本記事は筆者である私が700件以上のNFT取引を経験してきた実績をもとに執筆しています。
NFTってどうやって出品するの?
専門知識ないとNFTは作成できない?
NFT取引で注意すべき箇所は?
こんな悩みを解決できる記事を用意しました。
この記事では、NFTの出品方法やNFT出品する際の注意点がわかるようになっています。
実際に700件以上のNFT売買を通じて体験してきた内容に加え、各所のデータをもとに記事作成しています。
記事前半ではOpenSeaの今後について、後半ではNFT取引の注意点を中心に解説するのでじっくり読み進めてみてください。
目次
NFT出品できるマーケットプレイスは?
オリジナルNFTを出品できるマーケットプレイスは、主に以下の場所から可能です。
- NFT Studio
- HEXA
- OpenSea
- Rarible
- Foundation
その中から本記事では、2024年3月時点では海外NFTマーケットプレイスOpenSea(オープンシー)をおすすめします。
それぞれ解説していきますね
世界最大規模のNFTマーケットプレイス
OpenSeaは世界初となるNFTマーケットプレイスで、2024年4月現在でも世界最大規模を誇ります。
日本発となるほとんどのNFTプロジェクトがOpenSeaにて売買できるため、日本人ユーザーも数多く取引しています。
度重なる改悪とも呼ばれるサービス規約の変更もあり、少しずつ他のマーケットプレイスに奪われていますが、いまだに大手取引所であることに間違いありません。
RaribleやMagicEdenといった後発のNFTマーケットプレイスは多数ありますが、OpenSeaにしかない魅力があります。
ガス代負担でオリジナルNFTが作成できる
OpenSeaではガス代と呼ばれる手数料を負担して独自NFTの発行・発売ができます。
オリジナルNFT出品に関しては、審査制や提携事業者でないと出品できないNFTマーケットプレイスも存在します。
ですが、OpenSeaであれば審査なく誰でもガス代負担でオリジナルNFTを作って売ることが可能。
デジタルデータさえあれば誰でもオリジナルNFTを作成・出品・販売できるのがOpenSeaの特徴です。
日本語対応している
OpenSeaは海外NFTマーケットプレイスでありながら日本語対応しています。
海外のNFTマーケットプレイスでは日本語対応しているサイトの方が少ないのが現状です。
BlurやRarible・Magic Edenといった一定の人気があるマーケットプレイスは日本語対応していません。
翻訳する必要なく、日本語でスムーズに処理できるメリットは非常に大きいですよ。
対応チェーンが豊富
OpenSeaはさまざまなチェーンに対応しています。
チェーンってなんですか?
さまざまな方面に向かう電車の路線と考えてください。
NFT取引のメジャーなイーサリアムに加え、ガス代が安いPolygon(ポリゴン)にも対応。
そのほかにも
Avalanche
Arbitrum
Optimism
Solana
BNB Chain
Klayth
といった様々なチェーンに対応。
OpenSeaならイーサリアムキラーと呼ばれるSolanaやAvalancheなど幅広く対応しており、利用条件に合わせたさまざまな展開ができます。
NFT転売ヤーも多数取引
OpenSeaは2023年4月にNFTトレーダー向けとなるOpenSea Proを公開しました。
170以上のNFTマーケットプレイス情報を集約するアグリゲーター機能を導入しており、最安価格を提示してくれます。
OpenSeaに比べてNFTコレクションをより詳細に分析が可能な上、手数料が0.5%となっています。
※OpenSeaは2.5%
このOpenSea Proも誰でも使える設計になっているので、NFTトレード目的なら使わない理由がありません。
NFT出品で失敗しない!NFTマーケットプレイスを選ぶ7つのコツにてOpenSea以外のプラットフォームを詳しく解説していますので参考にしてみてください。
オークション機能が使える
OpenSeaではオークション機能が使える点で優れているマーケットプレイスです。
現在日本のNFTプロジェクトのほとんどがMagicEdenに移行してきてますが、MagiEdenではオークション機能がありません。
もちろん、オークション機能を使えれば必ずしも高値で売れるものではないため、あれば便利くらいな感じ。
ある程度集客ができる状態になれば、オークション機能は非常に有利な取引になりますよ!
今後は大きく変わる可能性がある
OpenSeaは2023年の8月まで使い勝手も良かったのですが、今後悪い方向へ大きく変わっていく可能性もあります。
理由は以下の3つ。
どんな出来事があったのか?そして今後どうなっていくのか?
