つ間に触れておくことで乗り遅れずにすみますよ。
NFTは著作権侵害になる?
結論を先に言うと、NFT=著作権侵害には該当しません。
ただし、下記の例では著作権侵害に該当します。
二次創作が許可されていない作品を勝手に二次創作する
ネットの拾い画像をNFT化する
有名作品を勝手にNFT化する
二次創作作品を勝手にNFT化する
保有しているNFT画像をコピーして別コレクションを作成する
著作権侵害している作品を認知した上で保有する
著作権と所有権は別物なので、例えNFTを保有していてもむやみに利用できません。
またコレクションによって二次創作の可否が異なるのであわせてチェックしておきましょう。
NFTを始めるには何から始めればいいですか?
NFTを始めるには事前に3つの準備が必要です。
導入方法や注意点はNFT売買のために必要な3種の神器はこうやって準備しよう!でまとめていますので参考にしつつ進めてみてください。
本当にNFT批判したまま始めなくていいの?
本記事の要点をまとめます。
「NFTは意味ないしゴミだからやめとけ」といった批判をしたまま、NFT取引を始めなくていいのでしょうか?
10年以上前に日本ではガラケーが最盛期だった頃、スマートフォンが日本にやってきました。
初めてみた日本人は
それぞれいましたよね。
時代は変わり、今NFTという最新技術が徐々に入ってきています。
国家レベルで動いている技術なのに、今回もガラケー同様取り残される傍観者でいますか?
どうせ導入される未来なら、いち早くNFT購入して体験してみませんか?