NFTの出品を初期費用なしでやりたい
ガス代や手数料無料でNFT出品はできないの?
OpenSeaは無料でNFT出品できないってほんと?
こんな悩みを解決する記事を用意しました。
「OpenSeaは無料でNFT出品できる」という古い情報ばかりがヒットし、最新情報と違うため悩んでいませんか?
結論を先に言うと2023年10月に仕様が変わったため、現在はOpenSeaにて独自NFT出品・作成には必ずガス代が発生します。
本記事ではOpenSea以外で、NFTの出品手数料を無料で出す方法を解説していきます。
記事の前半ではOpenSea以外で独自NFTを手数料無料で出品する方法を、後半では実際の手順や注意点を解説していきますのでじっくりと読み進めてみてください。
OpenSeaは手数料無料でNFT出品できない
最初に触れておきたいことは、2023年10月からOpenSeaにてオリジナルNFTの出品手数料が無料にてできなくなっている点です。
2023年10月3日にOpenSeaの仕様が大幅変更されており、今まで可能だったNFTの無料発行ができなくなりました。
そのため、改定後となる現在ではOpenSeaにて無料でNFT出品できません。
古い情報のままだとOpenSeaに無料でNFT出品できるとありますが、2023年10月3日以降はできませんので惑わされないようにしましょう。
ガス代が最低2回発生する
OpenSeaにて独自NFTを作成して出品するには、最低2回のガス代が必ず発生します。
- 1回目:コントラクトデプロイ時
- 2回目:NFT化(ミント)のタイミング
途中で出品方法を変更し、データ保存する場合にも追加でガス代が発生するため、最低回数で出品できるように準備しておきましょう。
ガス代はその時の相場によって変動します
タイミング次第では1万近くかかることも
ガス代やETH価格が高騰しているタイミングでOpenSeaにてNFT出品する場合は、最低でも0.05ETH(約1.5万円=1ETH30万計算)用意しておきましょう。
実際に過去オリジナルNFTを作成したタイミングでは、以下の費用が発生しています。
もちろんタイミングが良ければもっと安い価格でオリジナルNFT出品できますが、それでも数千円かかるので試しに・・・というのも難しいところ。
OpenSea上でイーサリアムNFTを作成して販売するときは、ガス代負担が発生するため気軽にできなくなってしまいました。
NFTの出品手数料無料はない?
結論を先に言うと、Raribleであれば誰でも手数料無料で独自NFT出品が可能です。
RaribleのNFT作成ツールを使うので、専門的な知識やプログラムは一切不要。
もちろんNFT取引の知識は必須ですが、誰でも簡単かつ手数料無料でNFT出品できます。
OpenSeaではできなくなりましたが、RaribleであればNFTの出品手数料が完全無料にてできますよ!
完全無料でNFT出品する方法
RaribleのNFT作成ツールを使えば、誰でも手数料無料にてオリジナルNFT出品できます。
条件は3点だけ。
- チェーンはイーサリアム(ETH)のみ
- Free mintingを有効にする
- 独自のコレクションページを作成しない
上記手順を守れば、RaribleでオリジナルNFTの出品に初期費用をかけずに作成できますよ!
先にRaribleにてガス代無料でNFT出品を知りたい方は、こちらから本記事の該当箇所にジャンプします。
Raribleってどんなマーケットプレイス?