順番に解説していきます。
OpenSea VS Blurのプラットフォーム争い
NFT業界でロイヤリティ問題が大きな話題になったのがOpenSea VS Blurのプラットフォーム覇権争い。
世界最大のNFTプラットフォームOpenSeaに対抗する形で誕生したBlurは、
OpenSeaの手数料2.5%?高い!うちは0%だよ!
うちで売買してくれたらBlurトークンあげちゃうよ!
さらにうちだけでリストしてくれたらBlurトークン上乗せしちゃう!
といったキャンペーンを実施。
手数料安いならBlurがいいよね?
加えてもらったBlurトークンを売ればさらに大きく稼げるとあってBlurでの取引量は一気に拡大。
Blurはロイヤリティを0.5%しか徴収しない(0%にもできる)ため、OpenSeaでロイヤリティ10%に設定していても0〜0.5%しかロイヤリティが入ってきません。
安い手数料はトレーダーにはありがたいですが、ロイヤリティを排除した取引ならNFTじゃなくて仮想通貨で十分なのでは?
OpenSeaの方針転換
2023年8月に発表したOpenSeaの内容によると、2024年3月からはロイヤリティ強制徴収をやめて売却時の任意設定にすると発表しました。
今まではOpenSeaが設定されたロイヤリティを強制徴収していましたが、NFT売却者がロイヤリティを設定する方針に切り替え中。
そのためほとんどの人が自ら割高となるロイヤリティを払わなくなると見込まれるため、事実上のロイヤリティ排除。
国内外のNFTプロジェクトは猛反発してOpenSeaを今後使わないようにするなどの対策を進めています。
脱OpenSeaの動きが出てきている
OpenSeaがこのままロイヤリティをNFT売却者の任意に委ねる形にする場合、国内のNFTプロジェクトはOpenSeaを脱却・ブロックしてRaribleやMagicEdenに主軸が移っていくと思われます。
なぜならRaribleやMagicEdenは「ロイヤリティ」については必ず守っていくと明言しているから。
NFTをお金獲得ツールとして捉える人はOpenSeaやBlurを、NFTをそれ以外の材料として捉える人はRaribleなどのマーケットプレイスに分かれていくものと思われます。
実際にBAYCを展開するYugaLabsはロイヤリティをユーザー任意に変更するOpenSeaや、そもそもロイヤリティを徴収しないBlurをブロックしたコントラクト(プログラム)にて取引できるように変更しています。
ただ繰り返しますが2024年3月現在までのところ、OpenSeaは世界最大のNFT取引量とユーザー数を抱える取引所であり、日本人ユーザーも多く参加していますよ。
NFT取引に慣れるまではOpenSeaだけでもOKですよ
どうなっている?NFT市況とマーケットプレイス
2024年4月現在のNFTマーケットプレイスは、上記のロイヤリティ問題から大きく勢力図が変化しています。
結論を先に言うと、以下のタイプに分類されます。
上記の画像は2024年4月中旬における、ETHチェーンのNFT取引量を表しています。
Blurが圧倒的なシェアを誇り、OpenSeaが陥落。そしてMagcEdenが台頭してOpenSeaに肉薄しており、日によっては追い越すことも。
ただBlurはNFTを「トークン」扱いでの自動売買が横行している数値のため、純粋なNFT取引所として見るのは懐疑的です。
NFT取引の始め方
NFT取引を始めるには何を準備するの?
