NFTってどうやって作るの?
知識ないとNFTは作れない?
NFT作るのは高いんじゃないの?
こんな悩みを解決できる記事を用意しました。
実際に700件以上のNFT取引を身を持って経験してきました。
記事前半ではNFTの種類について、後半では実際にNFTを無料で作る方法を解説していくのでじっくり読み進めてみてください。
目次
Raribleにウォレット接続する
OpenSeaなどのマーケットプレイス同様、はじめにウォレットを接続しましょう。
接続するウォレットを選択しましょう。
ここではメタマスク接続で進めています
メタマスクが起動して署名を要求されるので署名しましょう。
Raribleでプロフィール設定していなければ、求められますが入力せずとも進めます。
利用規約と年齢に関するチェックを入れて「Finish sign-up」から進みましょう。
Display nameやメルアドは入れなくてもできますよ
作成するNFTの種類を決めておこう
Raribleでは2種類のNFTが無料作成できます。
ERC-721で販売した場合、1点ずつ固有のトークンIDが振られていることから誰にいくらで販売したのか追いやすい特徴があります。
デメリットとしてはERC-1155よりもトランスファー(NFT移動)の手数料が割高です。
対してERC-1155はERC721に比べて対象のNFTをトランスファー(移動)する手数料が安く済む特徴があります。
反面複数点すべて同じトークンIDとなるため、個別での認識がしづらいというデメリットがあります。
前半でERC-721の無料作成方法について、後半ではERC-1155の無料作成方法手順を解説していきますね。
ERC-721で無料NFTを作成・販売する3ステップ
RaribleでERC721規格のNFTを無料で作成して販売するステップは以下の3ステップです。
NFTの作成規格を決めよう
ERC -721の作成手順を解説していきます。
NFT作成画面に進みましょう。
作成するをクリックした後表示されるNFTから入りましょう。
アイコンをクリックして表示される作成する→NFTからでも同じなのでどちらでもOKです。
出品するブロックチェーンの種類を選択しましょう。
がおすすめです。
ここではイーサリアムで解説していきます
続いてタイプ選択しましょう。
ご自身の発行したいタイプを選択してくださいね。
ここではシングルで進めています
作品の情報を埋めていこう
前項の「Create New NFT」から順番に解説していきますね。
まずは作品にしたいデータをアップロードしましょう。
記載がある通り
となっていますので両方の条件をクリアしたデジタルデータをアップロードしましょう。
Put on marketplace:Raribleのマーケットプレイスで販売するならオンにしましょう。(デフォルトはオフになってます)
購入後にロック解除する場合はオンにしてください。(ここもデフォルトはオフになってます)
続いてどのコレクションに収めるのかを選択してください。
新規コレクション作成には費用(0.02ETH前後)が発生します。
一度作成したことがあるコレクションは残っています。
完全無料で行う場合はRaribleを選択してください
Free minting:ここもデフォルトはオフになっています。
完全無料でNFT作成する場合はFree mintingをオンにしてください。
作品の名前をつけてください。
作品の説明欄ですね。
ロイヤリティを設定しましょう。
Raribleでは0%〜最大50%まで設定可能です。
Show advanced settings:オプション設定ですので特に設定しなくても差し支えない箇所です。
プロパティ設定とVoiceOverで読み上げる文章を入力する欄があります。
入力を終えたらCreate itemでNFTを作成しましょう。
メタマスクが起動するので署名をしてください。
コレクションをRarible、Free mintingをオンにしていればガス代等も不要です。
ガス代が請求されたらどちらかが誤っているので一旦拒否してやり直しましょう。
無事にRaribleでNFT作成できました。
NFT化して販売開始しよう
画面表示されている「売りに出す」から販売条件設定が可能です。
一旦画面を閉じてしまった場合はトップ画面のアイコンをクリックし、表示される「My NFTs」をクリックしましょう。
ご自身のウォレット一覧が表示され、その中に作成したNFTが入っていますのでクリックしてください。
販売方法を決めましょう。
続いて販売金額と有効期限設定をしましょう。
Raribleでは販売時1%の手数料が徴収されますので手数料を差し引いた受け取り金額が表示されています。
間違いがなければConfirm listingをクリックしましょう。
画面が切り替わります。
メタマスクが起動するので署名してください。
ここでもガス代など費用はかかりませんよ。
無事に成功しました。
無事に設定した金額にて販売開始できました。
Raribleコレクションマークが無事つきました。
ERC-1155で作品を作る手順3ステップ
上記ではERC721規格にて個別作品(1点もの)を無料作成しました。
ここではERC1155規格にて1つの画像から複数のNFTを作成する手順を解説していきます。
順番に解説していきますね。
NFT作成ページに入ろう
アイコンをクリックして表示される作成する→NFTからでも同じなのでどちらでもOKです。
出品するブロックチェーンの種類を選択しましょう。
がおすすめです。
ここではイーサリアムで解説していきます
ERC1155企画でNFTを作成する場合はマルチを選択してください。
作品情報を設定しよう
ここから作成するNFT情報を入力していきましょう。
ERC721の時と手順はほぼ同じですよ。
価格設定をしましょう。Rarible手数料1%も同様に差し引かれて計上されます。
販売価格を0.001ETHに設定すると、売れた場合の手数料が差し引かれて手元に入ってくる金額が表示されます。