先にRaribleについて、簡単に情報を整理しましょう。
Rarible | ETHチェーン30日データ |
---|---|
取引金額 | 641.48k(2023年12月段階) |
取引ユーザー数(ウォレット) | 679(2023年12月段階) |
対応ブロックチェーン | 8種類(2024年5月段階) ETH・MATIC・immutable X・zkSync Base・RARI・Aster zkEvm・Kroma |
対応ファイル形式 | 5種類(PNG・GIF・WEBP・MP4/MP3) |
マーケットプレイス手数料 | 購入時1%・売却時1% |
オリジナルNFT作成・出品 | 完全無料作成・出品可能 |
日本語対応 | 一部対応 |
クレカ決済 | 一部のNFTのみ(日本国内在住者不可) |
データは2023年12月現在、集計範囲は30日間の情報です。
対応チェーンが続々と増えており、特にイーサリアムと同様の機能を持っていてガス代が安いレイヤー2となるimmutable XやAster zkEvmなどにいち早く対応しています。
Raribleの特徴
Raribleの特徴は以下の通りです。
RARIトークンがある
Raribleでは独自トークン「RARI」を発行しています。
2022年1月16日以前にRaribleでNFTの売買をした方は、RARIトークンがもらえる資格を有しているかもしれません。
チェックはこちらからできます。
RARIトークンは、主にコミュニティの投票として使われます。
- Coinbase
- Crypto.com
- Kraken
- Uniswap
現在RARIを入手するには上記から購入するほかありません。
ロイヤリティ設定が出品者側で可能
ロイヤリティとは、ニ次流通時での売買手数料収入が作者や運営者に入ってくる仕組みのことであり、株式や債券・FXなどと大きく異なる特徴です。
Raribleではそのロイヤリティを0%〜最大50%まで出品者側で設定できます。
世界最大手だったOpenSeaというNFTマーケットプレイスは、このロイヤリティ強制徴収をやめたため、多くのNFTプロジェクトの反発を招いて離脱されていっている状況です。
Raribleは、このロイヤリティはあくまで出品者が決められるという姿勢を明確にしています。
IPFSを利用している
RaribleではIPFSを利用しています。
IPFSとは、サーバーに依存せずにデータを利用できる技術のことです。
データの保管場所となるサーバーがダウンしたりサービス終了で使えなくなりますが、IPFSではそうした心配が不要。
OpenSeaは有料でなければIPFSは利用できませんでしたが、Raribleでは無料でIPFSを利用可能ですよ。
8つのチェーンに対応
Raribleは、8つのチェーンに対応しているNFTプラットフォームです。
特に新興勢力となりガス代が安い、イーサリアムのレイヤー2となるAster zKEvm
OpenSeaに比べれば少ないものの、NFT取引で多いETHとMATICに対応しているので、主要なNFT取引は十分カバーしていますよ。
Raribleを使う4つのメリット
Raribleを使うメリットは以下の4つ。
OpenSeaにはない機能もあるので、それぞれチェックしておきましょう。
マーケットプレイス手数料が安い
Raribleは、海外NFTマーケットプレイスの中でも安い手数料を提供しています。
OpenSeaがマーケットプレイス手数料2.5%のところ、Raribleは1%と安価な手数料を提供しているからです。
ただしNFTの売る/買うどちらでも手数料1%かかるため注意しましょう。
それでも売り買い両方を合わせても、OpenSeaより安い手数料を提供していますよ。
NFTの出品手数料はガス代も不要
Raribleでは独自のNFTを作成して出品・販売が可能です。
RaribleではNFT出品の審査も、ガス代も一切かけずにオリジナルNFT出品ができます。
もちろんプログラムなども不要で手順に沿って設定していくだけのため、誰でも簡単にNFT出品できるのが特徴です。
独自NFTをガス代を含めて、完全無料でNFT出品できるのはRaribeだけですよ!
カスタムドメインを取得できる
Raribleでオリジナルコレクションを作成するときに、カスタムドメインを取得できます。
すでに使われているカスタムドメインは取得できませんが、使われていなければ無料で取得可能です。
コレクション作成後でも変更可能なため、短縮URLを取得してコレクションを宣伝しやすくなります。
Raribleで独自NFTを作成したら、カスタムドメインは必ず取得しておきましょう。
アンロッカブルコンテンツを利用できる
Raribleでは、アンロッカブルコンテンツを利用できるのが特徴です。
アンロッカブルコンテンツとは、NFT購入者のみが開封できる秘密ボックスのこと。
購入者にしか閲覧できない情報(専用URLや追加コンテンツなど)を渡し、特典を付与できます。
改定後となる現在のOpenSeaではアンロッカブルコンテンツが廃止されたため、OpenSeaにはないメリットとなっています。
Raribleのデメリット3選
一方でRaribleを使うデメリットもあります。