ここではNFT取引に必要な準備を順番に解説していきます。
NFT取引を始めるには以下を準備していきましょう。
OpenSeaにてNFTを出品する方法を知りたい方はこちらからショートカットできます。
順番に解説していきます。
NFT購入のはじめかた
NFT購入をはじめるやり方を解説していきます。
NFT購入までには事前に5つのステップが必要です。
やり方を間違えないようにひとつずつ確認しながら進めていきましょう。
仮想通貨取引所で口座開設する
Coincheck
コインチェックはこんな人におすすめ:仮想通貨取引が初めての方
コインチェックは520万DLを突破し4年連続国内仮想通貨アプリダウンロード数No1を誇ります。
更にビットフライヤーやbitbankで扱っていない、手数料が安いポリゴンチェーンのMATICを直接買える取引所です。
国内屈指の会員数をサポートする体制と、初心者でも迷わず仮想通貨を買えるわかりやすい設計がウリでスマホからでも口座開設できるのでサクッと申し込みしておきましょう。
bitbank
ビットバンクはこんな人におすすめ:仮想通貨取引もガッツリやってみたい人
ビットバンクは、1円未満の単位で仮想通貨取引ができるのが最大の特徴。
取引板形式での取引ができるので、相場の需要と供給が見やすい設計です。
パソコン・スマホアプリ両方に対応しており、60種のテクニカル分析ができるので多様な相場局面にあわせた取引が可能です。
日本初のゲーム特化ブロックチェーン「oasys」トークンも、国内取引所ではビットバンクのみ取り扱っています。
GMOコイン
GMOコインはこんな人におすすめ:とにかく手数料をカットしたい人
GMOコインはとにかく手数料が安いためメイン取引所として重宝します。
NFT取引に必須のETHをウォレットに送金する際の手数料がかかりません。
24時間いつでも最速10分で審査が完了して取引開始できる早さや、定額積立も500円から可能という手軽さも特徴です。
ETH(イーサ)を購入する
開設した口座で、仮想通貨ETH(イーサ)を購入しましょう。
ETHは1ETH未満から購入・利用できるので予算に合わせて準備しましょう。
メタマスクを導入する
仮想通貨ETH(イーサ)を入手したら、個人管理のウォレットを導入します。
代表的なものがMetaMask(メタマスク)で、これさえあればほとんど困りません。
仮想通貨だけでなく、NFTもメタマスクで管理します。
Google Chromeの拡張機能から、無料で導入できるのも魅力です。
こちらの記事に詳しい導入方法や注意点をまとめています。
メタマスクにETHを送金する
国内取引所にて購入したETH(イーサ)を、導入したメタマスクに送金しておきましょう。
手順は以下の3ステップ。
- メタマスクを開いてウォレットアドレスをコピー
- 取引所のETH送金先にメタマスクのウォレットアドレスをペーストして登録
- 登録したアドレス宛にETHを送金
ウォレットアドレスやチェーン登録が間違っていると二度と戻ってこない点に注意が必要です。
NFTマーケットプレイスにアクセスする
NFTマーケットプレイスにアクセスしましょう。ここではOpenSeaで紹介します。
OpenSeaに初めてアクセスすると下記が表示されるので「Accept and sign」をクリックします。
メタマスクが起動するので署名すると使用可能になります。
あとはお好きな個体を探していくだけですね!
OpenSeaの基本的な使い方
OpenSeaの基本的な使い方を把握しておきましょう。
それぞれチェックしていきましょう
NFT取引方式は3種類ある
OpenSeaではNFT出品方法が大きく3パターン用意されています。
- 固定価格(Fixed Price):設定した金額での取引
- オークション販売:設定金額から入札により価格が競り上がっていく取引。
- プライベートセール:指定したウォレットのみに販売する取引
次の項目でおすすめの取引方法を解説しますね。
おすすめの取引方式は?
結論を先に言うと固定価格での出品でOK。
少しでも高値で売買されて欲しい気持ちは理解できますが、競るほどの人気や集客がなければ高額になりません。
そもそも固定価格での販売が9割近く占めている
オークション販売は集客がないと成り立たない
オークション販売は落札時に商品移動の費用負担が出品者に発生する(1ETH未満時)
固定価格にてNFT販売して実績を作ってからでもオークション販売は遅くありません。
まずは固定価格での取引になれていきましょう。
NFT出品手数料は?OpenSeaで学ぶ8つの発生ポイントまとめにてまとめていますので参考にしてみてください。
出品できるNFTの種類
OpenSeaにはさまざまなNFTの種類が売買されています。
売買されているNFTの種類
対応チェーンの種類
上記の中でも主流となるNFTの使い方は以下の通りです。
まずはNFTを出品する目的を決めてから目的に沿う形のNFTを作りましょう。
スマホアプリは何ができる?
OpenSeaのスマホアプリがリリースされています。
ただこのアプリは閲覧のみで、NFT売買や出品は一切できません。
え?何するアプリなの?