いつまでの販売期間にするかスケジュールを決めましょう。
購入後にロック解除する場合はオンにしてください。(デフォルトはオフになってます)
どこのコレクションに組み込むかを選択しましょう。
自分でコレクションを作成すると費用(0.02ETH前後)がかかるので注意。
ここではRarible Multiplesで作成しています
Free minting:デフォルトではオフとなっています。
完全無料でNFT作成する場合はオンにしてください。
作品の名前を決めてください。
作品の説明を入力しましょう。
ロイヤリティとコピー数をそれぞれ決めましょう。
ロイヤリティは記載ある通り0〜50%まで設定可能です。
Show advanced settingsをクリックするとERC721規格同様、プロパティ設定と音声読み上げ用の文章を入れる欄が表示されます。
特に設定しなくてもOKですよ
入力に誤りがなければCreate itemから作成に進みましょう。
NFT化して販売開始しよう
画面が切り替わります。
メタマスクが起動して署名を要求されるので署名しましょう。
コレクションを「Rarible Multiples」にして「Free minting」をオンにしていれば費用は一切かかりません。
逆にどちらかの設定を間違っているとガス代が請求されるので一旦拒否して見直してくださいね。
無事にRaribleでNFT作成できました。
View NFTをクリックするとこのような形で表示されています。
自分のNFTから見ればこのように表示されていますよ。
Raribleにて無料でNFTを作成する際の注意点
Raribleで無料NFTを発行する場合の注意点は3点。
それぞれ解説していきます。
販売するNFTの規格を決めておく
先述したとおりNFTの規格を事前に決めておく必要があります。
それぞれ販売戦略に合わせた規格を決めておきましょう。
後から変更ができません
コレクションを作成しない
Raribleでは自分のコレクションを作成すると費用がかかります。
Raribleで自分のコレクションを作るメリット
販売のしやすさでは大きなメリットですが、販売が簡単にいくような人気や知名度を持ってからでも遅くありません。
目安として0.02ETH前後かかるため、回収見込みがないともったいないのでまずは無料で作成したNFTをしっかり販売しましょう。
Free mintingを設定し忘れない
規格問わずFree mintingをオンにし忘れると、自分自身でガス代を支払いNFT化まですることになります。
Free mintingをオンにしておけば購入者がNFT化して購入するため、作者が負担をしなくて済みます。
購入者に負担かかるなら先に支払っておいた方がいいのでは?
購入者側になれば分かりますが、本当に欲しいと思える作品であれば関係なく購入してくれます。
逆にクリエイター側が費用を捻出してNFTを作成しておいても売れなければ意味がありません。
初期費用をかけずにNFT作成・販売スタートできるのがメリットなので存分に活かして販売スタートしてみましょう。
Free mintingができるチェーン
Free mintingが利用できるチェーンは「イーサリアム」のみとなっています(2023年12月現在)。
厳密に言うと購入者がNFT作成するまで、他のプラットフォームには表示されません。
ガス代が安いポリゴン(MATIC)ではFree mintingが使えないのでご注意ください。
RaribleでNFT作成に関するよくある質問
最後にRaribleにてNFTを作成する際によくある質問をまとめました。
Raribleに出品するときガス代はいくらですか?
結論を先に言うと、上記の手段でNFTを作成していけば無料です。
この2点を守ればガス代はかかりません。
完全無料でNFT化して販売できるのはRaribleの強みですね。
Raribleの手数料はいくらですか?
Raribleでの手数料は1%です。
NFT発行時は上記手段で行えば無料でできますよ。
そのほか購入時やNFTコレクション作成するとガス代が必要となります。
NFTのガス代とはなんですか?
ガス代とは一言で表現するとブロックチェーンの利用料です。
ブロックチェーンはマイナーと呼ばれる人たちの活動によって機能しています。
マイナーはブロックチェーンの監視やチェック業務をしている人たち。
ガス代はマイナーの方への報酬となっています。
NFTのガス代は誰が払うのですか?
ガス代は上記で解説したとおりブロックチェーンの利用料。
そのためブロックチェーンを利用した全員がガス代を支払います。
具体的には
場合に支払う必要があります。
ガス代はブロックチェーンの混雑状況により常に変動しています。
NFTを現金化するにはどうすればいいですか?
NFTを現金化するには3ステップ必要です。
- NFTを売却して仮想通貨を入手する
- 仮想通貨を国内仮想通貨取引所の口座に送る
- 国内の仮想通貨取引所で仮想通貨を売却して日本円にする
イーサリアム(ETH)であれば国内仮想通貨取引所は取り扱いしています。
MATIC(ポリゴン)は主要取引所ではコインチェックのみが取り扱いしています。
ビットフライヤーやGMOコインの取引しているポリゴンはイーサリアムチェーンのポリゴンのため売買できません。
ポリゴン/マティック問題1枚で全て解決!最短入手方法・用語も解説で詳しく解説していますのでチェックしてみてください。
完全無料でNFTを作るならRaribleで!
OpenSeaは仕様変更によりガス代など費用が必要となったため(2023年10月4日〜)、NFT初心者が気軽に発行できなくなりました。
そのため審査が不要で誰でもできる主要なプラットフォームはRaribleのみ。
Raribleはこれから日本のNFTが続々参入してくるかもしれません。
今のうちに触れて慣れておきましょう。
有料でもOpenSeaでNFTを作りたい!という方はOpenSeaでNFTの作り方5ステップ【最新Create機能】を参照してみてください!