自分で対策できるものもあるので、まずデメリットを把握しておきましょう。
取引量・人口が少ない
Raribleのデメリットとして、取引量・取引人口が少ないことが挙げられます。
OpenSeaに比べて差は歴然です。
OpenSeaはロイヤリティ問題で舵取りを大きく失敗しており、取引数量や金額が明らかに減少してきています。
2024年5月時点では大きな差ですが、OpenSeaが徐々に衰えてきているため、今の段階からRaribleなど他のマーケットプレイスに慣れておくといいでしょう。
対応トークン・チェーンが少ない
Raribleでは8つのみの対応チェーンとなっており、OpenSeaと比べて少なくなっています。
対応トークン・チェーンは以下の8つです。
- イーサリアム(ETH)
- ポリゴン(MATIC)
- zkSync(イーサリアムレイヤー2)
- immutable X(イーサリアムレイヤー2)
- Base(イーサリアムレイヤー2)
- Rari Cahin(独自チェーン)
- Kroma(イーサリアムレイヤー2)
- Aster zkEvm(イーサリアムレイヤー2)
OpenSeaが9つのチェーンに対応している一方、Raribleはイーサリアムのレイヤー2(ガス代が安い脇道のチェーン)に多く対応しています。
ただ、メイン取引で使われるイーサリアムとポリゴンに対応しているので、NFT売買には問題ありません。
販売方法は2種類のみ(固定・オークション)
RaribleでのNFT出品・販売方法は2種類のみしかないのもデメリットに感じるかもしれません。
OpenSeaでは4種類ある販売方法から選択できることから、比べてしまうとどうしても少なく感じてしまいます。
しかしメインの販売方法は固定価格であり、さらにオークション販売があるためほとんどの販売に充分対応できます。
プライベートセール及びダッチオークションがないものの、メイン取引の2つで充分やり取りできますよ。
ロイヤリティ問題とは
事の発端は2023年8月、OpenSea公式のポストから動き出しています。
OpenSeaでは今までNFT売却時に強制徴収していたロイヤリティを、今後NFT売却者の任意に変更するというもので、2024年3月からはロイヤリティ強制徴収していません。
事実上のロイヤリティ排除とみなされ、国内外多くのNFT事業者が出ていく事態につながっています。
脱OpenSeaの動きが出てきている
上記の出来事から、国内外のNFTプロジェクトはOpenSeaを脱却・ブロックしてRaribleやMagicEdenに軸足が移行しています。
なぜならRaribleやMagicEdenは「ロイヤリティ」を必ず守っていくと明言しているから。
NFTをお金獲得ツールとして捉える人はOpenSeaやBlurを、NFTをそれ以外の材料として捉える人はRaribleやMagicEdenなどのマーケットプレイスに分かれていくものと思われます。
実際にBAYCを展開するYugaLabsはロイヤリティをユーザー任意に変更するOpenSeaや、そもそもロイヤリティを徴収しないBlurをブロックしたコントラクト(プログラム)にて取引できるように変更しています。
ただ繰り返しますが、2024年5月時点ではOpenSeaは世界最大のNFT取引量とユーザー数を抱える取引所であり、日本人ユーザーも数多く参加しているプラットフォームですよ。
OpenSeaとRaribleを比較してみよう
2023年12月時点でのOpenSeaとRaribleを比較しておきましょう。
OpenSea | Rarible | |
---|---|---|
取引金額 | 104.43M | 641.48k |
ユーザー(取引ウォレット)数 | 77.76k | 679 |
取引量ランキング(ETH/2023年12月) | 2位 | 11位 |
対応チェーン・トークン | 9種類 | 8種類 |
対応ファイル形式 | 11種類 | 5種類 |
マーケットプレイス手数料 | 売却時2.5% | 購入時1%・売却時1% |
オリジナルNFT作成・出品・販売 | 無料(※要ガス代) | 完全無料 |
カスタムドメイン | 無 | 有(コレクション作成者) |
クレジットカード決済 | 不可 | 一部のNFTのみ(日本在住者不可) |
日本語対応 | 完全対応 | 一部対応 |
この時点では取引金額やユーザー数に大きな隔たりある状況ですが、ロイヤリティ問題から少しずつOpenSeaの勢力が衰えてきています。
Rarible7つの特徴|NFTの購入・転売・作成や出品方法解説にて、より詳細にまとめていますので気になる方はチェックしてみてください。
NFT出品を始める事前準備
NFT取引をはじめるには、3種の神器を揃える必要があります。
順番に解説していきますのでじっくり進めてみてください。
仮想通貨取引所
金融庁の認可を得ている国内仮想通貨取引所であれば、基本的にどこで仮想通貨(ETH:イーサ)を購入してもOK。
おすすめの取引所はコインチェックとGMOコイン、bitbankですが、中でも初めてのNFT取引におすすめなのがコインチェックです。
Coincheck
コインチェックは、4年連続国内仮想通貨アプリダウンロード数No1の実績を持つ国内最大級の取引所です。