OpenSeaに直通する閲覧専用アプリのため、OpenSeaを検索して偽サイトにアクセスする心配がありません。
※ただしOpenSea内に偽物NFTが出ている可能性もあります
出先で気になる銘柄チェックなどがしやすくなるので、気になる方はチェックしてみてください。
OpenSea公式アプリでできること
- 統計データチェック
- OpenSeaのトレンド
- プロフィール確認
- 出品アイテムのチェック
スマホでNFT売買するのであれば、偽サイトの心配がなくなるので必須です。
スマホでOpenSeaに接続しないのなら、無理にインストールしなくても問題ありませんよ。
OpenSeaでNFTを出品する方法
OpenSeaではオリジナルNFTを作成・販売するにはガス代と呼ばれる手数料が発生する仕組みに変更されました。
いきなりガス代が高いイーサリアムでNFT作成して失敗したら、費用が無駄になってしまいます。
そのためOpenSeaで初めてNFT作成に挑むならMATICが絶対におすすめ。
MATICならイーサリアムの1/100以下のコストでNFT作成ができるので、失敗しても数十円のコストで済みますよ。
OpenSeaのCreate機能から5ステップでNFTを作る方法にて作成・販売方法を解説していますので参考にしてみてください。
ガス代が安いMATICが直接購入できる取引所
国内大手取引所では、コインチェックのみポリゴンチェーンのMATICを直接購入できます。
ビットフライヤーやbitbankが扱っているMATIC(ポリゴン)はイーサリアムチェーンのためNFT取引に無関係のトークンです。
コインチェックはスマホからも無料で口座開設手続きができるので、サクッと準備しておきましょう。
コインチェック公式サイト→https://coincheck.com/ja/
完全無料でNFTを作る方法5ステップ
Raribleを使って無料でNFTを作る方法を解説していきます。
NFTは5ステップで作成可能です。
ひとつずつ順番に解説していきますね。
デジタルデータを用意する
NFT化して販売したいデジタルデータを用意しましょう。
デジタルデータの作り方はこちらの記事でまとめていますので参考にしてみてください。
Raribleにメタマスクを接続する
Raribleにメタマスクを接続しましょう。
もちろん接続するだけなのでガス代などは一切不要。
初回はプロフィール設定を求められますがボックスのチェックを入れてFinish sign upを押せば入力せずに接続できます。
NFTの作成規格を決めよう
作成するからNFTを押して進むとNFTのタイプ選択を求められます。
目的に合わせて選択してください。
作品情報を入力していこう
作品の名前や説明など項目を埋めていきましょう。
注意点は2点
コレクションはRaribleを選択して作成しない
Free mintingをオンにする(デフォルトはオフ)
イーサリアムチェーンで出品する(ポリゴンは不可)
この3点が守れていれば無料でNFT発行できますよ。
販売条件を決定しよう
最後に販売方法や金額、販売期間を設定しましょう。
上記の設定ができていれば無料でNFT作成できます。
逆に費用が発生する場合は、3点のどれかが間違っているのでキャンセルしてやり直しましょう。
【完全無料】RaribleでNFT作成して販売する方法3ステップにてより詳しく解説していますので合わせて参考にしてみてください。
OpenSeaの日本語へのやり方
OpenSeaは日本語に対応しているので翻訳する必要がありません。
OpenSeaを日本語にする方法は以下の3ステップ。
- 「Account」をクリック
- 「Language」をクリック
- 「日本語」を選択
サイト全体の表記が日本語に変わるので安心して使えますね。
公式アプリは日本語化できない
残念ながらOpenSeaの公式アプリは、現在のところ日本語対応していません。
アプリ内には言語選択ができない上に翻訳ソフトなどが使えないため、英語表記のまま使う必要があります。
閲覧だけなので問題ないかと思います。
OpenSeaでNFTを購入する方法
OpenSeaで実際にNFTを買う方法を解説していきます。
順番に見ていきましょう
購入希望のNFTを調べる
欲しいNFTを見つけるには並び替えや絞り込み機能を用いて見つけましょう。
ジャンルや金額での絞り込み・フィルタリング機能があるため、欲しいジャンルのNFTを見つけられると思います。
気をつけるべきポイントとして、偽物コレクションもOpenSea上に展開されていること。
本物を見分けるには、total volume(総売上高)やowners(所有者数)など偽造できない実績を見比べましょう。
BuyNow→提示金額を支払って購入
すでに固定価格でリスト(売り出し)中のNFTは、そのまま購入できます。
同一コレクション内であればカートボタンでカート追加し、複数点まとめて購入も可能。
まとめ買いでガス代節約できますよ
Buy Nowから1点のみをそのまま購入も可能です。
NFTの購入方法
Buy Nowから
支払いが無事完了すると、ウォレットに購入したNFTが届きます。