初心者でも分かりやすいシンプルなサイト設計に加えて、多数の利用者をサポートする体制が充実しています。
手数料が安いNFTチェーンの仮想通貨Polygon(MATIC)も直接購入できるのは大手取引所の中でもコインチェックだけです。
初めての仮想通貨でも迷わず購入できる優しい設計のため、コインチェックは初めて仮想通貨に触れる方へおすすめですよ。
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GMOコイン
GMOコインはこんな人におすすめ:とにかく手数料をカットしたい人
GMOコインはとにかく手数料が安いためメイン取引所として重宝します。
NFT取引に必須のETHをウォレットに送金する際の手数料がかかりません。
24時間いつでも最速10分で審査が完了して取引開始できる早さや、定額積立も500円から可能という手軽さも特徴です。
bitbank
ビットバンクはこんな人におすすめ:仮想通貨取引もガッツリやってみたい人
ビットバンクは、1円未満の単位で仮想通貨取引ができるのが最大の特徴。
動きが追いやすい取引板形式を利用した売買ができるため、仮想通貨相場の需要と供給が見やすいと好評です。
パソコン・スマホアプリ両方から60種のテクニカル分析を利用した取引ができるので、多様な相場局面に素早く対処できます。
日本初のゲーム特化ブロックチェーン「oasys」トークンも、ビットバンクのみ取り扱っているのでNFTゲームを追いたい方には必須の取引所ですね!
取引所は何社開設しても維持費など一切かかりませんので、使ってみてピンとくるところをメインにしておきましょう
仮想通貨:ETH(イーサ)
口座開設が済んだら、次はNFT取引に使う仮想通貨を購入しましょう。
必要な仮想通貨は、基本的にETH(イーサリアムかコインチェックのPolygon)のみ。
XRP(リップル)やLTC(ライトコイン)といった他の仮想通貨はNFT取引できません。
ETH(イーサ)は、1ETH未満から購入できるので安心してください。
デジタルウォレット:メタマスク
仮想通貨ETH(イーサ)を入手したら、個人管理となるデジタルウォレットをインストールしましょう。
代表的なものがMetaMask(メタマスク)で、これさえあればほぼすべての対応が可能です。
注意点は以下の2点。
検索結果の偽サイトに注意!正規リンク→https://metamask.io/
シードフレーズは何があっても絶対人に教えない
手順を踏んでいくだけのため、5分もあれば導入できますよ!
詳しい導入方法や注意点は、NFT取引に必須のウォレットMetaMask導入方法まとめにて解説していますので参考までにどうぞ!
NFTの出品手数料無料で出す方法【Raribleのみ】
ここでは、Raribleにて独自のNFTを作成して出品する手順を解説していきます。
無料でNFTを作るのは難しくありませんが、こちらの注意事項を守らないと手数料完全無料でNFT出品できないので注意してください。
NFT作成画面に入る
ウォレット接続後、作成するからNFTをクリックしてください。
またはプロフィール→作成する→NFTでも同じように作成画面に入れます。
ブロックチェーンを選択しましょう。
ここではイーサリアムで進めています
タイプを選択します。
タイプに合わせて選択しましょう。
独自NFT項目を入力していこう
入力していく項目は以下の項目です。
それぞれ順番に進めていきましょう
最初にNFTにしたいデジタルデータをアップロードします。
NFT化できるファイルは以下のとおり。
PNG・GIF・WEBP・MP4/MP3で100MBまでのため、規格や容量を合わせましょう。
データをアップロードするとプレビューにも自動反映されます。
続いて販売方法と金額を設定しましょう。
Put on marketplace:Raribleですぐに販売する場合は、このままに設定しておきましょう。
購入後にロック解除:OpenSeaのアンロッカブルコンテンツのことです。なくてもOK。
Free minting:NFTのミント(鋳造)をユーザーにやってもらう形となり、オンにすると完全無料でNFTが作成できます。
そのほか、名前と説明を記入しましょう。
ロイヤリティーは、記載があるとおり0〜最大50%まで設定できて変更も可能です。
コピー数に関しては、同一トークンIDのNFTを複数枚作る場合に設定してください。
Show advanced settingsを開くと、プロパティ設定などが可能になります。
NFTにプロパティ設定する場合は入力していきますが、設定なしでもOKです。
Alternative text fot NFT:音声でNFTを表現する場合のテキストを入力する欄ですが、なくても問題ありません。
入力を終えたらCreate itemでNFTを作成しましょう。
メタマスク署名して完了しよう
画面が切り替わります。
メタマスクが起動するので署名していきましょう。
ERC -1155を作りますよーという署名ですね
署名しました。
再度メタマスクが起動します。
署名先に間違いないいことを確認して再度署名しましょう。
NFTが無料で完成しました。
ページはこのような形に表示されています。
あとは販売ページを告知していきましょう!
NFT出品しても売れない時の対策
NFT出品しても売れない時は、以下の対策を講じてみてください。
NFT販売における、基本対策について考察していきますね。
NFTのプレゼントを企画する
NFTのプレゼント(Giveaway)を企画して、作ったNFTをあげてしまいましょう。
なぜならGiveawayすることで市場の反応がわかることに加え、作者や作品の認知拡大につながるからです。
反応具合で作品や作者が持っている認知度の現在地も分かり、作品告知もできる一石二鳥になります。
認知獲得とマーケティング施策が一挙にできるGiveawayのやり方は「NFTのGiveawayを3つの要点でハックする|企画者はここを見る」にまとめていますので参考にどうぞ!
低価格で販売開始する
オリジナルNFT出品や販売は、できる限り低価格(0.001〜0.003ETH:300〜900円前後)にて出品しましょう。
なぜならNFT界隈では、何の実績も経験もない無名の新人クリエイターだからです。
どこの誰かわからない人の作品を0.05ETH〜(1.5万〜)払って買う勇気を、ほとんどの人は持ち合わせていません。
購入する立場で考えてみましょう
まずは購入してもらいやすい低価格にて販売し、販売実績と認知度を積み重ねて行ってから販売価格への対策していきましょう。
流行を取り入れる
NFT作成段階の話になってしまいますが、NFT界隈のトレンド・流行を取り入れて作品を制作しましょう。
流行外となっている作品コンセプト・デザインを販売しても、さらに売れる確率を下げてしまうだけ。
2023度までに流行したNFTアートは、以下のものが挙げられます。
- 可愛い・かっこいい女の子イラスト
- 動物の擬人化
- ドット絵(人・動物モチーフ)
現在のところPFP(Profile Pivture)として活用されるケースがメインのため、風景画や車などの乗り物アートは販売しづらいので注意しましょう。
制作過程を公開する
作品を作る過程を公開するのも、上手いマーケティング手法として挙げられます。
製作中の作品をWIP(Work in Progress)として、X(旧Twitter)などで投稿して注目を集められるからです。
注目を惹きつけておければ、認知度だけでなく購入希望者も惹きつけられより販売しやすくなります。
NFT出品予定日や時間も合わせて告知していき、販売に繋げられるようにしていきましょう。
ファンコミュニティ形成する
ファンコミュニティを形成するのも、NFT販売で非常に重要な施策のひとつです。
コミュニティがあると作品・コレクションへの購入見込みとなる集まりができ、さらには情報拡散や収集にも役立つからです。
アフリカのことわざで「早く行きたければ一人で行け、遠くへ行きたければみんなで行け」とある通りで、コミュニティが存在すると遠くの目標でも手が届きやすくなります。
クリエイターの発信にコミュニティの拡散力や情報収集力が加わることで、より多くの人へと情報伝達が可能になっていきますよ。
OpenSeaでNFT出品してみたいなら
結論を先に言うと、ポリゴン(MATIC)でNFT作成・出品しましょう。
ポリゴン(MATIC)なら、イーサリアムの1/100以下でNFT出品できるからです。
NFT出品するときは0.05ETH前後必要ですが、ETHだと1.5万円(1ETH=32万計算)、ポリゴン(MATIC)なら6.9円(1MATIC=138円計算)で済みます。
例え作成に失敗して売れなくても、制作コストが抑えられるポリゴン(MATIC)であれば大怪我せずに気軽に練習できるので、初めのうちはポリゴン(MATIC)で試すのがおすすめです。
ポリゴン(MATIC)って入手難しいんでしょ?