カート追加した場合は、カートの中身を確認する手順から同じように進んでください。
Placebid→購入希望のNFTに入札
Placebidは、オークション入札。
オークション入札にはETHが使えず、専用のWETHが必要です。
オークションやオファーで必要なWETHの入手方法は2種類!にてWETHの入手方法を簡単に解説していますので、必要な方は参考にしてみてください。
オークション入札のやり方
NFTオークション入札方法
WETHを預けて入札が完了します。
NFT取引における注意点
NFT取引の注意点は5点。
それぞれ解説していきます
フィッシング詐欺に気をつけよう
NFTや仮想通貨取引を開始すると、フィッシング詐欺に高確率で遭遇します。
メタマスクを検索すると偽サイトが上位表示され気づかずインストール
OpenSeaに装った偽サイトにメタマスクを接続させる
SNSやdiscordで見知らぬ人からのDMやメンション
X(旧Twitter)のタイムラインに「限定NFTセール」情報が流れてくる
有名インフルエンサーになりすます
詐欺師はあらゆる手段でアクセスを促してきます。
むやみにアクセスする前に、信頼できるコミュニティや仲間に相談してください。
Ninja DAOの「質問・相談・要望」にて、どんな内容でもOKなので気軽に相談してみてください。
OpenSeaの偽物に気をつける
OpenSeaには、偽物のコレクションが展開されている場合が多くみられます。
表面上の文章や画像はいくらでもコピーできてしまうからです。
売れ筋のコレクションはすぐにコピーされ、瞬く間に偽物コレクションが展開されてしまいます。
見破る方法
もちろんX(旧Twitter)上にも偽物が出回っているので、見極めていきましょう。
見知らぬNFTには触れない
OpenSea上でメタマスクを接続すると、気がつくと購入記憶がないNFTが届いていることもあります。
自宅に届くDMと同じですね
住所(ここではウォレットアドレス)がわかれば一方的に送ることが可能なため、スパムNFTが届くことがあります。
これらのスパムNFT(詐欺)は、OpenSea上の「collected」や「Hidden」に届きます。
下手に触るとウォレットの中身が仮想通貨を含めすべて盗まれる危険性も!
見知らぬNFTは絶対に触れないようにしてください。
ガス代を見て購入やNFT移動する
NFTを購入、移動する場合にはガス代という手数料が発生します。
このガス代は24時間365日変動していて、混雑すると1回の処理するために100ドルちかく請求されることも。
ガス代はこの「ガスナウ」からリアルタイムで見ることが可能です。
赤い色が濃くなる(数値が高くなる)ほど高騰しているので、一目で分かりやすくなっているのでおすすめです。
ガス代が発生するタイミング事例
ガス代を節約すべく低速にすると処理が詰まる原因になります。
変にいじらず、ガスナウで高騰するタイミングを避けて処理しましょう。
OpenSeaのNFT出品手数料と7つのガス代発生ポイントまとめではより詳しく解説していますので合わせてチェックしてみてください。
最初は国内NFTを体験する手も
国内のNFTマーケットプレイスを使うのもひとつの手段です。
国内マーケットプレイスのメリットは以下の通り。
デメリットとしてはこちらが挙げられます。
本来の意味合いとはちょっとズレてしまいますが、イメージを掴むためにはもってこいですね。
国内海外NFTマーケットプレイスの選び方と出品方法を解説にてより具体的に掘り下げていますので合わせてチェックしてみてください。
NFTを使った稼ぎ方
NFTを使って稼ぐ方法は5点。
以下で解説していきますね
NFT転売で稼ぐ
最もポピュラーなのが、NFT転売で稼ぐ方法。
初期の安い価格帯で購入し、値上がりしたタイミングで売却して利益を獲得していくやり方です。
慣れてくると、リリース前に値上がりしそうかどうかの目星もつきやすくなってきます。
もちろんNFTプロジェクトすべてで値上がりしていくわけではないのでしっかり吟味しましょう。
オリジナルNFTを出品して売る
OpenSeaでは、誰でもオリジナルNFTを作成して販売が可能です。
自らが持つデジタルデータをNFT化して販売することにより、直接利益を得る手法。
ただこちらも出品するだけでは誰も買ってくれません。
欲しいと思ってくれる作品を展開するのはもちろん、売るための宣伝やマーケティングは必須ですよ。
NFTを変化させて稼ぐ
一部のNFTには、見た目を変えるプログラムが組み込まれている場合があります。
別途アイテムが必要な場合や、時間経過で自然に変わるものまで、変化の仕方はNFTコレクションによって異なります。
この変化により、大きく価値が上昇する場合も。
見た目変更ができるプロジェクトは、すでにNFTリリース前後までに発表がされているものがほとんどです。
NFTを購入する前に、できるだけどんなプロジェクトなのかなど情報を集めましょう。
エアドロップを転売する
NFTコレクションの中には、エアドロップがあるプロジェクトも存在します。
エアドロップ?