実はポリゴン(MATIC)は大手取引所であるコインチェックやビットトレード、ビットポイントで直接購入できるようになっています。
一方でビットフライヤーやbitbankのポリゴンはイーサリアムチェーンのため、NFT取引や作成に一切使えない仮想通貨のため注意が必要です。
今までは国内取引所で購入できず、海外取引所経由やブリッジなどの工程が必要で非常に入手が困難な仮想通貨でした。
2023年12月現在では国内取引所から直接購入できるので、より便利に使えるようになっていますよ。
\スマホでもサクッとできる無料開設まで簡単3Step/
OpenSeaにてNFTを出品する手順
OpenSeaでガス代となる手数料を支払って独自のNFTを出品するには、以下の手順が必要です。
- デジタルデータを用意する
- 仮想通貨取引所の開設
- 仮想通貨(ETHかポリゴンMATIC)を入手
- メタマスクの導入
- メタマスクへ仮想通貨を送金する
- OpenSeaにメタマスクを接続する
- OpenSeaのCreate機能を使ってコレクションを作成する
- コレクションの中にデジタルデータをアップロードしてNFT化する
- 販売条件を設定して販売開始する
まったくの初心者だと難しく感じますので、NFT取引を経験してからNFT出品にチャレンジしてみると理解が早まりますよ!
最新版OpenSeaでNFTの出品・作成をたった10円でやる方法にて買い方を解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
NFT出品に関するよくある質問
最後にNFT出品に関するよくある質問をまとめました。
- ERC-◯◯どっちがいい?
- クレカ利用できる?
- OpenSeaで出品するときの手数料はいくらですか?
- NFTを始めるには何から始めればいいですか?
- NFTが売れた時の手数料はいくらですか?
- NFTは何で描くの?
- NFTを送るガス代はいくらですか?
- NFTのガス代はなぜ必要?
- NFTゲームを始めるにはいくらかかる?
事前に疑問点を払拭しておきましょう。
ERC-◯◯どっちがいい?
RaribleでNFT作成する際に選択する項目であり、作成したいNFTの種類によって異なります。
- ERC-721=1点ずつ画像が異なる作品
- ERC-1155=同じ画像で複数点販売する作品
1点ものの作品として販売する場合にはERC-721を、そうでなければERC-1155を選択しましょう。
クレカ利用できる?
Raribleではクレジットカード決済できません。
NFT売買は仮想通貨での取引となります。
もちろんガス代の支払いもチェーンに対応した仮想通貨が必須です。
NFT出品するなら、対応した仮想通貨を用意しましょう。
OpenSeaで出品するときの手数料はいくらですか?
OpenSeaで出品するまでにかかる費用は以下の通り。
- 仮想通貨取引所からメタマスクに仮想通貨(ETHやMATIC)を送金する手数料
- NFTコレクションをデプロイする時のガス代
- デジタルデータをNFT化する時のガス代
- 収益をあげたメタマスクから仮想通貨(ETHやMATIC)を国内取引所に送金するガス代
最低でも上記のタイミングでガス代などの手数料が発生します。
リアルタイムのガス代は、ガスナウにてチェックできるため便利です。
ガス代高騰時に出品すると1.6万〜1.8万くらいかかる可能性があるため、安価なタイミングでやるかポリゴン(MATIC)を上手に活用しましょう。
NFTを始めるには何から始めればいいですか?
NFTを始めるには、3つの準備からしておきましょう。
- 仮想通貨取引所の開設
- 仮想通貨の購入(ETH・ポリゴンMATICでもOK)
- メタマスクの導入
独自アートをNFT化したい場合は、上記の3点に加えてデジタルデータも必要となります。
NFT取引の始め方入門【購入・転売・出品方法と8つの注意点】を参考にしてみてください。
NFTが売れた時の手数料はいくらですか?
NFTが売れた時の手数料は作品やマーケットプレイスによって異なります。
マーケットプレイス手数料は、OpenSeaがNFT売却時に2.5%、Raribleでは売り買いそれぞれに1%の手数料が発生します。
またロイイヤリティも異なるため、手取りにも差が出てきます。
OpenSea | Rarible | |
---|---|---|
マーケットプレイス手数料 | NFT売却(転売)時に2.5% | NFT購入及び売却(転売)時に1% |
ロイヤリティ | NFT売却者任意 (24年4月から独自コントラクトなら 強制徴収可能) | 設定分強制徴収 |
ロイヤリティ10%、1ETHで転売した手取り | 0.875ETH(280,000円) | 0.89ETH(284,800円) |
これらの手数料は、NFT売却時の売り上げから自動徴収されて手元のメタマスクに入ってきますよ。
NFTは何で描くの?
NFT作品は以下のツールで描き、NFT化することが可能です。
もちろんこのほかのソフトやアプリなど活用し、デジタルデータを作成してNFT化することもできますよ。
NFTイラストの始め方5ステップ|誰でも失敗せず作成販売するコツも参考にしてみてください。
NFTを送るガス代はいくらですか?
NFTを送る時のガス代は、一律ではありません。
ガス代はネットワークの利用状況により常に変動しているため、定額ではありません。
タイミングによっては0.005ETH〜(1,600円前後・1ETH=32万計算)かかる場合も。
ガスナウを見ながら安いタイミングで行いましょう。
NFTのガス代はなぜ必要?
NFT取引や移動にはガス代と呼ばれる手数料が発生します。
ガス代はいわゆる高速道路(=ブロックチェーン)を運営している(動かしている)人たちの報酬のため、利用の際には必須で避けて通れません。
そのためガス代をケチって抑えると処理が後回しとなり、ひどい時には1〜2時間処理されないこともざらにあります。
リアルタイムのガス代はガスナウが見やすく、数値が高く赤色が濃くなると高騰サインのためタイミングをみて処理するのをおすすめします。
NFTゲームを始めるにはいくらかかる?
結論を先に言うと、NFTゲームの種類などにもよってかかる費用は異なります。
武器や防具といったアイテムであれば数百円で収まるものから、キャラクターやNFTゲームそのものを購入する場合は数万〜かかるケースもあります。
ただし2023年12月の段階では、NFTゲームを始めるのはハイリスクのためあまりおすすめできません。
以下でハイリスクとなる理由について解説していきます。
NFTゲームはまだやめておくべき理由
2023年12月現在、NFTゲームはまだやめておいた方がいい理由は、AppleがNFTを排除しているからです。
世界のゲーム市場はPS5などのハード機でもパソコンゲームでもなく、モバイルゲームが50%のシェアを誇っており今後より拡大していくと見られているから。
ゲームはプレイされてナンボですがモバイルゲームをリリースしようにもAppleがNFT関連を締め出しているため、開発してもNFTゲームをローンチできません。
そのため現在出ているNFTゲームもモバイル対応できない限り本格的な普及期に入れず、開発中止や淘汰される可能性があるため現段階で参入するのはハイリスクなため気をつけた方がいいでしょう。
初期費用なしでNFT出品できるのはRaribleだけ
本記事の要点をまとめます。
- NFT出品はガス代という手数料がかかる方法とかからない方法がある
- 現在のOpenSeaではガス代がかかるNFT出品しかできない
- 古い情報が多いが、現在OpenSeaはNFTの出品手数料が必ずかかる
- ガス代などの手数料を一切かけずに初期費用無料でNFT出品できるのはRaribleのみ
- Raribleならイーサリアムにて完全無料でオリジナルNFT作成と販売ができる
- NFT出品しても必ず売れるものではないためセールス活動は必須
- OpenSeaでNFT出品してみたいならリスク軽減のためにMATICで試してみるのがおすすめ
- OpenSeaは2024年3月からロイヤリティ強制徴収しない方針
- ロイヤリティを中心に取る/取らないとマーケットプレイスが二極化していくと予想されている
- 市場シェアが大きく変わる可能性もあるため、Raribleなどにも慣れておこう
2023年10月に行われたOpenSeaの仕様変更に伴い、初期費用なしでオリジナルNFT出品できるマーケットプレイスはRaribleのみとなっています。
2023年12月現在ではRaribleの市場シェアは小さいものの、ロイヤリティ問題から大きく変わっていくものと予想されています。
NFT出品のカスタムドメインも取得できるので、手数料も安いRaribleの取引に慣れておきましょう!