エアドロップとは、NFTコレクション運営者からの無料プレゼント。
ウォレットアドレスに直接送られてくるNFTやトークンのことを言います。
AというNFTコレクションを持っていると、BというNFT(トークン)がもらえ、B自体を売却して収益化が可能。
注意点は以下のとおりです。
プロジェクトが必ずエアドロップするか不明
いつどんなものをエアドロップするかも不明
価値がつくものなのかどうかも不明
もらえたらラッキーぐらいで留めておきましょう。
NFTゲームで稼ぐ
NFTゲームで遊んで稼ぐ方法もあります。
NFTゲームそのものや、ゲーム内で入手したキャラクターやアイテムなども売買可能なものがほとんど。
ハードルはものすごく高いですが、うまく立ち回れれば大きなリターンを得られる可能性も。
現在までのところ、稼げるNFTゲームとしてクリプトスペルズ・jobtribes・マイクリプトヒーローズ・元素騎士オンラインなども稼げる可能性ありそうですよ。
実は毎日遊んで$1稼げるNFTゲームはあります。知りたい方はX上でDMください
NFTゲームではこんな事例が
世界最大のNFTコレクションの「BAYC」がリリースしたこちらのゲームアクセス権。
20万円の売り出し価格だったのにフロア(最安)価格が40万円を超えて取引されています。
さらにこのゲームのハイスコア記録者には特別な鍵NFTが付与され、なんと1,000ETHで転売されたこともありますよ。
NFTが売れない時にできること
NFTを出品しても売れない時は以下の対処法をおすすめします。
それぞれ解説していきます
ETHで出品する
NFTの種類にもよりますが、売買を視野に入れているNFTであればイーサリアムチェーンで出品しましょう。
安いと噂のPolygon(ポリゴン)はダメ?
結論を言うと、ガッツリしたNFT取引用としては向いていません。
なぜなら、ETHに比べて圧倒的に利用者数と利用金額が少ないからです。
ポリゴンチェーンはガス代が安いメリットを活かして記念品や記録がわり、お試しに使うのがベスト。
上記の認識で行いましょう。
流行に乗っかる勇気も時には必要
刻一刻と変わる流行に乗っかれれば、NFT売買は非常に楽になります。
ブームとなっているタイミングであれば、似た作品は売れやすく注目度も高いからです。
一方どのタイミングでどんなものが流行るのかは分かりませんし、流行も常に変化していきます。
時には思いっきり流行に乗る勢いも時には必要と覚えておきましょう。
このミームNFTの場合は上記のイーサリアムよりもポリゴンの方が例外として向いています
マーケティングに時間をかける
意外に抜け落ちているのがマーケティングです。
なぜならNFTを出品することで満足してしまうから。
マーケティングは市場調査を意味し、NFT市場動向を分析することで対策を講じることが可能。
など、販売前に行う施策は無数にあります。
市場調査の結果を踏まえた上で、期待に応えられる作品を販売していきましょう。
コレクションに統一感を出す
テーマやコンセプトを欲張らずに統一しましょう。
購入希望者に「刺さる」コレクションを作るのが先。
といったファンを作ることが重要です。
作風がコロコロ変わってしまっては、作品の幅は広がってもファンを作るのは難しくなります。
NFTクリエイターとして人気実力をつけるまでは、統一感を持たせて展開していくのがおすすめです。
市況判断を見誤らない
仮想通貨やNFT市況が悪い時に、NFT写真を展開しても売れる可能性は低くなってしまいます。
市況が悪ければ現実生活に結びつく特典が少ないNFTに参入するメリットが少ないからです。
市況が悪い中でリリースしても、全く売れません。
企業が手掛けるものでも市況が悪ければ売れ残る世界ですから、市況を見極めた上でリリースするのをおすすめします。
Giveaway企画を開催する
Giveaway企画とは、作ったNFTを無料でプレゼントすることです。
え?あげちゃうの?
はい、あげちゃいましょう。しかもガス代をかけてトランスファー(移動)するので赤字です。
Giveawayするにあたり最低条件は以下の2点。
NFTのGiveawayを3つの要点でハックする|企画者はここを見るにて詳しく解説していますので参考にしてみてください。
さらにNFTアートが売れないを突破する8つのヒント【NFT初心者OK】にて多くのヒントをまとめていますので参考にどうぞ!
NFT出品に関するQ&A
OpenSeaにNFTを出品する際によくある質問をまとめました。
- OpenSeaは公式アプリでも使える?
- OpenSeaの手数料を知りたい
- OpenSeaで売れるNFTの種類は?
- NFTアートの始め方を知りたい
- ロイヤリティはどうしたらいい?
- NFTって今からは遅い?オワコンじゃない?
事前に疑問点を解消してくださいね
OpenSeaは公式アプリでも使える?
OpenSeaの公式アプリは閲覧専用となっています。
NFTの出品や売買はできません。
出先で気になるプロジェクトをチェックするくらいの使い方ですね。
OpenSeaの手数料を知りたい
OpenSeaのNFT売買手数料は2.5%で設定されており、NFT売却時に自動徴収されます。
そのほかに発生する手数料として
など8つのタイミングでガス代と呼ばれる手数料が発生します。
NFT出品手数料は?OpenSeaで学ぶ8つの発生ポイントまとめにて詳しく解説していますので合わせてチェックしてみてください。
OpenSeaで売れるNFTの種類は?
結論を言うと、デジタルデータであればなんでもOK。
取引されているカテゴリー
などが売買されています。
日本のNFT活用事例9ジャンル51選まとめ【何点知ってますか?】では様々なNFT活用事例を紹介していますので合わせてチェックしてみてください。
NFTアートの始め方を知りたい
上記のように、デジタルデータであればOpenSeaでNFT化して出品が無料でできます。
肝心なのはNFTアートにする元データの作り方。
無料アプリから有料ソフトまで様々なツールが出回っています。
【スキルゼロから始める】NFTアートを出品して販売する5ステップにて始め方をまとめていますので参考にしてみてください。
ロイヤリティはどうしたらいい?
ロイヤリティ(クリエイターフィー)とは、作品転売時に売上の一部が受け取れるシステムです。
売買されるたびに受け取れるため、設定してればその分収益になります。
OpenSeaであれば0〜10%まで、無料でNFT作成できるRaribleなら0〜50%まで設定可能です。
一般的に国内NFTトレーダーはほとんど気にしていませんが、海外トレーダーは嫌う傾向にあります。
【超基本】NFTの二次流通・ロイヤリティの仕組みを10分で解説!にて詳しい仕組みを解説していますので、ぜひチェックしてみてください。
NFTって今からは遅い?オワコンじゃない?
結論を先に言うと、NFTはまだ始まってもおらずオコワンでもありません。
なぜなら国家戦略にもなっている領域であり、世界的イベントにNFT技術が使われるから。
NFTアート分野では一部の投機筋が抜けたこともあり、一時期のブームは落ち着きましたが、NFTは技術でありさまざまな分野に活用されています。
国の方針でもあり、世界的イベントに使われる将来があるNFTはこれから一気に普及・拡大・成長していく産業ですよ!
NFTの将来性知ってますか?NFTが今後使われる5大イベント紹介にてさらにNFTの活用予定を紹介していますので是非一読してみてください。
今はまだOpenSeaにNFT出品がおすすめ
本記事の要点をまとめます。
OpenSeaではオリジナルNFTを作成・販売するにはガス代と呼ばれる手数料が発生しますが、世界最大のNFTマーケットプレイスに出品できます。
一方で初期費用を一切かけず、完全無料でオリジナルNFTを作成するならRaribleを使うのもあり。
OpenSeaで初めてNFT作成に挑むなら、コストが高いイーサリアムをいきなり使わずにMATICで作成してみるのが絶対におすすめ。
MATICならイーサリアムの1/100以下のコストでNFT作成ができるので、失敗しても数十円のコストで済みますよ。
ビットフライヤーやbitbankが扱っているMATIC(ポリゴン)は、イーサリアムチェーンのためNFT取引に無関係のトークンです。
コインチェックはスマホからも無料で口座開設手続きができるので、サクッと準備しておきましょう。
コインチェック公式サイト→https://coincheck.com/ja/
\無料開設まで簡単3Step/